第12号

平成27年1月16日(金)発行
第12号
第2回家庭学習強調旬間実施中
1月7日(水)~20日(火)
発行:新潟市立宮浦中学校
広報部
V字回復で終わらせない
~本気で日常を変えよう~
校
長
坂井
正樹
さあ、授業再開です。生徒会役員と職員が朝の玄関前で、「おはよう」と元気に声をかけて
います。すっかり見慣れた光景ですが、背中を丸めて足早に登校する生徒からも、
「おはよう」
という声が返ってきます。また、昨日のインフルエンザ対応でも全職員が玄関で生徒を見送っ
ていました。これも当たり前の風景となっています。
本気で日常を変えよう
当校は、規範意識の改善と思いやりの醸成を進めることでV字回復を図ってきました。そし
て、その先のステップアップこそが重要と考えています。そこで、元旦の新聞対談記事で心の
残った橋本五郎さんの言葉をヒントにしたいと思います。
橋本さんは、12月の選挙の投票率の低さを例に、「すっかり準備しないと投票に行かない
なんておかしい」と指摘し、
「行く気にならないのは政党や政治が悪い。もっと努力すべきだ。」
と多くの人たちが声高に唱える現象を憂いています。また、私たち国民の中にも大人になって
いない人が多いと述べ、その傾向が大学生から子どもにも広がっているとも指摘しています。
対応策として、一人称の意見を持ち、「みんながするからする。みんながしないからしない」
ではなく、「私はなぜするか、なぜしないか」という「私は」という一人称で意見を持つこと
が大切だと説いていました。
次年度、いよいよ全ての学年で少人数学級が完全実施となります。1学級30名程度となり、
授業が大きく変わらねばなりません。学習もより生徒が積極的に取り組める形に進化していき
ます。具体的には、当校の伝統である小集団を生かした話し合い活動の更なる活用です。文部
科学省は、アクティブラーニングという新たな言葉で授業形態の変化を期待していますが、当
校で既に取り組んでいる内容と大きな違いはありません。課題は、日常の授業における話し合
い活動の精度をいかに高めるかにあるのです。そうなると、更なる教師の力量アップが求めら
れるのは間違いありません。
学習指導部長
剛
第2回の家庭学習強調旬間を実施しております。今回は塾や家庭教師以外に自主的に机に向かって
いる時間を知るとともに、テレビ・パソコン・携帯・ゲームなどに費やしている時間を知り、時間を
有効に使う習慣を身につけることが目的です。
前半の結果を抽出で平均してみたところ、表のよう
平均学習時間
メディア時間
な結果になりました。3年生は入試前と言うことも
1年
1時間18分
1時間48分
あり、3時間以上の学習時間となっています。
2年
1時間20分
1時間55分
1,2年生は大きな違いはなく、学習が約1時間2
3年
3時間34分
1時間13分
0分、メディアの時間が2時間弱となりました。ベネ
ッセ教育総合研究所のデータによると中学2年生の平
宮浦中 学校1/15
均学習時間は87分だそうです。
宮浦中学校は平均より若干少なめ
の数字となりました。このデータを
もとにすると、73%の中学生は一
日1時間以上家庭学習をしていると
いうことがわかります。家庭学習時
間が0もしくは1時間に満たない生
徒は考えてみる必要があるようです。
家庭学習の妨げとなりうるものに
前述したテレビ、パソコン、携帯、
ゲームなどがあります。最近の中学
生は2時間3時間とテレビを見続ける
ベネッセ教育総合研究所HPより
ということはことは少なくなっている
ようですが、きりのないゲームに時間を延々と奪われたり、友達とのメールをしながら勉強をすると
いうようなことが多くあるようです。あまりに長くゲームや携帯をすることは、人間が機械に奴隷に
されているような姿を想像してしまいます。
家庭学習強調旬間後半ではこのメディアの時間を半分にしてみましょうという取組です。家庭でも
もう一度、きまりを見直す機会にしていただければと思います。
私は、先日サッカーの指導者会議に参加する機会を得ました。W 杯ブラジル大会を総括し、
日本と世界の差をいかに埋めるかは、育成年代(小中学生年代、高校生年代)の強化と指導者
養成以外に道がないことを学びました。そして、当校も新潟市のトップクラスを維持し続ける
ため、更なる小学校との連携と教師一人一人が日常の授業を本気で変える覚悟が求められてい
ると強く感じたのです。誰かに言われなくとも、生徒にとってわかりやすい授業づくりを目指
し、「私は」授業をどのように変えるか、を問う姿が当たり前となるよう全職員で取り組まね
ばなりません。
「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない」。自戒を込めての言葉ですが、
ステップアップには必須なのです。
-1-
加藤
-2-
新生徒会本部体制スタート
生徒会会長
居城夏生(2年2組)
書記長
間宮
蒼(2年4組)
僕は、生徒の皆さんや地域の方々の声を生かし
私は、全校生徒一人一人が安心して生活できる宮
ながら、「みんなで創り上げていく生徒会」を目 浦中学校を目標として活動していきます。そのため
指します。そのためには、信頼が必要です。一人 に生徒会はどんなことをしなければならないのかを
一人に個性があるし、価値観も違います。そんな 考えて行動していきます。残念ながら今の宮浦中学
中、相互理解をするためには、納得のいくまで話 校は決まりを守れていない時があります。ポスター
し合い、良さを認め合うことが大切です。だから、 や新聞などで徹底的に呼びかけ、そのようなことを
積極的に多くの人と話をして、信頼関係を築いて 減らしていこうと思います。また宮浦中学校の長所
いきたいです。
である運動会や宮浦祭などの行事での団結力を、さ
たとえ小さな一歩であったとしても、確実に、 らに強めていきます。
一歩ずつ、理想とする姿に近づいていければと思
書記長の仕事の一つに毎週発行しているMSK新
います。学校をよりよくするため、全ての活動に 聞があります。この新聞を通して生徒会をより身近
精一杯取り組みます。よろしくお願いします。 に感じてもらい、全校生徒と生徒会の架け橋になれ
るよう努力していきます。これから1年間よろしく
お願いします。
生徒会副会長
2年1組
新井萌々菜
私は、事務局員として、自らが模範となれるよ
うな行動をとりたいです。
また、自分から積極的に仕事を見つけ、少しで
も生徒会や宮浦中学校に貢献できるようにしたい
です。
2年1組
鈴木真由
私が事務局員として頑張りたいことは、生徒会四
役の皆さんをサポートすることです。たとえば、行
事を行う時スムーズに進められるようにしっかりと
サポートします。また、自分のできる仕事を積極的
に見つけて行動していきます。
玉川はるの(2年3組)
この度、副生徒会長となりました玉川はるので
書記長 三村 周(2年4組)
す。
僕は、今まで先輩方がつくりあげてくださった「行
私は、この宮浦中学校を活気のある学校にして 事に燃える」ということをしっかり受け継ぎたいと
いきます。そのために、全校生徒参加型の生徒会 思っています。具体的には、MSK新聞でその行事
にします。学校の行事は全校生徒の皆さんの協力 の中心となる人にインタビューした内容の特集号を
なしには成り立ちません。そこで私は生徒会活動 作ろうと考えています。そして、活気あふれる行事
のさらなる「見える化」という公約を立てました。 にしたいです。また生活態度5項目をしっかり実行
「見える化」は、平成26年度生徒会本部の先輩 して、生徒会役員としての責任を果たします。当た
方も行っていました。旧本部の先輩方の様子を事 り前のことを当たり前にして模範となれるようにし
務局員として一年間見てきました。「見える化」 ます。そして、当たり前のことが当たり前にできる
で本部と全校生徒との距離が縮まっていくのを感 学校を目指します。これらのことを通して他校の先
じました。これからも続けていき、さらによい宮 生方や地域の方々に「良い学校ですね」と言われる
浦中学校をつくっていきます。
ような学校を目指して頑張ります。
生徒会副会長
生徒会本部事務局員決まる
小澤哲平(2年3組)
応援団長
1年1組
坂井一綺
1年1組
辰口凜奈
「遅刻者ゼロ」「あいさつ意識の向上」
私は生徒会事務局員として、宮浦中学校を日本一
この二つを、生徒会本部の一員として、実現し の学校にすることに貢献します。そのため、生徒会
たいです。そのために、全校生徒が楽しめるアイ 役員の皆さんをしっかりサポートしていきます。
ディアを出し、さらに活気あふれる宮浦中学校生
よりよい宮浦中学校を目指して、協力しながら頑
徒会をつくっていきたいです。
張っていきます。
1年4組
本間湧伍
私は、生徒会四役をしっかりとサポートし、責
任感をもって活動していきたいと思います。
また、仲間との協力を大切にし、効率よく活動
していきます。
宮浦中学校をもっと良くしていくため、精一杯
努力したいです。
1年1組
高久春果
私は、普段から、生徒会本部事務局員としての自
覚と責任をもって行動します。また、生徒会四役の
先輩方をしっかりとサポートします。そして、宮浦
中学校生徒会に、少しでも貢献できるよう、精一杯
活動していきます。
若林悠太(2年2組)
この度、副生徒会長となりました小澤哲平です。 僕は「平成27年度宮浦中学校応援団長」として、
僕は、生活態度5項目などのきまりをしっかり守 様々なことにチャレンジしようと思っています。そ
れるような学校をつくっていきたいと考えていま の中で特に力を入れたいのは、朝会の整列を早くす
す。そのために、呼びかけることはもちろんです ることです。このことは当たり前なのですが、今は
が、自分が模範となり、尊敬されるような行動を この当たり前のことができていません。しかし、こ
常に心がけます。
れを実行する力は、もちろん持っています。僕たち
また、学校の雰囲気向上にも努めます。そのた リーダーがもっと声を出せば、きっとできると考え
めに、新イベントをしたり、生徒会アワーに新コ ています。
ーナーを設けたりして、学校が盛り上がるように
新生徒会本部がこの改革を実現できれば、次の生
します。
徒会、また次の生徒会と、引き継いでいけるように
この宮浦中学校を、さらに素晴らしい学校にし なると思います。これは新しい伝統をつくるという
ていくために、力を尽くしていきますので、ご協 ことです。ですから、僕は今やれる精一杯のことを
力よろしくお願いします。
やろうと思います。
※インフルエンザが流行しています。注意喚起の文書をご確認ください。
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