仕様書(PDF:334KB)

県庁舎自家用電気工作物保安管理業務仕様書
履行年度
平成 28 年度
委託業務名
県庁舎自家用電気工作物保安管理業務
履行場所
大津合同庁舎
滋賀県公館
履行期間
平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで
委託
大津市松本一丁目 2 番 1
大津市京町四丁目 2 番 15 号
対象施設
建物名称
受電電圧
契約電力
構
造
階
数
延 面 積
大津合同庁舎
6.6 kV
300 kW
SRC造
7階
11,015 ㎡
滋賀県公館
6.6 kV
47 kW
RC 造
1階
595 ㎡
第1章 一般事項
1 目 的
(1)保安管理業務
本業務は、電気事業法第 43 条ならびに同施行規則第 52 条第2項および第 53 条第2
項、第3項の規定に基づき、自家用電気工作物である当該施設の電気設備について、
適正な工事、維持および運用が行われることを目的として本仕様書を定め、電気主任
技術者により適切かつ効率的に保守点検を実施する。
(2)デマンド監視業務
本業務は、自家用電気工作物である当該施設の電気設備について、デマンドを連続
的に測定することにより適正な設備の運転につなげるものである。
2
適用範囲
契約書および本仕様書(設備概要、別表を含む)に記載されていない事項については、受
託者、委託者双方協議の上、決定する。
3
4
関係法令等の遵守
業務の実施にあたり、適用を受ける関係法令等を遵守し、業務の円滑な遂行を図る。
受託者の負担の範囲
(1)業務の実施に必要な電気、ガス、水道等の光熱水費は、原則、委託者において負担
する。
(2)業務に必要な工具、計測機器、計測表示機器等の機材は、設備機器に付属して設置
されているものを除き、受託者の負担とする。
(3)絶縁状態の適確な監視が可能な装置、計測表示機器等の設置および撤去に要する費
用は、受託者の負担とする。
(4)業務に必要な通信費、消耗部品、油脂等は、受託者の負担とする。
(5)業務を実施するにあたり、必要となる諸官庁、関係箇所への書類の作成および提出
にかかる費用は、受託者の負担とする。
点検・測定試験基準
点検項目
1. 構内配電
線路
「 別表―2 」
(該当する項目に●印を記入)
点
検
内
容
月1回 年1回
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
沈下、傾斜および倒壊の危険等の有無を点検する。
電柱、支持材等の損傷および腐食の有無を点検する。
立ち上がりケーブル保護材の変形、損傷、腐食等の有無を点検する。
接地線の損傷、断線等の有無を点検する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
●
●
●
●
●
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
架空電線の損傷の有無を点検する。
架空電線の張力(たわみ)の状況を点検する。
接続箇所の損傷および劣化の有無を点検する。
架空電線と工作物または樹木等の接近状態を点検する。
ちょう架用線との取付状態を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
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●
●
●
●
●
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●
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
ハンドホール等の内部のケーブル、接地線および支持金物の損傷、劣化等の
有無を点検する。
高圧、低圧ケーブルおよび弱電流ケーブルとの離隔距離の状態を点検する
ケーブルの立ち上がり部分の損傷および劣化の有無を点検する。
ケーブルの用途、行く先等の名札の取付状態を点検する。
埋設標の設置状態を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
亀裂、損傷および沈下の有無を点検する。
周辺地盤の沈下の有無を点検する。
蓋および金物の取付状態の良否を点検する。
錆、腐食等の劣化の有無を点検する。
雨水の浸入状態を点検する。
2. 電気室
(1)
(2)
(3)
(4)
小動物が侵入する恐れのある開口部、破損部の有無を点検する。
取扱者以外の者の立入禁止措置が行われていることを確認する。
室内温度等室内環境の良否を点検する。
室内整理状況の良否および消火器の有無を点検する。
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●
3. 受配電盤
(1)
盤内への漏水の痕跡、小動物が侵入する恐れのある開口部、破損
の有無を点検する。
配電盤の据付け状態、損傷、腐食、変色等の有無を点検する。
扉の開閉の良否および施錠の有無を点検する。
パイプフレーム等の据付け状況の良否、締め付けボルトの緩み等の有無を
点検する。
操作ボタン、切替えスイッチ、表示ランプ、計器等の破損および動作状況の
良否を点検する。(不良の場合、予備品との交換も含む。)
計器類の測定により電圧値の良否、過負荷の有無を点検する。
●
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●
a.電柱
b.架線
c.地中線
d.ハンドホール等
(キュービクル含む)
a.盤外観
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
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(8)
内部床上、保護仕切り板等の簡易な清掃を行う。
母線、支持碍子等の損傷、発熱、腐食、変形、変色等の有無を点
検する。
機器取付けおよび配線接続状況の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
制御線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
配線符号の損傷および脱落の有無を点検する。
盤内照明の点灯、換気扇の作動の良否を点検する。(不良の場合、
予備品との交換も含む。)
B種接地に係る漏れ電流の測定し、その良否を確認する。
c.絶縁抵抗
(1)
各絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
d.接地抵抗
(1)
各種接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
b.盤内部
(1)
(2)
●
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
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●
精密
4. 変圧器
a.モールド
変圧器
(1)
(3)
機器外面の汚損、損傷、過熱、腐食、変形、変色、異音等の有無
を点検する。
本体取付および配線接続状態の良否を点検する。また、防振装置を
有するものは、その劣化の有無を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
ダイヤル温度計の損傷の有無および指示値の良否を確認する。
タップ切換器の破損、変色等の有無を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
冷却ファン付きは、外観および作動の良否を点検する。
巻線の過熱変色およびヨークコア鉄板の飛び出しの異常の有無を点検する
(2)
●
●
●
●
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●
●
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●
●
●
機器外面の汚損、損傷、過熱、腐食、変形、変色、異音等の有無
を点検する。
(2) 本体取付および配線接続状態の良否を点検する。また、防振装置を
有するものは、その劣化の有無を点検する。
(3) 接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
(4) ダイヤル温度計の損傷の有無および指示値の良否を確認する。
(5) 絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
(6) 接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
(7) 油面計により、油量の良否を確認する。
(8) 放圧装置の外面の汚れ、損傷等の有無を点検する。
(9) 劣化防止装置(吸湿呼吸器、コンサベータ等)の油面計指示値の良否、外
面の汚れ、損傷等の有無を点検する。
(10) 変圧器内部または油劣化防止装置より絶縁油を採取して次の試験を
行い、その良否を確認する。
・絶縁破壊電圧試験(絶縁耐力試験)
・酸価度試験
●
●
●
●
5. 交流遮断器
(1)
(2)
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損、変色等の有無を点検
する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。また、引出
形にあっては、出入れ操作の円滑性および導体接触部の良否を点検
する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
遮断器の開閉表示および開閉動作の良否を点検する。また、動作回
数を確認する。
制御回路の断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
操作機構部の損傷、変形、錆等の有無を点検する。また、可動軸
部および機構部の劣化グリスを取り除き、適量のグリスを注油する。
●
a.真空
遮断器
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損、変色等の有無を点検
する。
(2) 本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。また、引出
形にあっては、出入れ操作の円滑性および導体接触部の良否を点検
する。
(3) 接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
(4) 遮断器の開閉表示および開閉動作の良否を点検する。また、動作回
数を確認する。
(5) 制御回路の断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
(6) 絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
(7) 接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
(8) 油量が適切であることを確認する。
(9) 絶縁油について次の試験を行い、その良否を確認する。
・絶縁破壊電圧試験(絶縁耐力試験)
・酸価度試験
(10) 内部消弧室、接触子等の異常の有無を点検する。
●
b.油入
変圧器
(1)
●
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
b.油遮断器
(1)
●
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5年
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5年
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●
●
●
●
5年
5年
6. 断路器
(1)
機器外面の汚損、損傷、過熱、腐食、変形、変色等の有無を点検
する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
接触部の損耗、荒れ等の有無を点検する。
開閉器入・切操作を行い、その良否を点検する。
操作機構部の損傷、変形、錆等の有無を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損、変色等の有無を点検
する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
制御回路の断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
電線貫通形の変流器は、貫通部の亀裂、変色等の有無を点検する
電力ヒューズ付きは、汚損、亀裂等の有無を点検する。また、予備ヒュ
ーズの確認を行う。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
●
●
●
●
●
●
●
機器外面の汚損、損傷、過熱、腐食、変形、変色、異音等の有無
を点検する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
●
●
●
●
●
●
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損、変色等の有無を点検
する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。また、引出
形は、出入れ操作の円滑性および導体接触部の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
制御回路部等を有するものは、絶縁抵抗を測定し、その良否を確
認する。
開閉器入・切操作を行い、その良否を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
●
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損、変色等の有無を点検
する。
(2) 本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。また、引出
形は、出入れ操作の円滑性および導体接触部の良否を点検する。
(3) 接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
(4) 制御回路部等を有するものは、絶縁抵抗を測定し、その良否を確
認する。
(5) 開閉器入・切操作を行い、その良否を点検する。
(6) 接触部の損耗、荒れ等の有無を点検する。
(7) 電力ヒューズ付きは、汚損、亀裂等の有無を点検する。また、予備ヒュ
ーズの確認 を行う。
(8) 操作機構部の損傷、変形、錆等の有無を点検する。
(9) 絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
(10) 接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
(1)
●
●
●
●
●
●
●
●
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
7. 計器用
変成器
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
8. 避雷器
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
9. 高圧負荷
開閉器
a.AS
b.PAS
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
c.LBS
10.高圧カットアウト
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
機器外面の汚損、損傷、過熱、腐食、変形、変色等の有無を点検
する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
接触部の損耗、荒れ等の有無を点検する。
開閉器入・切操作を行い、その良否を点検する。
電力ヒューズ付きは、汚損、亀裂等の有無を点検する。また、予備ヒュ
ーズの確認 を行う。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
●
●
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●
●
●
●
●
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●
●
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●
●
●
●
●
●
●
11.高圧電磁
接触器
機器外面の汚損、損傷、過熱、腐食、変色等の有無を点検する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。また、引出
形は、出入れ操作の円滑性および導体接触部の良否を点検する。
(3) 接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
(4) 制御回路の断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
(5) 接触器の開閉動作および開閉表示の良否を点検する。
(6) 絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
(7) 接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
(8) 油面計により油量が適正であることを確認する。(油入形)
(9) 操作機構部の損傷、変形、錆等の有無を点検する。また、可動軸
部および機構部の劣化グリスを取り除き、適量のグリスを注油する。
(10) 内部消弧室、接触子等の異常の有無を点検する。
●
(1)
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損、変色等の有無を点検
する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
油入式直列リアクトルは、絶縁油を採取して次の試験を行い、その良否
を確認する。
・絶縁破壊電圧試験(絶縁耐力試験)
・酸価度試験
●
●
●
●
●
●
●
●
●
(7)
(8)
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損等の有無を点検する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩み等の有無を点検する。
制御回路の断線および端子接続部の緩み等の有無を点検する。
各指示計器の零点調整を行う。また、正常に機能していることを
確認する。
保護継電器等の故障検出器を作動させて、警報および故障表示の確
認を行う。
シーケンス試験(インターロック試験および保護継電器との連動試験)を行う。
保護継電器の特性動作試験を行う。
14.低圧開閉器
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
機器外面の損傷、過熱、腐食、変形、汚損等の有無を点検する。
本体取付け状態および配線接続状態の良否を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
開閉器の開閉動作および遮断動作の良否を点検する。
配線用遮断器等の用途名称が正しいことを確認する。
●
●
●
●
●
●
●
15.自家発電機
(1)
(2)
盤本体、扉、ガラス窓等の損傷、変形、腐食等の有無を点検する
操作ボタン、切替えスイッチ、表示ランプ、計器等の破損および動作状況の
良否を点検する。
各指示計器の零点調整を行う。また、正常に機能していることを
確認する
。
主回路および制御用、操作用、表示用等の配線に腐食、損傷、過熱
ほこりの付着、断線等の有無を点検する。
主回路端子部、補機回路端子部、検出部端子等の接続部分およびク
ランプ類に腐食、損傷および過熱による変色の有無を点検する。
接地線の損傷、断線および端子接続部の緩みの有無を点検する。
実負荷試験を行う。負荷側切替確認。(無理なら無負荷試験。)
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
接地抵抗を測定し、その良否を確認する。
○
○
○
○
12.進相コンデンサ
直列リアクトル
(1)
(2)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
13.指示計器・
保護継電器
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
●
●
●
●
●
●
●
●
5年
5年
5年
●
●
●
●
●
●
●
3年
○
○
○
○
○
○
○
○
○
16.蓄電池
(1)
(2)
(3)
(4)
全セルについて変形、損傷、亀裂および漏液の有無を点検する。
全セルについて、電解液量を確認する。
架台および外箱の変形、損傷、腐食等の有無を点検する。
蓄電池端子と配線および全セルの蓄電池間の接続部の発熱、焼損及
び腐食の有無を点検する。
浮動充電中の全セルの電圧および蓄電池総電圧を測定し、その良否
を確認する。
浮動充電中の電解液比重および温度測定を下記により行い、その良
否を確認する。
・据置鉛蓄電池は全セルについて行う。
・アルカリ蓄電池はパイロットセルのみについて行う。
○
○
○
(1)
(2)
表面の汚れ、破損、変色、落葉等の有無を点検する。
外部配線の損傷の有無を点検する。
○
○
○
○
(1)
外部配線の損傷の有無を点検する。
○
○
17.太陽光発電
c.パワーコン
ディショナー
(1)
(2)
外部配線の損傷の有無を点検する。
動作時の異音、異臭等の有無を点検する。
○
○
○
○
d.蓄電池
(1)
(2)
蓄電池の損傷、液漏れ、汚損等の有無を点検する。
蓄電池の電解液面を点検し、全セルについて電解液量を確認する。
○
○
○
○
e.発電状況
(1)
指示計器または表示により、正常に発電していることを点検する。
○
○
18.電灯分電盤
(1)
盤の取付状況を確認する。
ゴミ、振動、過熱等の有無を点検する。
防水パッキンの劣化状況および錆の有無を点検する。
盤内部の雨水の浸入または痕跡、結露等の有無を点検する。
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
(5)
(6)
17.太陽光発電
a.太陽電池
アレイ
b.中継
端子箱
a.キャビネット
(2)
(3)(4)は (3)
屋外型 (4)
○
○
○
○
○
○
b.導電部
(1)
(2)
異音、異臭、変色、過熱等の有無を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
c.機器
(1)
(2)
(3)
漏電遮断器のテストボタンにて動作の確認を行う。
異音、異臭、変色、過熱等の有無を点検する。
非常用ブレーカーがONになっていることの確認。
●
●
●
●
●
(1)
盤の取付状況を確認する。
ゴミ、振動、過熱等の有無を点検する。
防水パッキンの劣化状況および錆の有無を点検する。
盤内部の雨水の浸入または痕跡、結露等の有無を点検する。
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
19.制御盤
a.キャビネット
(2)
(3)(4)は (3)
屋外型 (4)
b.導電部
(1)
(2)
異音、異臭、変色、過熱等の有無を点検する。
絶縁抵抗を測定し、その良否を確認する。
c.機器
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
漏電遮断器のテストボタンにて動作の確認を行う。
異常なうなり音、発熱、異臭、変色等の有無を点検する。
機器取付状態の良否を点検する。
単位装置ごとに試験運転を行い、運転電流を確認する。
換気扇の回転状態、異常音の有無を点検する。
液面電極、レベルスイッチ等の状態を点検する。
インバータ用冷却ファンの作動状態を点検する。
(1)
(2)
(3)
自動、連動運転等のシステム運転の確認を行う。
警報装置の動作確認を行う。
液面継電器の動作確認を行う。
(1)
異音、異臭、損傷、汚損、支持状況、接地線の腐食・断線・外れ
無を点検する。
接続箇所のゆるみの有無を確認する。
絶縁抵抗測定、接地抵抗測定を行い、その良否を確認する。
d.制御回路
20.負荷設備
a.低圧機器
(2)
(3)
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
等の有
●
●
●
a.低圧配線等
c.開閉器等
d.接地装置
(1)
(2)
(3)
異音、異臭、損傷、汚損、過熱による変色の有無を点検する。
接続箇所のゆるみの有無を確認する。
絶縁抵抗測定を行い、その良否を確認する。
●
(1)
(2)
(3)
異音、異臭、損傷、汚損、過熱による変色、亀裂、腐食の有無を点検する。
接続箇所のゆるみの有無を確認する。
絶縁抵抗測定を行い、その良否を確認する。
●
(1)
(2)
(3)
接続装置の損傷・汚損・腐食、接地線の腐食・断線・外れの湯無を点検する。
端子部分のゆるみの有無を点検する。
接地抵抗測定を行い、その良否を点検する。
●
●
●
●
●
●
●
【備考】
精密点検において「5年」は5年ごと、「3年」は3年ごとに実施する内容とする。
年次点検は、停電により設備を停止状態にして1年に1回以上実施する。
ただし、※を付した項目については、信頼性が高く、かつ、同等と認められる点検が1年に1回以上実施され、そ
の結果が良好である機器については、甲、乙協議の上、停電により設備を停止状態にして実施する点検を3年に1回
以上とすることができるものとする。
この場合、「信頼性が高い」および「同等と認められる点検」とは次のとおりとする。
1.「信頼性が高い」とは次の要件を満足するものとする。
・経済産業省告示第249号第4条第7号において規定されている設備条件を満たすものであって、設備更新推奨時
期を超えていないもの
2.「同等と認められる点検」とは、前項の要件を満たしていることを確認するとともに、※を付した項目を次の
とおり点検し、経年劣化傾向を評価するものとする。
※1 絶縁抵抗測定
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること(低圧電路の漏えい電流値の確認を含むこと))
※2 接地抵抗測定
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事(土壌が変化するような工事
を含む)の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること)
※3 保護継電器動作特性試験および保護継電器連動動作試験
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること)
※4 非常用予備発電装置自動起動試験
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること(始動試験(発電電圧および周波数の確認)を含むこと))
※5 密閉型蓄電池設備のセル電圧測定、比重測定および液温測定
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること)
5
施設管理担当者
施設管理担当者とは、庁舎等の管理に携わる者で保安業務の監督を行うことを委託者が指
定した者をいう。
6 業務責任者
(1)業務責任者とは、業務を総合的に把握し、調整を行う者をいう。
(2)受託者は、契約締結後速やかに業務責任者を定め、「業務責任者等届」を委託者に
提出する。また、業務責任者を変更した場合は「同変更届」を提出する。
(3)業務責任者は業務担当者を兼ねることができる。
7
業務担当者
(1)業務を行う者は、その内容に応じ、必要な知識および技能を有する者とする。
(2)法令により業務を行う者の資格が定められている場合は、当該資格を有する者が業
務を行う。
8 再委託
(1)受託者は、業務の全部を一括して第三者に委任し、または請け負わせてはならない。
(2)受託者は、業務の一部を第三者に委任し、または請け負わせようとするときは、あ
らかじめ、委託者の承諾を得なければならない。この場合は、「再委託届」を委託者
に提出する。
9
業務の安全衛生管理
業務の安全衛生管理については、業務責任者が責任者となり、関係法令に従って行う。
10
危険防止の措置
(1)業務の実施にあたっては、常に整理整頓を行い、危険な場所には必要な安全措置
を講じ、事故の防止に努める。
(2)業務を行う場所、若しくはその周辺に第三者が存する場合、または立ち入る恐れが
ある場合には、施設管理担当者と協議の上、危険防止に必要な措置を講じ事故の発生
を防止する。
11
関連業務との調整
別契約である関連する業務については、業務責任者間で調整を図る。
12
業務の引継
契約終了に伴う業務の交代については、業務責任者が責任を持って機器の運転状況、非常
時の対応等、設備保全上必要な事項については十分に引継を行い、機能の保持に努めなけれ
ばならない。
13
予備品等の管理
支給された消耗品および予備品については、使用した数量を施設管理担当者に報告する。
第2章 業務内容
1 業務計画
(1)業務責任者は、業務の実施に先立ち、実施体制、実施工程、業務担当者が有する資
格等の業務を適正に実施するために、必要な事項を記載した「業務計画書」を委託者
に提出する。施設管理担当者はこれが適切に実施されていることを確認する。
(2)業務計画書を作成するに際して、庁舎の設備内容を十分熟知の上、総合的な点検を
行うように、施設管理担当者等と綿密な協議を行うこととする。
2 業務内容
(1)保安管理業務
①点検および保守を行う対象機器は、「別表-1」による。
②点検および保守の項目、実施時期は、「別表-2」による。
③電気事業法施行規則第 52 条第2項の承認基準である、施設内における低圧電路の
絶縁状態の適確な監視が可能な装置(以下「絶縁監視装置」という。)を設置する場
合にあっては、その絶縁監視装置の性能は別紙「絶縁監視装置(自動通報方式)」によ
ること。
この場合、前項に定める「別表-2」の月点検頻度は隔月1回以上とする。
④点検および保守の実施にあたっては、関連法令に定めるところによる。また、諸官
庁への報告、届出は、速やかに行うこととする。
⑤点検および保守の実施にあたっては、庁舎の業務に支障を来さないように実施する
こととする。
(2)デマンド監視業務
①デマンドの監視(電力使用を予測し、警報を出力する)
②デマンドを 24 時間連続的に計測保存し、必要に応じインターネット等を通じて甲へ
情報を提供する。(デマンド監視の発生・復帰の履歴表示、30 分毎のデマンドデータ、グラフ
表示)
3 臨機の処置
(1)点検の結果、故障その他の不具合を発見したときは、速やかに施設管理担当者に報
告し、その処置について協議を行うものとする。
(2)点検時以外においても、故障等が発生した場合は、迅速かつ適切な対応を行うもの
とする。
(3)業務に際して設備等の破損を生じた場合は、原状復旧を行うこととする。
4 業務報告
(1)保安管理業務を実施するごとに、「点検実施報告書」その他必要とされる書類を速
やかに委託者に提出する。なお、劣化状況等を報告する必要がある場合は、劣化状況
等を示す写真および図面を添付する。
(2)計測表示機器から収集した情報については、その都度前日までの情報を提供するも
のとする。
(3)業務が完了したときは、「委託業務完了届書」を速やかに委託者に提出する。
「 別表-1 」
【 設備概要 】
1.大津合同庁舎
(1)受変電設備
契約電力
受電電圧
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
300
6.6
高圧閉鎖型配電盤
低圧
〃
モールド変圧器
単相
150kVA
100kVA
75kVA
三相
200kVA
100kVA
交流遮断器(真空式)
断路器
避雷器
高圧柱上負荷開閉器(PAS,PGS)
高圧負荷開閉器(LBS)
高圧電磁接触器
高圧進相コンデンサ
保護継電器(DGR,OCR 他)
接地抵抗測定
(2)低圧負荷設備
・ 電灯分電盤
〃
・ 動力制御盤
20 回路未満
20 回路以上
10 回路未満
10 回路以上
(3)構内配電線路
・ ハンドホール
(4)自家発電設備
・ 非常用ガスタービン発電設備
6.6V、400kVA
(5)蓄電池設備
・ 鉛蓄電池
・
アルカリ蓄電池
kW
kV
16
7
面
面
2
1
1
2
1
10
1
3
1
6
3
3
12
2
台
台
台
台
台
台
台
台
台
台
台
台
台
箇所
3
18
20
2
面
面
面
面
2
基
1
台
400Ah、
12
セル
250 Ah、
86
セル
2.滋賀県公館
(1)受変電設備
契約電力
受電電圧
・
・
・
・
・
・
・
・
47
6.6
屋外高圧キュービクル
油入変圧器
単相
75kVA
三相
50kVA
避雷器
高圧負荷開閉器(LBS)
高圧カットアウト
高圧進相コンデンサ
保護継電器(DGR,OCR 他)
接地抵抗測定
(2)低圧負荷設備
・ 電灯分電盤
〃
・ 動力制御盤
20 回路未満
20 回路以上
10 回路未満
kW
kV
2
面
1
1
3
1
8
1
2
1
台
台
台
台
台
台
台
箇所
2
3
1
面
面
面