ICT 活用実践事例 活用実践事例 やたなか小中一貫校 授業の概要 授 業 日 時 2013 年 11 月 8 日 学 年 第 7 学年 教 科 国語 名 竹取物語 単 元 単 元 の 目 標 現代語とは異なる仮名遣いや言葉に注意して,古文を読み味わう。 物語のおもしろさを知り,作品に描かれた世界と現代のつながりを考える。 ①「竹取物語」の成り立ちや概要を知る。冒頭を音読する。冒頭「今は昔~いひける」までの絵をイメージし て書く。 単元全体の流れ ②冒頭「今は昔~いひける」まで理解する。冒頭「その竹~ゐたり」までの絵をイメージして書く。 ③冒頭「その竹~ゐたり」まで理解する。冒頭「翁言ふやう~養ふ」までの絵をイメージして書く。(本時) ④冒頭の口語訳に取り組み,情景や古語を理解する。第一段落を理解する。 ⑤第二、三段落を理解する。「竹取物語」と現代のつながりを読み取る。 本 時 の 目 標 本時の授業形態 タブレット PC を使用し,情景をイメージできる。古典的な語句を理解できる。 物語のおもしろさを知る。 ■ 一斉学習 □ 少人数学習 □ グループ学習 ■ 個別学習 ICT活用場面 授業場所 ICT 機器活用場面 普通教室 ■ ICT支援員によるサポート ICT 活用者 活用目的 活用機器 活用コンテンツ 導入 ■ 展開 ■授業中 □ まとめ ■事前 □ その他( ) □なし ■ 指導者 ■ 学習者 □ 支援員 ■ 課題の提示 ■ 動機付け ■ 教員の説明 ■ 学習者の説明 □ 繰り返しによる定着 ■ モデルの提示 □ 失敗例の提示 □ 体験の想起 □ 体験の代行 ■ 比較 □ 振り返り □ その他 ■ 電子黒板 □ ■ タブレット PC ■ (指導者用) ■ (学習者用) □ デジタル教科書 □ (指導者用) □ (学習者用) ■ 授業支援システム □ □ <協働学習の実施状況> ■ 児童生徒が相互に教え合う場面があった □ 数名が一緒に学び合う場面があった ■ 数名が協力したり助け合ったりする場面があった ■ 数名が話し合う場面があった ■ 一人が発表したことについて学級全体で考える場面があった ■ 同じ問題について,学級全体で話し合う場面があった □ ネットワークを使って遠隔地と結んで学ぶ場面があった ICT 活用実践事例 本時の展開 学習の流れ ICT 活用場面 ポイント 前回各自で取り組んだ絵を見て,どんな情景をイメー 前 回描い た数枚 の絵 を電子 黒板 に投影 自分や友だちの描いた ジしたのか共有する。 し,考えを共有する。 絵を用いることで,興 【導入】 冒頭を音読する。 味関心を持って取り組 むことができる。 【展開】 古語の意味を理解する。 授業支援システムの「投票」機能を活用し, 予想をすることで,意 古語の意味を予想,確認する。 欲的に取り組むことが できる。 語句を理解したうえで,共有した絵を比べ内容に合う 語句の意味を理解したうえで,どの絵が一 絵を用いることで情景 絵を考える。 番本文の内容に近かったかを考える。 がイメージしやすくな る。 冒頭「その竹~ゐたり」まで情景をイメージして絵に描 次の本文を読み,予想したイメージを絵に表 絵に表すことで,意欲 く。 す。 的に取り組むことがで きる。 【まとめ】 本時の学習を振り返る。 次回行うことを確認する。 ICT 活用実践事例 ・指導者主体の授業ではなく,学習者の主体性を引き出した授業にする。 I C T 活 用 の ・古典は学習者にはとっつきにくいものであり,苦手だと感じる学習者も多いと考えられるが,興味を持ち, ね 意欲的に学ばせたい。 ら い ・学習者にはなじみのない古語の理解や,現代語では用いるものの意味の異なる古語の理解を深める。 ・古典という学習者が苦手とする単元でも,興味関心を持って取り組むことができた。 活 用 の 効 果 ・古語の意味を予想したり,本文の情景を予想し絵に描いたりすることで,指導者主体の授業でなく,学 習者が意欲的に授業に参加することができた。 ・古語の意味を予想する場面で「投票」機能を活用したが,結果がリアルタイムで見られるため何度も連打 実 践 上 の 課 題 してしまう学習者がいた。リアルタイムで結果を表示せず締め切り後に結果を表示するか,制限時間を短く 設定すればよかった。 所感 古文という学習者にとっては難しいと思われる単元でも,ICT を効果的に活用することで,興味関心を持ち,意欲的に取り組 むことができたと思います。古語の意味を「投票」機能で予想したり,本文の情景を絵に描いたりするなど,古文の単元ではスタ ンダードに活用できる事例だと思います。(支援員) 以上
© Copyright 2024 ExpyDoc