中学2 理科 中3年 授業者 指導者 司会者 記録者 髙山 寺島 今井 細田 雅希 努 栄浩 一成 エネルギーと仕事 (飯田市立旭ヶ丘中学校) (南信教育事務所指導主事) (飯田市立旭ヶ丘中学校) (飯田市立旭ヶ丘中学校) 1 本時の主眼 仕事について学習した生徒が、動滑車を使うと自分の 体を持ち上げられる理由を考える場面で、滑車の使い方 ③TV画面を見ながら実験方法を確認し、実験を行う。 ・定滑車と動滑車の説明を受け、TV画面で実験方法を 確認し、班ごとに実験を行う。 ④実験結果をもとに明らかになったことを考察し、発表 する。 ・実験結果から動滑車を使うと力が大体半分になってい ることを確認する。 ⑤本時の学習を振り返る。 に着目し、動滑車でおもりを持ち上げるときの力の大き さを調べることを通して、動滑車を使うと必要な力が半 分になることを理解する。 4 研究会の要点 ①導入にストーリー性があり、実際に滑車を使って引き 上げる体験が素晴 2 視聴覚教材の役割 ①実験方法の確認の場面で、自作のプレゼンテーション を用いて説明を行った。 らしかった。 ②最後の画像を実験中 提示し続けたこと は、実験装置が理解 しにくかった生徒 にとって、画面を確 認しながら実験を 行っており、有効で あった。 ②実験中、実験装置の写真を提示し続け、生徒が実験方 法を常に確認できるようにした。 ③定滑車と動滑車を使った時の引く力と引く距離の違い を次の時間に解析するために、デジタルカメラで実験 装置の状態を記録させた。 3 授業の大要 ①希望者が滑車を使って、自分の体を持ち上げられるか チャレンジしてみる。 ・定滑車を使って友達を引き上げようとするが、重くて 引き上がらない体験をした後、動滑車を使って友達を 引き上げる体験をする。最初は引き上げられなかった が、滑車を組み替えるとなぜ引き上げることができた のかという疑問から、学習問題を設定する。 ②予想と解決への見通しをもつ。 ・動滑車を使うと、なぜ引き上げられたのかを予想し、 自分たちで滑車を使って実験をして調べるように促す。 5 今後に残された課題 ①視聴覚機器利用の授業でありながら、提示する図が全 体的に細かくて見づらい部分があった。 ②静止画だけでなく動画を含めると、さらに実験方法の 理解を促したのではないか。 6 指導者の評 ①大きな実験装置があり、生徒たちの授業に対する期待 感が違っていた。 人命救助のストーリー性が良かった。 できれば友達を引き上げる体験を全員にさせたかった。 ②予想の根拠が乏しかった。動滑車と定滑車の違いを考 えるとき、TVモニターを活用できたのではないか。 考えるポイントを明確にして示すことで、考えるてだ てになっていくだろう。 ③「教科書を見なさい」と言ってもどこを見ているのか わからないが、モニターで説明することで、見せたい ところを生徒がしっかり見ることができていた。
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