記者会見資料 平成28年3月11日(金) 総務部総務課(行政係) 担当:畠山,小野寺(内線 221) 復興祈念公園の候補地に「陣山」を選定しました ■本市では,東日本大震災による犠牲者の追悼と鎮魂を目的とした復興祈念公園を整備す るため,今年度候補地の選定を進めてきました。 ■候補地については,関係課で構成する庁内検討会で「津波浸水被害を受けていない高台」 「海が見え,復旧・復興の様子が一望できる」等の抽出条件を定め,具体的な抽出及び評価 は第三者に調査を委託し作業を進めた結果,「漁火パーク」「内湾(陣山)」「片浜」「日門漁 港」「津谷川右岸」の5箇所の中から 1 箇所を選定することとなりました。 ■選定にあたっては①災害の爪痕が激しく残った等の象徴的・印象的な場所,②地域に古く から親しまれている場所,③市民の通いやすい場所及び④地域再興を実感できる場所の観点 から検討するとともに,市議会議員全体説明会で意見を求め,「内湾(陣山)」を選定しました。 ■今後,地権者や復興庁等関係機関と協議し,復興祈念公園整備にかかる基本計画を策定 し,具体的な施設整備については市民の意見も聞きながら進めていきます。 【陣山について】 1 位 置 ・地 勢 鹿折地区,内湾地区の中間に位置する高台(標高約50~57m)。 2 敷 地 面 積 約5,000~7,000㎡ 3 現況土地利用 松林を主に樹木が植生(民有地) 4 その他 特 徴 ① 市民のほとんどが約30分以内で通うことができます(三陸沿岸道路及び大島架橋整備後 を想定)。 ② 鎮魂の森に位置付けられる安波山を背にし,眼下には甚大な被害を受けた鹿折地区~内 湾地区が広がっており,亀山,水平線も一望できます。 ③ 当該地は埋蔵文化財である「陣山館跡」の史跡です。 【選定の観点及び理由】 選定の観点 選定の理由 第18共徳丸等の大型漁船が打ち上げられ,また津波 災害の爪痕が激しく残った等の象徴 火災の発生等の未曽有の災害によって壊滅的な被害 的・印象的な場所 を受けた中心市街地に最寄である。 地域に古くから親しまれている場所 安波山に最寄である。 1/2 気仙沼市民の通いやすい場所 気仙沼市民のほとんどが約30分以内に通うことができ る。 地域再興を実感できる場所 眼下に広がる鹿折地区及び魚町・南町地区における土 地区画整理事業に加え,現在建設中の気仙沼市魚市 場,三陸沿岸道路「(仮称)気仙沼湾横断橋」,更には 遠く水平線を眺望できる。 【陣山の風景】 図1:陣山の風景(背後に安波山,眼下に気仙沼湾が広がる) 図2:陣山からの風景(気仙沼湾を望む) 関連する市震災復興計画重点事業 №53「鎮魂の森及び震災復興・防災祈念公園の整備」 2/2
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