2015年(平成27年)7月16日 (木曜日) 毎 日 新 聞 Oh Me オー!ミー この情報紙は「滋賀ガイド」と提携しています 1 インターネットと連動した 【滋賀生活情報紙】 vol.572・7月16日号 毎週木曜発行 4面に プレゼント情報! ● Oh!Me 編集室/株式会社ヤマプラ:近江八幡市桜宮町294 TEL0748-34-8872 FAX0748-34-8927 ●広告/滋賀毎日広告社:大津市打出浜3-16 TEL077-522-2603 発行部数:100,000部 ●発行/毎日新聞大阪本社開発宣伝部:大阪市北区梅田3-4-5 人生に「遅すぎ」はない た 70歳で始めた日本画 百寿記念の個展 と反省し と丁寧に絵と向き合わないと」 絵のほかにも70代を過ぎてゴルフ、ウ たという。 オーキング、富士登山などに打ち込み、 100歳を迎えたら百寿展をしようと家族 エジプトのピラミッドなど海外旅行にも で話していたが、3年前に末の娘が亡く 何度も出掛けた。 なり、その四十九 日に妻も亡くなっ た。相 次ぐ 別 れ にとても落ち込ん たに ぐち 谷口 誠治 さん せい じ (大津市在住・ 歳) じ 100 見る人に元気を与える 超長寿社会を迎え、100歳を超えて元 だが、絵画サーク 気に過ごす人も多い。70歳から何か 「百寿記 ル仲間が を始めても30年。活動できる時間は 念 の 個 展をやろ 十分にある。大津市の谷口誠治さん と背 中を押し う」 は70歳から本格的に日本画を始め、 てくれた。これま 100歳になった今年、記念の個展を開 で描いた絵は60 催した。作品は見る人に元気を与え 点以上になるが、 ている。 友 人 に贈 呈した りして家に残って 学び始めた。 いるのは約30点。この中から大作を中 7年前に細かいものが見えにくくなった 心に20点を出展した。搬入や搬出は全 ため絵は描けなくなった。今は誠美さ て仲間がやってくれた。 んと一緒に晩酌するのが日課だ。肉が よし み 5月1日から5日間、大津市のギャラ 元来、絵を描くのが好きで、60代から写 「父と20年来のお付 長女の誠美さんは と 「おいしいな∼幸せやな∼」 好きで、 リー唐橋で 「谷口誠治日本画展覧会 −百 生を少し勉強したこともあって上達は早 き合いの皆さんが恩返しだと言って、展 2人で食卓を囲んでいる。 寿を迎えて」 が開かれた。出品されたの かった。 覧会をお世話してくださいました。トン を忘れない 「感謝の言葉」 全てのことに は谷口さんが70歳から93歳までに描き 「滋賀の風景展」 に10年連続出品し、入 トン拍子に話が進んだのは、天国に先 という谷口さん。優しい人柄が絵にに ためた滋賀の風景や色鮮やかな花の作 賞は三席1回、佳作4回、入選1回を 立った2人が導いてくれたのかなと思っ じみ出ている。 品約20点。350人以上が会場を訪れた。 数える。他にも大津や草津、守山の市 という。 ています」 「70歳からでもこんな素晴らしい絵が描 「私も父が絵を始めたころと同じ年代に なりました。これからまだまだ頑張れる 展に出品し、数多くの賞を受賞した。 けるなんて……。絵からエネルギーが 谷口さんの絵はとても緻密で、作品を見 好きなことを積極的に と誠 と思うと、気持ちが明るくなります」 伝わってきました」 など、たくさんの感想 たあるプロは 「自分も初心に帰ってもっ 好きなことを積極的に楽しむ谷口さん。 (取材・福本) 美さんはほほ笑む。 が寄せられた。 家族や仲間に支えられ 詳しくは www.gaido.jp/suteki 谷口さんは旧国鉄に勤務したあと清 水建設へ。70歳で退職し、同市内で 滋賀生活情報紙【 滋賀生活情報紙 滋賀生活情報 【Oh!Me Oh!Me】はお近くの 】 はお近くの 毎日新聞販売店からお届けしています。 毎日新聞販売店からお届 毎日新聞販売店 らお届けしていま ています。 活動する絵画サークル 「日本画こす フリーダイヤル ヨムハ フリーダイヤル ヨム ハ マイニチ マイニチ もす」 に参加して本格的に日本画を 毎日新聞のご購読お申し込みは
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