201502-02 CS+ CC-RX コンパイラ V2.03.00 へのリビジョンアップのお知らせ CS+ CC-RX コンパイラを V2.02.00 から V2.03.00 にリビジョンアップしました。 1. リビジョンアップ内容 1.1 最適化強化生成コードの性能を改善します。 1.2 標準ライブラリのリエントラント化対応ライブラリジェネレータ(lbgrx)に-reent オプションの指定を行うことにより、リエントラント化された C 標準ライブラリを作成できるようにします。生成された C 標準ライブラリに、3 つの低水準関数をお客様にて作成いただくことで、rand 関数および srand 関数を除く C 言語標準ライブラリ関数をリエントラント化することができます。 1.3 .OFFSET 疑似命令が作成した空き領域のデータ出力抑止に対応 S レコード・ファイル(～.mot)またはヘキサ・ファイル(～.hex)に対して、 .OFFSET 疑似命令の記述によって作成された空き領域への無効データ(03H)出力を抑止する機能(-create_unfilled_area オプション)に対応します。 1.4 プリデファインドマクロの追加次のプリデファインドマクロを追加します。 - C/C++コンパイラ __CCRX__: ccrx により C/C++ソースとしてコンパイルされることを示します。 - アセンブラ __ASRX__: asrx によりアセンブリソースとしてコンパイルされることを示します。 __RENESAS__: ルネサス製アセンブラであることを示します。 1.5 const 領域に割り付けられる変数の出力順序を変更 const 領域に割り付けられる変数において、初期値のあるものとないものが混在する場合に、変数をセクションに出力する順序を変更します。詳細は、ルネサスエレクトロニクス株式会社のホームページをご参照ください。 http://japan.renesas.com/products/tools/coding_tools/compilers_assemblers/rx_compiler/ Documentation.jsp CC-RX V2.03.00 RX ファミリ C/C++コンパイラユーザーズマニュアル 11.4.3 V2.03 以降【V1.00 ～ V2.02 との互換性】 (1) const 型で初期値のない静的変数について 1.6 不具合改修 (1)以下の問題を改修しました。 - 初期値を伴う集成体に関する注意事項 (RXC#034) 問題の詳細は、下記のお知らせをご覧ください。 2014 年 12 月 5 日掲載「RX ファミリ用 C/C++コンパイラパッケージ(統合開発環境 CS+(CubeSuite+)版)、および RX ファミリ用 C/C++コンパイラパッケージ (統合開発環境 High-performanceEmbedded Workshop 版)ご使用上のお願い」 http://www.hitachi-ul.co.jp/system/XSOFT/news/pdf/news1412_02.pdf (2)以下の問題を改修しました。 - アドレス定数式の初期値を伴う関数内 static な集成体と共用体に関する注意事項 (RXC#035) - 変数に一致と大小比較判定を両方行う場合の注意事項 (RXC#036) 問題の詳細は、下記のお知らせをご覧ください。 2015 年 2 月 26 日掲載の「CubeSuite+版 RX ファミリ用 C/C++コンパイラパッケージご使用上のお願い」 http://www.hitachi-ul.co.jp/system/XSOFT/news/pdf/news1502_01.pdf 2. アップデート方法無償でオンラインアップデートできます。以下のいずれかの方法でアップデートしてください。 2.1 CS+ V3.00.00 以降を使用している場合 (1)アップデートマネージャを使用するスタートメニューからプログラム -> Renesas Electronics CS+ を選択し、アップデートマネージャを起動してアップデートする。注意: ラピッドスタートを有効にして CS+を起動している場合は、 CS+を一旦終了した後にアップデートマネージャを起動してください。ラピッドスタートにより CS+が Windows 上の通知領域 (タスクトレイ) 内に常駐している場合は、エラーが発生し、以下のメッセージが表示されます。 --------------------M0120001 "CS+W.exe" が起動中のため、インストールは中断されました。次回ツール起動時に再開されます。 --------------------- (2)Web からインストーラをダウンロードする。以下のルネサスエレクトロニクス株式会社のダウンロードサイトから CS+ CC-RX V2.03.00 をダウンロードしてインストールする。 http://japan.renesas.com/cs+_download 2.2 CubeSuite+ V2.00.00～V2.02.00 を使用している場合 (1)アップデートマネージャを使用する 2.1(1)と同じ方法でアップデートする。 (2)Web からインストーラをダウンロードする。以下のルネサスエレクトロニクス株式会社のダウンロードサイトから無償評価版 CS+ V3.00.00 をダウンロードしインストールする。その後に CS+用 CC-RX V2.03.00 をダウンロードしてインストールする。 http://japan.renesas.com/cs+_download ※CubeSuite+ CC-RX V1 と CS+ CC-RX V2 は別製品です。製品版としてご使用になるには、それぞれのライセンスキーが必要です。尚、CS+ CC-RX V2 へアップデートしても、V1 は引き続きご使用になれます。 3. アップデート対象製品製品名 RX ファミリ用 C/C++コンパイラパッケージライセンスパック V.2 製品型名 PRX00CSP2-MWR (c) Hitachi ULSI Systems Co., Ltd. 1995,2015. All rights reserved.