<資料3>

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国境を越えて・海/リン・シュンロン
コバンノアシの形をした種の船は、2013 年台湾の
北海岸から日本の瀬戸内海の豊島まで航行。およそ
一年間、甲生地区の人々と交流を交わした後、また
台湾の宜蘭・冬山の川岸まで帰った。そして 2016 年
の今、強い漂流意思を持って再び瀬戸内海の高松港
に向かう。
直島パヴィリオン/藤本壮介設計事務所
27 の島々で構成される直島町の「28 番目の島」と
いうコンセプトであり、「浮島現象」をイメージし
た、軽快で浮遊感のある形状が特徴。白い半透明の
風景に包まれた空間の中で、音や風に自然と意識が
集まっていき、直島の自然や風景をアートとして感
じることができる。
オリーブの夢/ワン・ウェンチー
3回目となる今回は小豆島の特産であるオリーブ
をテーマに作成。地元産の約 4,000 本の竹を組み、
巨大なドームを設置。内部は、舞台のようなつくり
になっており、鑑賞者は回遊しながら、編まれた竹
の隙間からこぼれる光と谷間に吹く風によって、棚
田の自然を感じることができる。
そらあみ/五十嵐靖晃
瀬戸大橋でつながる沙弥島、瀬居島、与島、岩黒
島、櫃石島の 5 つの島で漁網を編むワークショップを
開催。島に暮らす漁師や集まった人々で協働する。波
打ち際に空に向かって垂直に設置し、風や雲や日光と
いった天候の移り変わりと潮の満ち引きによって刻一
刻と変化していく様子を鑑賞者は網越しに眺める。