今日は、べジ気分! - NPO法人 日本ベジタリアン協会

今日は、 べジ気分!
ベジタリアンと大豆は切っても切れない間柄。
少し、
ベジな生活をのぞいてみませんか?
スティービー・ ワンダーやデビッド・ ボウイなど、 海外セレブも
訪れる東京・原宿の老舗自然食レストラン、モミノキハウスと、
NPO法人日本ベジタリアン協会評議員でオーナーシェフの
山田英知郎さんを、 みわあきこがご紹介します。
目にも鮮やかな新鮮野菜の一皿
今月のベジーさん
やま だ えい ち ろう
山田英知郎さん 安全 ・ 安心な料理
●料理は想像力●
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モミノキハウスは、今年 周
年を迎えます。 年間はあっと
いう間で、レストランに通うの
が楽しく、ひと時も料理への情
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熱が絶えることがなかったそう
です。
山田さんが 年間大切にして
きたことの一つが想像力。
「料理
に必要なのは素材。安全な素材
というのが %、料理人の技術
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~モミノキハウス
オーナー~
●おいしい物が大好き●
1 949 年 9月生まれ。 東京都出身。 66 歳。 祖父、 父 共に和食
のシェフをしていたため、 子供の頃の遊び場はキッチンだった
そうです。 食べることが大好きでおいしいものには目が無く、
お手伝いをしてはコッソリつまみ食い。 そのせいか魚を 3 枚に
おろすなど、 この頃からお手のもの。 中学生の時はパン屋で、
高校生の時は肉屋でバイトし、 料理 ・ 食というものは常に身近
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にあったそうです。
が %、そして残りの %は料
理人の想像力なんだよ」と山田
さん。
音楽アーティスト、陶芸家、
画家などの友人との時間を大切
にし、またアート展やミュージ
アムなどへ赴き素晴らしい芸術
に触れ、想像力を膨らませるよ
うにしていらっしゃいます。そ
して厨房に戻り、刺激され研ぎ
澄まされた感性を、料理という
芸術で表現するそうです。
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●世界を食べつくす●
高校卒業後、 芝パークホテルのフランス料理店で 3 年修行し、
21 歳の時に渡米。 アメリカに 2 年、 その後イギリスに 2 年間、
またヨーロッパやアジアへも旅をし、 そこにしかない現地の味を
求めて食べ歩きしたそうです。 世界中の食事を食べつくし、 最
後に戻ってきたのはやはり日本食。 日本食の原点 ・ 哲学を学
びたく、 50 年を超える歴史のある日本食、 特にマクロビオテ
ィックの考えを持つ料理学校で食について再度学び、 その後
1 976年にモミノキハウスをオープンされました。
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いただける食のリゾートを作る
ゃいます。
からの観光客も押し寄せる、と
NPO法人日本ベジタリアン協会
こと。安全な食事を求めて海外
年間、原宿のまちづくりに
貢献してきた山田さんの次なる
<協会事務局>
〒 532-0003 大阪市淀川区
宮原 1-19-23-410
☎06-6868-9860
http://www.jpvs.
org
●自然はパーフェクト●
もある自然食。いい素材、安全
目標は、ベジタリアン、ビーガ
山田さんはこの壮大なプロジ
ェクトを、モミノキハウスを通
●リゾート国家
新しい日本を作る使命●
な素材でお客様に安心して食べ
ン、マクロビアンレストランを
し多くの健康を考えるお客様と
いう景色を思い描いていらっし
ていただくため、モミノキハウ
今の100倍に増やし、日本中
共に実現していきたい、とおっ
しゃっていました。
みわ あきこ (理事)
もう一つ大切にしていること
は、レストランのコンセプトで
スで使用する野菜のほとんどが
どこへ行っても安全なお食事が
※自然栽培
不耕起 (耕さない)、不除草 (除草しない)、不施肥 (肥料を与えない)、無農薬 (農薬を使用しない)を特徴とする農法。
自然栽培のもの。
「自然栽培の野菜は、
太陽、
水、
土のエネルギーを吸った自然の
リズム、自然の恵みが詰まって
いるからね。土の中には私たち
が必要なものが全て含まれてい
るんだよ。私たちは単に野菜を
食べるんじゃなくて、野菜から
150-0001 渋谷区神宮前 2-18-5
TEL&FAX:03-3405-9144
土に含まれる自然のエネルギー
モミノキハウス
をいただいているということだ
モミノキハウスにお越しにな
るお客様に、自然のエネルギー
で元気で健康になってほしい。
山田さんにとって日本食、フ
ランス、中国、東南アジアなど
料理のジャンル分けは関係な
く、必要な大切なことは、自然
栽培で作られた活き活きとした
力みなぎる野菜を使うこと。そ
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※
れが何よりも重要なのだそうで
す。
~ベジーなレストラン~
ね」
ヘルシーで自然の恵みが詰まった自然食メニューの数々
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