クルミの研究 - Renesas Rulz

2015/07/11
クルミの研究
チームHIMEKURUMI(仮) 藤田 望
はじめに
生地に練りこんで焼き上げたクルミパン、すり鉢ですって野菜と
和えてクルミ和え、冷たいお蕎麦にクルミだれ、クルミ饅頭、
クルミ豆腐、クルミ餅……。
クルミは私たちの毎日の食卓に欠かすことができません。そんな
私たちの生活と切っても切り離せないクルミについて研究をして
みることにしました。
クルミ(胡桃、山胡桃、漢語:胡桃(ことう)、英語:Walnut、学
名:Juglans)は、クルミ科クルミ属の落葉高木の総称。また、食用
に利用されるその実を指す。夏の季語としては花を、秋の季語とし
ては実を表す。木工材料としての用途ではウォールナットと英名で
呼ばれる。
原産地はヨーロッパ南西部からアジア西部とされる。北半球温帯
地域のやや冷涼な気候を好み、降雨量の少ない地方に分布する。
葉は羽状複葉、雌雄同株で樹高は20mにも及ぶ。春頃に葉の脇か
ら雄花の穂が垂れ、雌花が直立した後、夏頃に3~4cmほどの球形
の実をつける。
仮果と呼ばれる実は緑色をした肉質の外果皮に包まれており、そ
の中に堅い内果皮(=殻)を持つ核果がある。核果の中の子葉部分
(=仁)を食用にする。木の実の中では脂肪分が豊富であり、子葉全
体の約65%を占めている。またビタミンEやビタミンB群、ミネラ
ル類を豊富に含み、非常に栄養価の高い食品として知られる。子
葉部分を圧搾して採られる油は食用の他、空気にさらされて酸化
し固まる性質があるため木工製品の仕上げや油絵具の材料として
も利用される。
食用のクルミの生産は中国が世界の生産量の約半分を占め、以
下、イラン、アメリカと続く。日本では長野県での栽培が多い。
人類に利用された木の実としては最古のもののひとつとして挙げら
れ、その歴史は紀元前7000年にまで遡るといわれる。古代ローマ
人は "Juglans regia"、「ユピテルの聖なる木の実」と呼び珍重し
た。学名の 'Juglans' はこれに由来する。
日本では縄文時代の遺跡から核果の出土事例がある。また、「縄
文クッキー」の名で知られる長野県の曽利遺跡においてはじめて
発見されたクッキー状炭化物の材料のひとつと考えられている。
日本の律令制下での租税制度であった租庸調(そようちょう)のな
かで、甲斐国(現在の山梨県)からの調としてクルミが含まれていた
ことが平城京から出土した木簡の記録で確認できる。
シナノクルミ
現在日本でもっとも多く栽培される品種。現在の日本で一般にク
ルミというとこの種を指すことが多い。近代になって日本に移入
された中国原産のテウチクルミ(カシクルミ)とイラン原産のペル
シャクルミとの交雑種と考えられている。
核果が大きい
●子葉部分(=可食部分)が大きい
●核果の殻が薄く割りやすく食用利用に適している
●味は癖がなく甘みがあり食べやすい
●庭木として利用されることも
●
オニクルミ
日本原産種であり、北海道から九州までそこらの山にけっこう生
えている。シナノクルミと比べて僅かだが栽培も行われている。
古来「クルミ」と言えば一般にこの種を指していた。実が小さく
丸いため良く転がる。「くるくる転がる実」から転じて「クル
ミ」の名がついたという説がある。
●核果は小さい
●子葉部分は少なめ
●核果の殻が非常に堅く割りにくい
●味は風味豊かで美味
●殻を砕いてパウダー状にしたものは機械部品の研磨やスタッド
レスタイヤの材料に配合され利用されることがある
ヒメクルミ
日本原産種であり、僅かだが栽培も行われている。
オニクルミと比べてなんかかわいいのでその名がついたという
説。
核果は小さめ
●子葉部分は少なめ
●核果の殻は硬く割りづらい
●味は風味豊かで美味
●核果の表面が滑らかで先端が尖っている
●殻を割ると子葉部分がハート型をしておりカワイイと評判
●
そんなわけで、ヒメクルミをイメージした
マイコンボードを作ってみたのだった。
仮称 HIMEKURUMI
仕様
搭載MCU:
ルネサスエレクトロニクス製 R5F1006EASP
RL78-S2コア 32MHz
フラッシュROM容量 64KB, データROM容量 4KB
RAM容量 4KB
GPIO 入出力 13, 入力 3, アナログ入力 6
割り込み入力 3
シリアル(UART, SPI, I2C) 2ch
基板サイズ:
20PIN DIP(300mil) とほぼ同等
HIMEKURUMI(仮)の目指すところ
小さい模型等に組み込む用、あるいはウェアラブル用、その他小型
機器に組み込む用を想定する。GR-KURUMIはサイズも小さく良い
ボードなのだが、用途によってはまだ大きい場合があり、それを補
完するものにしたい。
GR-KURUMIよりも低コストで量産できれば手軽な電子工作用や学生
の学習用途にも向くかもしれない。
ライブラリやツールはGR-KURUMIのものにタダ乗りする。僅かな修
正で使用できる筈なので、開発コストは小さいと予想。また、GRKURUMIとの互換性も高いものとなる筈である。HIMEKURUMI(仮)
用に修正改良したライブラリやツールでGR-KURUMIにも有用な部分
はフィードバックし、互いにメリットのあるものとしたい。
GR-KURUMIとの大きさの比較
基板はいまのところ aitendo で売ってた基板を
そのまゝ使うという大変安易な造りとなってます。
先の基板にほゞマイコンをハンダ付け
するだけという実に安易な造り
回路図もこんな感じで実に安易
64kBのROM容量で大丈夫?
GR-KURUMI の最新のライブラリである v1.09 のデフォル
トスケッチ(LED を点滅しつゝ現在の温度をシリアルに出力
する内容)をビルドすると生成される kurumi_sketch.bin の
ファイルサイズは 53kB 程になりますが、今回
HIMEKURUMI(仮) では様々なテクニックを駆使すること
で、同じ内容のスケッチをビルドして、生成される
kurumi_sketch.bin のサイズが現時点で約 9.5kB と大幅な
減量に成功しており、64kB の ROM 容量で不足はないと考え
ております。
現在の状況
●
試作ボードを2枚作成
●
E1を接続しての動作確認
●
Renesas Flash ProgrammerでのE1を使用しての書き込み
●
Renesas Flash Programmerでの1線UART書き込み
●
Kurumi Writer (for Windows)での書き込み
●
かんたんなテストプログラムによるLチカ
●
GR-KURUMIライブラリ移植(作業中)
今後の予定
●
GR-KURUMIライブラリ移植(継続)
●
Kurumi Writer (for Windows)の1線UART書き込み対応
●
HIMEKURUMI(仮)を使用した工作をいくつか制作
●
基板設計と量産化
●
ドキュメント作成
HIMEKURUMI(仮)のこれからにご期待下さい!
ご清聴ありがとうございました