住宅ローン控除でどのくらい税金が戻ってくるのか

〇 その他の要件
ほかの税制上の特例との関係では、居住した年及びその
前後 2 年間(通算 5 年間)居住用の財産の 3,000 万円の
特別控除等の特例を受けていないことが適用の要件になり
ます。
<手続き>
確定申告等
( 1年目 )
住宅取得等 借入金控除額の計算明細書、新
住 居の住 民票、金融機関の借入金年末残高
証明書、住宅の売買・工事契約書など、源泉
徴収票などとともに確定申告する
年末調整
(2 年目以降 )
税務署から交付された特別控除証明書、金融
機関の借入金年末残高証明書を会社に提出
借入 2,000 万円、35 年ローン、金利 2.5% として 8 月から入居、返済開始とした場合、次の表のようになります。
年度
単位:万円
平成
27 年分
平成
28 年分
平成
29 年分
平成
30 年分
平成
31 年分
平成
32 年分
平成
33 年分
平成
34 年分
平成
35 年分
平成
36 年分
控除額上限
19.85
19.48
19.1
18.72
18.33
17.92
17.51
17.08
16.65
16.2
180.84
所得税
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
170.3
所得税控除額
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
17.03
16.65
16.2
169.09
住民税年度分
平成
28 年度
平成
29 年度
平成
30 年度
平成
31 年度
平成
32 年度
平成
33 年度
平成
34 年度
平成
35 年度
平成
36 年度
平成
37 年度
住民税
27.45
27.45
27.45
27.45
27.45
27.45
27.45
27.45
27.45
27.45
住民税控除額
2.82
2.45
2.07
1.69
1.3
0.89
0.48
0.05
合計
19.85
19.48
19.1
18.72
18.33
17.92
17.51
17.08
項目
26
0
16.65
合計
274.5
0
11.75
16.2
180.84
住宅ローン減税
早見表
27 年 4 月入居の場合の控除額の早見表を作りました。
配偶者がいる場合の控除額(10 年)
借入金
単位:万円
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
400
88.85
133.29
161.73
162.2
162.2
162.2
162.2
500
88.85
133.29
177.75
221.55
240.07
240.5
240.5
600
88.85
133.29
177.75
222.19
266.63
299.24
306.8
700
88.85
133.29
177.75
222.19
266.63
311.08
354.58
800
88.85
133.29
177.75
222.19
266.63
311.08
355.53
給与年収
独身者の場合の控除額(10 年)
借入金
単位:万円
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
400
88.85
133.29
177.75
206.2
207.8
207.8
207.8
500
88.85
133.29
177.75
222.19
263.37
278.21
278.5
600
88.85
133.29
177.75
222.19
266.63
311.08
338.5
700
88.85
133.29
177.75
222.19
266.63
311.08
355.53
800
88.85
133.29
177.75
222.19
266.63
311.08
355.53
給与年収
コラム
すまい給付金の制度は、消費税率の引上げで増加する住宅家屋に係る税負担を緩和するために導
入される制度です。対象となる人は、住宅を取得し所有権(持ち分でもOK)を登記、その住宅に
自分で居住し(住民票で確認できること)、収入が一定以下(消費税率が 8%の場合は収入が 510
万円目安)である要件を満たすこと。住宅ローンを利用しないで住宅を取得する場合には、年齢が
50 才以上で収入額の目安が 650 万円
以下の人が対象となります。住まい給
付金は平成 26 年 4 月から平成 29 年
12 月まで実施されます。手続きは、
給付申請書を作成し、確認書類を添付
して申請することになっています。
収入の目安
425 万円以下
都道府県民税の所得割額※
6.89 万円以下
給付基礎金額
30 万円
425 万円超
475 万円以下
6.89 万円超 8.39 万円以下
20 万円
475 万円超
510 万円以下
8.39 万円超 9.38 万円以下
10 万円
※個人住民税の課税証明書で「都道府県民税の所得割額」を確認する必要があります。
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