警察本部庁舎冷暖房設備点検整備業務委託仕様書 1 業 務 名 警察本部庁舎冷暖房設備点検整備業務委託 2 実施場所 秋田市山王四丁目1-5 3 ほか1箇所(警察本部庁舎、第二庁舎) 実施期間 平成28年4月1日から平成29年3月31日まで 4 実施概要 (1) 警察本部庁舎及び第二庁舎に設置されている冷暖房設備を、正常かつ良好な運転及 び作動状態に維持するための、点検、整備、保守作業を実施する。 (2) 警察本部第二庁舎設置のGHP7台(GCP-1、11、12、14、20、24、 26の計7台)の10,000時間定期部品交換を実施する。 (3) 機器故障発生時における緊急臨時点検を実施する。 5 実施範囲 (1) 点検整備を行う範囲は、次のとおりとする。 【本部庁舎】 ア 冷温水発生機(冷房能力70RT暖房能力254,000kcal*2) 4台 (冷房能力80RT暖房能力254,000kcal*2) イ 冷却塔(冷却能力862,000kcal*2) (2基)1式 ウ パッケージエアコン(冷房能力25KW) (1台)1式 エ ポンプ オ 揚水ポンプ 2台 カ 空気調和機 7台 キ ファンコイルユニット ク 膨張タンク 1台 ケ オイルタンク 1台 コ 自動制御設備 14台 180台 中央監視装置 1式 自動制御機器 1式 【第二庁舎】 ア 冷温水発生機(冷房能力249KW 加熱能力223KW) 2台 イ 冷却塔(冷却能力463KW) 2台 ウ エアハンドリングユニット 9台 エ パッケージエアコン(冷房能力12.5KW~71KW) オ ガスヒートポンプ カ ガスエンジン キ ポンプ 5台 ク 膨張タンク、ヘッター 3台 14台 194台 28台 ケ 6 中央監視自動制御設備 1式 実施内容 (1) 点検整備の作業内容は、別表のとおりとする。 (2) 冷温水発生機、自動制御設備の点検及び作業は、メーカーの専門技術教育を受けた者 が実施し、その点検項目及び結果報告書はメーカー仕様に準拠するものであること。 (3) 消耗品等については、メーカー純正品(推奨品)を使用し、メーカー仕様以外の改造 は行わないこと。 7 一般事項 (1) 本仕様書は、設備機器の点検整備等についての大綱を示すものであるから、本仕様書 に記載なき事項であっても常識的に必要と認められるものについては、請負者において 充足するものとする。 (2) 本業務実施中に本特記仕様書にない不具合、不良箇所を発見したときは、速やかに監 督員に連絡し、別途協議すること。 (3) 業務実施に先立ち、実施計画書を提出し、監督員と協議するものとする。 (4) 業務実施にあたり庁舎に入るときは、作業員名簿を作成し、メーカーの専門技術教育 を受けた者については、資格者証またはそれに類する書類を提出し発注者の確認を受け ること。 また、作業内容が多岐にわたる場合は工程表、作業車が入る場合はその配置図を添付 し、提出すること。 (5) 本業務を完了したときは、下記の書類を提出すること。 ア 業務実施報告書(点検、整備、調整、試運転記録書、検査報告書等) イ 業務日誌 ウ 業務施行状況写真 エ その他監督員が必要と認め提出を求めた書類 (6) 各設備毎の業務完了時等には、監督員の立会いを求め確認を受けること。 ただし、監督員が不要と認めた場合はこの限りではない。 (7) 業務実施に必要な計器、工具及び雑材料はすべて請負者の負担とする。 (8) 故障等が発生した場合は至急点検調整にあたること。 (9) 運転・日常保守点検業務員に対し、運転状況・運転記録を確認し、運転指導を行うこ と。特に取り扱いの過誤が機器の損傷や重大事故に直接結び付くような場合は、文書を 提出する等して注意を喚起すること。 (10) その他、別添委託業務共通仕様書によるものとし、本特記仕様書について疑義の生じ た場合は監督員と協議のうえ決定するものとする。 別表 機 器 名 1 冷温水発生機 点検回数 4回 作 業 内 容 ・本体及び部品損傷の有無確認 ・本体冷暖切替作業、4回点検(冷暖2回/年) ・電気系統点検 ・抽気装置運転確認 ・付帯設備切替確認 ・胴内真空度確認 ・燃焼装置分解点検 ・保安装置、各制御機器機能点検 ・吸収液サンプリング採取、状態確認 ・冷却水系統解放点検 2 冷却塔 1回 ・薬品による管内洗浄整備 2回 ・基礎及び配管支持等、据付状態の確認 ・塔内充填材及びルーバー等、損傷の有無 ・水槽内及び内部ストレーナー清掃 ・タワー給水系統点検 ・各弁類切替確認、水張後漏水の有無及び水位の確認 ・散水状態の確認 ・送風機点検 (ファンローター点検、軸受点検、ベルト・プーリー点検調整) ・電動機点検(絶縁抵抗測定、各端子状態確認) ・試運転調整、データー採取 (異音異常振動の有無散水状況の良否の判定、熱交換状 況の確認判定、制御機能の動作確認等) 3 パッケージエアコン 2回 ・室内外機本体損傷の有無確認 ・冷媒系統ガス漏れ検査、冷媒管外観点検 ・電気系統の絶縁抵抗測定 ・エアーフィルターの点検 ・ドレンパン及び排水系統の点検 ・安全保護装置の点検及び動作確認 ・試運転調整、データー採取 (異音異常振動の有無、各計器による運転状態確認、熱 交換状況の確認判定、制御機能の動作確認等) 別表 機 器 名 4 ガスヒートポンプ 点検回数 2回 ガスエンジン 作 業 内 容 ・フィルター清掃 ・熱交換器コイルの点検 ・水漏れ、腐食等の点検 ・エンジンオイル等の点検 ・試運転調整、データー採取 (異音異常振動の有無、各計器による運転状態確認、熱 交換状況の確認判定、制御機能の動作確認等) 5 ファンコイル 2回 ユニット ・本体及び部品損傷の有無確認 ・電気系統、絶縁抵抗測定及び結線状態の確認 ・送風機点検(ファンローター、軸受の異常の有無) ・エアーフィルターの点検 ・ドレンパン及び排水系統の点検 ・冷温水の流水・漏水の確認 ・制御弁の開度確認 ・試運転調整、データー採取 (異音異常振動の有無、各計器による運転状態確認、熱 交換状況の確認判定、制御機能の動作確認等) 6 ポンプ 2回 (揚水ポンプ含む) ・本体及び部品損傷の有無確認 ・電気系統、絶縁抵抗測定及び結線状態の確認 ・カップリング芯ずれ有無の確認調整 ・付属計器類及び弁類等、損傷有無の確認 ・主軸及び軸封部の状態確認 ・軸受部の良否の判定 ・排水路の点検、清掃 ・試運転調整、データー採取 (異音異常振動の有無、各計器による運転状態確認、搬 送状況の判定等) 7 密閉式膨張タンク 1回 ・水槽、架台等外観点検 ・付属計器類及び弁類等、損傷有無の確認 ・封入圧力点検 別表 機 器 名 8 オイル 点検回数 1回 サービスタンク 作 業 内 容 ・油槽、架台等外観点検 ・据付状態、防油堤等漏油対策の確認 ・付属計器類及び弁類等、損傷有無の確認 ・油槽内部清掃整備 ・油面計点検清掃 ・油面制御装置点検 9 空気調和機 2回 ・本体及び部品損傷の有無確認 ・電気系統、絶縁抵抗測定及び結線状態の確認 ・送風機点検(ファンローター、軸受けの異常の有無) ・Vベルト損傷及びプーリーずれの有無確認 ・エアーフィルターの点検 ・ドレンパン及び排水系統の点検 ・冷温水の流水・漏水の確認 ・制御弁の開度確認 ・試運転調整データー採取 (異音異常振動の有無、各計器による運転状態確認、熱 交換状況の確認判定、制御機能の動作確認等) 10 エアハンドリング 2回 ユニット ・本体及び部品損傷の有無確認 ・電気系統、絶縁抵抗測定及び結線状態の確認 ・OAフィルター清掃 ・中性能フィルター差圧測定 ・運転データ測定(電圧、電流) ・ドレンパン及び排水系統の点検 ・熱交換コイルの点検 ・送風機点検 11 自動制御設備 A メインコント ロールユニット 1回 ・データファイルのセーブ ・ケーブル、コネクタ類の装着状態確認 ・LEDの表示機能の確認 ・LCD、タッチパネル点検 ①コントラスト確認、調整 ②輝度確認、調整 ③タッチパネル取付位置の確認調整 ・ANN点検 別表 機 器 名 点検回数 11 自動制御設備 作 業 内 容 ①ランプチェック作動確認 A メインコント ②セルフテストによる確認 ロールユニット ③発停操作動作確認 ④時刻、データ表示の確認 ・内蔵プリンタ点検 ①ケーブル、コネクタ類の装着状態確認 ②印字濃度の確認調整 ③テスト印字による印字品質確認 ④内部の異物、塵埃、汚れ除去クリーニング ・各部のクリーニング ・電源、接地端子等の締付け確認 ・電源電圧、リップルの測定 ・バックアップバッテリーの確認 ・電源断検出レベルの測定 ・フロッピーディスクの機能確認 ・NC-Bus伝送電圧調整 B システム機能 1回 ・監視機能 ・データ処理、設定機能 ・システム構成機器管理機能 ・メモリバックアップ機能 ・プログラム機能 C アナンシェータ 1回 ・外観点検 ①ケーブル、コネクタ類装着状態確認 ②LED等表示確認 ・ランプチェック作動確認 ・発停操作確認 ・電源電圧及びリップルの測定、調整 ・伝送電圧確認、調整 ・各部クリーニング ・電源、接地端子作等の締付確認 D 温度調節器 2回 ・外観目視点検及び取付状態の確認 ・外観のクリーニング ・比例帯の確認 別表 機 器 名 点検回数 D 温度調節器 作 業 内 容 ・調節器と操作部等関連部とのループ作動点検調整 ・規定値の設定 E 検出器 2回 ・外観目視点検及び取付状態の確認 ・外観のクリーニング ・検出器、調節計、補器、操作部等関連部とのループ作 動点検調整 F 調節計 2回 ・外観目視点検及び取付状態の確認 ・外観のクリーニング ・各設定の確認、調整(比例帯、積分値、微分値) ・検出器、調節器、補器、操作部等関連部とのループ作 動点検調整 ・規定値の設定 G 変換器、計装盤内 2回 補器リレー類 ・外観目視点検及び取付状態の確認 ・外観のクリーニング ・検出器、調節計、補器、操作部等関連部とのループ作 動点検調整 H 操作器(部) 2回 ・外観目視点検及び取付状態の確認 ・外観のクリーニング ・検出器、調節計、補器、操作部等関連部とのループ作 動点検調整 I 自動制御用調節弁 2回 ・外観目視点検及び取付状態の確認 ・外観のクリーニング ・グランド部漏れ点検 ・検出器、調節計、補器、操作部等関連部とのループ作 動点検調整 J 油面計 2回 ・外観目視点検及び取付状態の確認 ・外観のクリーニング ・発信器、フロートの作動確認 ・制御作動状態の点検 ・計測値、積算値の指示値確認 別表 機 器 名 K シーズン切替 点検回数 2回 作 業 内 容 ・中央監視装置によるシーズン切替操作 ・シーズン切替のリレー作動の確認 ・シーズン切替、その他設定変更等の操作指導等 ※上記点検回数のほか、機器が常に正常に運転できるよう随時点検を行うこと。 業 務 委 託 共 通 仕 様 書 1 業務実施にあたっては、事務に支障のないように特に注意すること。 2 業務実施については、仕様書並びに労働安全衛生法等関係法令、規定等に基づいて、誠 実に実施すること。 3 既存の建物、設置物等に損傷を与えないように注意すること。損傷を与えた場合は、直 ちに契約担当者に連絡し、請負者の責任において復旧または、弁償すること。 4 業務実施中は、火気、盗難、その他事故の起こらないよう注意し、また協力すること。 5 現場において使用する機械器具、材料等は常に整理しておくこと。 6 作業日時は、契約担当者と密に連絡協議して施行すること。 7 業務施行に際しては、安全、公害、騒音に注意すること。実施場所では、安全帽を着用 のこと。 8 業務用車両の駐車場等は、契約担当者の指定、指示によること。 9 実施場所において使用する電気、水は、契約担当者の指示に従うこと。なお、使用にあ たっては節約に努めること。 10 業務完了後は、速やかに片付けること。手直しの指示があった場合は、実施後報告し、 確認を得ること。 11 写真撮影は、実施前、実施中、完成と撮影し、また、手直しがあった場合も同様、実施 前、実施中、完成と撮影すること。施行中で埋め込み、埋設、下地処理等の見えなくなる 場所は確実に写真撮影をし、提出すること。 12 契約期間中に故障や不具合が発生した場合は即時に係員を派遣し、点検調整を実施し、 これらの不具合の改善を図ること。 なお、契約担当者の要請に即時に対応できる体制を常に確保しておくこと。
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