No.16(H28年2月)

学校教育目標
No.16 『なかよく・かしこく・たくましく』
鶴ヶ島市立杉下小学校
2 月 1 日発行
〒350-2202 鶴ヶ島市五味ヶ谷251 TEL 049-286-9532 児童数 481 名(2/1)
困った状態になって気づかされること。
校長
岡野
弘
年の初めは、とても暖かい日が続いたのですが、こうした年は天候が心配になるものだと、ある校長
先生から若いときに教えていただいたことがあるのですが、そのことば通りの大雪になりました。
思わぬ大雪で 2 時間遅れの登校を決めたわけですが、連絡が遅
くなり、保護者の皆様にはたいへんご迷惑をおかけいたしました。
当日は、まず、給食運搬車が入れるように職員で雪かきに当た
りました。その後、子どもたちが歩きやすいようにと雪かきに向
かったのですが、すでに、お近くの岸田様より、正門までの道の
雪かきをしたいただいた後でした。本当にうれしく思いました。
こうした皆様に支えられての杉下小学校であることをあらため
て感謝申し上げます。
勤務が終了し、自宅に戻るまでの間、気になることがありまし
た。当日は、朝 5 時半過ぎに、家を出てしまいましたので、自宅前の雪については、全く手つかずの状
態でした。心配しながら戻ったのですが、その心配をよそに家の前の雪はすでに取り除かれた後でした。
実はこうしたことは初めてのことではありません。
前回の大雪の時も同じでした。その前の雪の時もそうでした。そればかりか、ゴミ収集所の当番が一
年に何回か回ってくるのですが、共働きである我が家は、朝のネット張りは大丈夫なのですが、帰りが
遅くなるためにその片付けがなかなかできません。そのようなときに家に戻ってみると、そっとネット
が片付けてあるのです。感謝以外のなにものでもありません。
今、とかく人間関係が難しいといわれる時代です。
それでもなお、相手を思いやって、ことばにする前に動いてくださる方々がいます。
どうしようかと困っていると、そうした方に助けられていることに気づきます。
学校も同じです。教職員の力だけではどうにもならないことがあります。
そのような中で、周りの方々にさりげない善意に支えられていることを日々思います。
駐車場の入り口にできた穴を塞いでいただいたり、樹木伐採の折に、「ボールを取って」と子どもた
ちの願いを聞き入れて、高いところに上げてしまった子どもたちのボールを取ってくださったり…。
先日、いつものように登校指導をしていると、「寒い中、私たちのために立っていてくれてありがと
うございます」と、声をかけてくれた 5 年生がいました。
「いえいえ、どういたしまして。こちらこそ、
(その笑顔を)ありがとう」と返しました。
それ以外にも、毎日、しっかり頭を下げて丁寧に「おはようございます」とあいさつをしてくれる子
どもたちも多くなりました。
寒い中なのですが、心の中はほっかほっかです。
また、学びノートが終わって校長室に入ってくる子どもたちにもエネルギーをもらいます。「よく頑
張っているね。すごいね」と声をかけると、「お母さんがびっくりしています」とうれしそうに話して
くれる 2 年生がいました。たとえ低学年でも、やればできるのです。
こちらも本当にうれしくなってしまいます。
毎日の生活の中で、ともすると忙しさに流されがちになるのですが、そうした中でも、子どもたちの
さりげないことばや表情、そして地域の方々から支えられていることなど、勇気づけられることが本当
に多いと感じます。しっかりと心に刻んで、仕事に向き合いたいと思います。
2月
先日(1 月 21 日)に「ふれあいくじ引き掃除」を
実施いたしました。
いつもは、クラスの子どもたちで学校内を分担し
て掃除しています。
それを児童会活動の一環として、縦割り班を利用
しての清掃活動に取り組みました。
高学年がリーダーになり、くじ引きで割り当てら
れた清掃箇所の掃除にあたったのです。
下の学年を従えて掃除場所に向かう子どもたち
は、どことなく照れくさそうで、それでも、どこか
頼りにされている嬉しさと責任を感じている尐しば
かり複雑な表情になっていました。
実際に掃除が始まると、思いの外、子どもたちは
しっかりと掃除に取り組んでくれました。
頼られると、動き出すものです。
そのことが、よく分かりました。子どもたちがい
つもと違って頼もしく見えた一日でした。
2
火
お話朝会 委員会
3
水
ラプンツエルの時間(高)
4
木
4 時間(1~2 年) 入学説明会 避難訓練
5
金
藤中・富士見中入学説明会
9
火
体育朝会 クラブ 安全点検
10
水
公開日
11
木
建国記念の日
16
火
17
水
18
木
授業参観懇談会(3,4年)
19
金
ふれあいデー
23
火
音楽朝会 クラブ最終
24
水
ラプンツエルの時間(高)
25
木
縦割り活動 講演会予定
26
金
6 年生を送る会 学校協議会
29
月
6 年生楽物乱用防止教室
賞状伝達朝会 スマホ教室 授業参観懇談会
(5,6,なかよし)
ラプンツエルの時間(低)授業参観懇
談会(1,2年)
先月、藤中学校・富士見中学校の 1
年生それぞれ 3 人ずつ、本校で社会体
験チャレンジとして様々なことを学び
ました。どの生徒も明るく前向きに子ど
もたちにも関わっていました。たいへん
助かりました。
今、毎日のように子ども同士のトラブルが発
生しています。その中で、たいへん気を付けて
いることが、
「いじめ」です。単なるからかいと
思っていることでも、何度もそうしたことが繰
り返されていたりすると、やられた側としては、
たとえその場は笑顔でいてもたいへん辛い状況
に置かれていることになります。こうしたこと
は明らかにいじめです。
子どもたちの中には、「僕は見ていただけで
す」
。そう話す子どももいます。たとえ見ていた
だけでも止めることができなかったら、いじめ
に加担したことと同じくらいやってはいけない
ことです。いじめを防ぐためにはどの学校でも
そのように対応しています。
いじめは絶対にやってはいけないことだし
許されることではありません。全ての子どもた
ちが笑顔で学校生活を送ることができるよう
に、子どもたちとともに全職員挙げていじめ撲
滅のために取り組んでいきます。ご協力をお願
いいたします。
本校は、埼玉県教育委員会より「いじめ防止
のための望ましい人間関係づくり推進校」に指
定されています。2 月 25 日(木)には、そのた
めの講演会も予定しています。詳しくは後日、
お知らせいたしますので、ご都合がつく方は是
非ともご参加ください。