ご両親にも先生方にも 会社の方々にも 読んでいただきたい リーフレットです

【 日本 LD 学会 8 ページパンフ 】
ご両親にも先生方にも
会社の方々にも
読んでいただきたい
リーフレットです
素晴らしい記憶力の持ち主なのに国語の音読がうまくで
きない、算数は得意なのに漢字を覚えることができない、
昆虫や鉄道については博識なのに同年齢の子どもとのト
ラブルが多い、授業中に立ち歩いてしまう……このよう
な特徴をもった子どもたちに出会ったことはありません
か。なぜこんなことができないのだろう、なぜ立ち歩くの
障害とは、理解と支援を必要とする個性である。
だろう、と不思議に思われるかもしれません。
このような特徴を示す子どもたちの中には、LD(学習障
害)や ADHD( 注意欠如多動性障害 )、あるいは ASD
(自
閉症スペクトラム障害)などの発達障害という障害をも
つ子どもがいます。決して子どもたちがわざと先生を困
らせたくて立ち歩いているわけではありませんし、学習
中に怠けたりふざけたりして学習につまずいているわけ
でもないのです。
しかし、このような特徴をもつ子どもたちがいることを
周囲の人たちが知らないと、子どもたちはどうしても注
意されることが多くなりますし、学習場面では「できな
い」という経験を積み重ねることになってしまいます。こ
のような子どもたちがいることを知ってほしい、そして
適切な支援を受けて子どもたちに育ってほしい、という
願いのもとに、日本LD学会は活動しています。
日本LD学会の会員は、教員や心理・教育・医療・福祉の
研究者、行政に携わる方々、民間教育機関の支援者、そし
て保護者などで構成されています。子どもたちのために、
そして子どもたちが生きやすい社会を作るために、正し
日本 LD 学会
一般社団法人 Japan Academy of Learning Disabilities
すべての子どもたちの個性を大切にする
一般社団法人 日本LD学会
〒108-0074 東京都港区高輪 3-24-18 高輪エンパイヤビル 8F
tel.03-6721-6840 http://www.jald.or.jp
Japan Academy of Learning Disabilities
い理解と支援方法を共に追求しませんか。
Ver.2015
気づいてあげて。
すべてはそこからはじまります。
LD、ADHDなど発達障害のある子どもたちの特性を
正確に理解してほしい。
すべては、そこから始まります。
【 日本 LD 学会 8 ページパンフ 】
すべての子どもたちの個性を大切にする
ごあいさつ
主な事業内容
一般社団法人 日本LD 学会とは
日本 LD 学会は、1992 年、LD をはじめ ADHD や
一般社団法人日本LD 学会は、LD(学習障害)
・ADHD(注
ASD など発達障害のある人々に対する正しい理
意欠如多動性障害)等の発達障害に関する研究・臨床・
解と科学的な支援を求める人々によって設立さ
教育の進歩向上を図るとともに、LD 等を有する児(者)
れた学術研究団体です。
に対する教育の質的向上と福祉の増進を図ることを目
そこには、幼児から児童・生徒の教育に携わる学
的に、1992 年に設立された学術研究団体です。
校現場の教師、地域でさまざまな啓発などの実践
会員は、教育、心理、医療、福祉、行政などに携わる実践
活動をしている保護者、そして医療、教育、心理、
家や研究者、保護者等によって構成されています。
研究
LD・ADHD・ASD など、発達障害のある人々
の実態を明らかにし、自立と社会参加に必要な
支援のあり方を科学的に求めていく調査・研
究を行っています。
年次大会
会員が、研究・臨床・教育などの成果を発表し、
新しい知識や考え方を学ぶための年次大会を
開催しています。
正会員:8,226 名 名誉会員:17 名 機関会員:48 機関 賛助会員:2 機関
いして、できるだけ早期に気づき、よりよく発達
を保障することが何よりも大切だと考えていま
入会条件
す。
1. L D等に関する科学的研究・臨床および治療・教育
彼らが自分自身の力で自立し、社会参加していく
に携わっている者の中で、原則として四年制大学卒
道をしっかり拓いていくためにはよりよい支援
以上の学歴を有する者
公開
シンポジウム
2. 前項に準ずる者
せん。
短期大学、
専門学校卒の学歴を有し、教育・医療・
福祉等の関連領域に従事する者、ST・OT・看護
日本 LD 学会の背景にある、ひとりひとりの個性
師・保育士等の資格を有する者
会員の知識や技能を向上するための公開シン
ポジウムを全国で開催しています。
機関誌
会員の研究や実践の成果を掲載
するための機関誌「LD研究」
を
年4 回発行しています。
私たちは、すべての人々がお互いの個性や障害を
認め合いながら共に学び、共に生きていく、豊か
入会をご希望の方は、ホームページの「入会申込」から
な明日の社会をめざしています。
お申込み下さい。常任理事会で入会審査を行い結果を
一般社団法人
日本 LD 学会
詳しくはホームページをご覧下さい。
URL http://www.jald.or.jp
認定条件の一つになっています。また、S.E.N.Sの上位資格
である特別支援教育士スーパーバイザー〔S.E.N.S-SV〕
会的リーダーシップと専門性のある、特別支援教育の「真
のプロフェッショナル」です。
本学会での研究成果を実践の場に生かし、全ての子ど
ように、多くの方に S.E.N.S の資格を目指して頂きたい
会報
会員がLD 等に関する新しい情
報を得るための会報を年 4 回発
行しています。
と思います。
詳しくは、一般財団法人特別支援教育士資格認定協会ホーム
ページをご覧下さい。
URL http://www.sens.or.jp
内外のLD関係諸団体等との連携を深めています。
連携
( )
一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会
一般社団法人 日本発達障害ネットワーク
(JDDネット)
日本心理学諸学会連合 他
通知します。
理事長 柘植 雅義
別の指導計画の立案と実施ができる力を備えていま
もがより良い支援を受けて成長していくことができる
害のある子どもだけでなく、すべての人々の尊厳
入会方法
門資格であり、LD・ADHD 等のアセスメントおよび個
の指導助言、地域における支援体制の構築と推進等、社
を尊重する考え方は、LD や ADHD など、発達障
と生き方を大切にします。
会が認定する、心理と教育の二つの領域にかかわる専
は、特別支援教育に関する啓発活動や周囲の人たちへ
が必要ですし、その土台となるのは科学的な研究
と実践による経験の積み上げがなければなりま
S.E.N.S)
」は、一般財団法人特別支援教育士資格認定協
す。S.E.N.S は、日本 LD 学会の正会員であることが資格
(2015 年 4月1日現在)
私たちはこうした人々の抱える問題や困難にた
特別支援教育士〔S.E.N.S〕という資格
「特別支援教育士
(Special Educational Needs Specialist=略称
福祉、労働、司法などの領域で仕事をしている専
門家たちが参加しています。
日本LD学会での成果を
実践の場で生かしていくために
教育
震災支援
震災の被害を受けた県からの依頼により、研修
会の講師を派遣しています。研修会のテーマに
応じて、専門性の高い学会員が講師を務めま
す。
特別支援教育士
〔S.E.N.S〕
心理