ロンジンワールドベストレースホースランキングの発表について

平成28年3月11日
JRA報道室
お
知
ら
せ
ロンジンワールドベストレースホースランキングの発表について
(2016年1月1日~3月6日)
このことについて、別表のとおり発表いたします。
IFHA(国際競馬統括機関連盟)から「ロンジンワールドベストレースホース
ランキング」が発表されましたのでお知らせいたします。
今回の発表は2016年1月1日から3月6日までに施行された世界の主要
レースを対象としています。対象期間が短いため、117ポンド以上の30頭が掲
載されました。
ランキングトップは、ドゥラメンテ、カリフォルニアクローム、ポストポンドの
3頭で、121ポンドです。ドゥラメンテは、昨年の日本ダービー以来の出走とな
った中山記念勝ちが高く評価され、121ポンド(当初は120ポンドで発表)で
トップタイとなりました。また、カリフォルニアクロームはメイダン競馬場で行わ
れたハンデキャップ競走を60キロの負担重量で楽勝し、ポストポンドもメイダン
競馬場で行われたドバイシティオブゴールドを余裕あるレースで完勝して、両馬と
も121ポンドとなりました。第4位タイは、アルマクトゥームチャレンジラウン
ド2を勝ったフロステッドと、昨年の米最優秀2歳牝馬でラスヴァージネスステー
クスを勝ったソングバードの2頭が120ポンドで並んでいます。
日本調教馬は、3頭が掲載されました。ドゥラメンテ以外では、フェブラリース
テークスを勝ったモーニンと、京都記念を勝ったサトノクラウンが117ポンド
(サトノクラウンは当初116ポンドで発表)で第17位タイになっています。
詳細はIFHAホームページをご覧ください。http://www.IFHAOnline.org
なお、同期間における日本調教馬のランキング上位をあわせて発表いたしますの
でご覧ください。
THE LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE RANKINGS
for 3yos and upwards which raced between 1st January 2016- 6th March 2016
(The next edition will be released on 14th April 2016)
YOF
Sex
California Chrome (USA)
2011
H
California Chrome LLC
Art Sherman
USA
T
Duramente (JPN)
2012
C
Sunday Racing Co Ltd
Noriyuki Hori
JPN
L
T
Postponed (IRE)
2011
H
Sheikh Mohammed Obaid Al Maktoum
Roger Varian
GB
120
I
D
Frosted (USA)
2012
C
Godolphin
Kiaran McLaughlin
USA
4
120
M
D
Songbird (USA)
2013
F
Fox Hill Farms Inc
Jerry Hollendorfer
USA
6
119
S
T
Aerovelocity (NZ) (ex Naisoso Warrior)
2008
G Daniel Yeung Ngai
Paul O'Sullivan
HK
6
119
M
T
Contentment (AUS) (ex Chilton County)
2010
G Benson Lo Tak Wing
John Size
HK
6
119
I
T
Designs On Rome (IRE)
2010
G Cheng Keung Fai
John Moore
HK
6
119
S
T
Not Listenin'tome (AUS)
2010
G Matthew Wong Leung Pak
John Moore
HK
6
119
I
T
Smart Call (SAF)
2011
M Mauritzfontein Ltd
Alec Laird
SAF
11
118
S
T
Chautauqua (AUS)
2010
G R & C Legh Racing, G P I Racing et al
Michael, Wayne & John Hawkes
AUS
11
118
M
T
Giant Treasure (USA) (ex Chilton County)
2011
G Pan Sutong
Richard Gibson
HK
11
118
S
D
Nyquist (USA)
2013
C
Doug O'Neill
USA
11
118
S
A
Spalato (NZ)
2009
G Graham Mackie
John O’Hara
SIN
11
118
M
T
Turn Me Loose (NZ)
2011
H
S. Brown, L. de Souza et al
Murray Baker
NZ
11
118
M
T
Xtravagant (NZ)
2012
C
Te Akau 2014 Breeding Syndicate
Stephen Autridge & Jamie Richards
NZ
17
117
M
T
Bow Creek (IRE)
2011
H
Godolphin
John O'Shea
AUS
17
117
S
T
Ertijaal (IRE)
2011
G Hamdan Al Maktoum
Ali Rashid Al Raihe
UAE
17
117
M
T
Gun Pit (AUS)
2010
G Cheng Chung Wah
Caspar Fownes
HK
17
117
I
T
Helene Happy Star (IRE) (ex Barley Mow)
2011
G
Sir Po-Shing & Lady Woo, Wilson Woo Ka Wah & Jackson Woo Ka Biu
John Moore
HK
17
117
S
T
Holler (AUS)
2012
C
Godolphin
John O'Shea
AUS
17
117
S
T
Japonisme (AUS)
2012
G Ingham Racing
Chris Waller
AUS
17
117
M
T
Legal Eagle (SAF)
2011
G Mrs Ingrid Jooste & Markus Jooste
Sean Tarry
SAF
17
117
M
T
Lucky Hussler (AUS)
2009
G G. Makauskas, Mrs C. Makauskas et al
Darren Weir
AUS
17
117
M
T
Luger (AUS)
2010
G Terry Fok Kwong Hang
John Size
HK
17
117
M
D
Moanin (USA)
2012
C
Yukio Baba
Sei Ishizaka
JPN
17
117
M
D
Mohaymen (USA)
2013
C
Shadwell Stable
Kiaran McLaughlin
USA
17
117
L
T
Satono Crown (JPN)
2012
C
Hajime Satomi
Noriyuki Hori
JPN
17
117
M
T
Tepin (USA)
2011
M Robert E. Masterson
Mark Casse
CAN
17
117
S
T
Terravista (AUS)
2009
G N B Couper, A J Rix et al
Joseph Pride
AUS
RANKING
RATING
Cat
Surface
1
121
I
D
1
121
M
1
121
4
Horse
Distance Categories
Owner
Reddam Racing LLC
Surface Indicators
S
5f - 6.5f
1000m - 1300m
T
Turf
S (CAN/USA)
5f - 7.99f
1000m - 1599m
D
Dirt
6.51f - 9.49f
1301m - 1899m
A
Artificial
8f - 9.49f
1600m - 1899m
I
9.5f - 10.5f
1900m - 2100m
Gender
L
10.51f - 13.5f
2101m - 2700m
C = Colt; H = Horse
E
13.51f+
2701m+
F = Filly; M = Mare
M
M (CAN/USA)
G = Gelding
R = Rig/Ridgling
Trainer
Trained
THE LONGINES WORLD'S BEST RACEHORSE
RANKINGS
The official listing of the world's best racehorses
(For 3yos and upwards which raced between 1st January 2016 and 6th March 2016)
世界を代表する 3 頭が 2016 年第 1 回ロンジンワールドベストレースホース
ランキングにおいてトップで並んだ。どの馬もドバイ調教馬ではないが、い
ずれも 3 月 26 日のドバイワールドカップデーを目指す予定である。
LONGINES World's Best Racehorse Rankings
Leading Horses
Rank
1
1
1
4
4
Horse
CALIFORNIA CHROME (USA)
DURAMENTE (JPN)
POSTPONED (IRE)
FROSTED (USA)
SONGBIRD (USA)
Rating
Trained
121
121
121
120
120
USA
JPN
GB
USA
USA
カリフォルニアクローム【121】は今季初戦となるサンパスカルステークス(G2)を
制し、その後ドバイへ向かった。メイダン競馬場で施行されたトランスガルフエレ
クトロメカニカルトロフィーでは他馬より 15 ポンドも背負いながらも楽勝した。次
走はドバイワールドカップ(G1)の予定である。同馬は昨年のドバイワールドカップ
では 2 着であったが、その後休養し、サンパスカルステークスが久々の出走であっ
た。
ドゥラメンテ【121】もまた長期休養から復帰し、2 月末の中山記念(G2)ではアン
ビシャスにクビ差で勝利した。昨年、日本の最優秀 3 歳牡馬に選ばれた同馬は、昨
年 5 月の東京優駿(日本ダービー)(G1)を制した後、長らく出走していなかったが、
これは両前肢の骨折が判明し、手術を経て休養していたものである。
ポストポンド【121】は、昨年のフォワ賞(G2)を制した後、休養していたが、ドバ
イワールドカップデーの前哨戦であるスーパーサタデーにおいて鮮やかなパフォー
マンスを見せ、今季初戦を飾った。5 歳となった同馬はドバイシティオブゴールド
(G2)を 3 馬身差で制し、存在感を示した。ポストポンドとドゥラメンテはドバイ
ワールドカップデーに施行されるドバイシーマクラシック(G1)で対戦する予定であ
る。
フロステッド【120】もドバイでのパフォーマンスで存在感を示した 1 頭で
ある。米国調教の同馬はアルマクトゥームチャレンジラウンド2(G2)を 5 馬身
差の圧巻のパフォーマンスで制し、2016 年シーズン初戦で上々の滑り出しを
見せた。この後はドバイワールドカップでカリフォルニアクロームと対戦す
る予定である。
米国で目立った活躍を見せたのがソングバード【120】である。昨年無敗で 2
歳牝馬チャンピオンとなった同馬は、ラスヴァージネスステークス(G2)とサン
タイザベルステークス(G3)を制するなど、新たなシーズンにおいても圧倒的な
パフォーマンスを見せている。現在、同馬は 5 月のケンタッキーオークス(G1)
の 1 番人気に支持されている。
JPNサラブレッドランキング 2016年1月1日~3月6日
順位 レーティング
距離
馬場
カテゴリー
馬
名
性 年齢
馬 主
調 教 師
1
121
M
芝
ドゥラメンテ
牡
4
堀 宣行
2
117
L
芝
サトノクラウン
牡
4 里見 治
堀 宣行
117
M
ダ
モーニン(米)
牡
4 馬場 幸夫
石坂 正
116
M
芝
アンビシャス
牡
4 近藤 英子
音無 秀孝
116
I
ダ
ホッコータルマエ
牡
7 矢部 道晃
西浦 勝一
116
I
芝
マカヒキ
牡
3
友道 康夫
115
I
ダ
サウンドトゥルー
6 山田 弘
高木 登
115
M
芝
リアルスティール
牡
4
矢作 芳人
115
I
芝
リオンディーズ
牡
3
角居 勝彦
114
M
ダ
アスカノロマン
牡
5 豊田 智郎
川村 禎彦
114
M
ダ
ノンコノユメ
牡
4 山田 和正
加藤 征弘
114
M
ダ
ベストウォーリア(米) 牡
6 馬場 幸夫
石坂 正
113
M
芝
サトノダイヤモンド
牡
3 里見 治
池江 泰寿
113
L
芝
ディサイファ
牡
7 H.H.シェイク・モハメド
小島 太
113
M
芝
ミッキーアイル
牡
5 野田 みづき
音無 秀孝
113
M
ダ
ロワジャルダン
牡
5
戸田 博文
112
I
芝
エアスピネル
牡
3
笹田 和秀
112
L
芝
レーヴミストラル
牡
4
高野 友和
4
7
10
13
17
【表の見かた】
①表題の期間内に海外又は日本の競走に出走した日本調教馬を順位付けしたものです。
②2歳時の成績は除きます。
③距離カテゴリーのアルファベット(SMILE)は、そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示す
もので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】
1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(CAN/USA)]
M 【Mile】
1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(CAN/USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】
2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-
④馬場の「A」は、「Artificial Surface」(オールウェザー)です。
⑤単位 ポンド