※赤字:追加、更新等箇所 JETRO ソウル 2015 年 6 月 12 日 韓国における MERS(中東呼吸器症候群)の状況について 1.6 月 12 日現在の感染者などの現状(カッコ内は前日、別添 1、2 参照) (1)感染者数:126 人(122 人) (2)死亡者数:11 人(10 人) (3)隔離者数:3,680 人(3,805 人)のうち、施設:227 人(214 人)、自宅:3,453 人(3,591 人) (4)隔離解除者数:1,249 人(955 人) ※自宅隔離とは特別な症状が表れていない接触者に対して実施。症状が表れない場合、MERS の最大潜伏 期間の 14 日後、隔離を解除 (5)感染者などの推移 (単位:人) 月日 感染者数 死亡者数 隔離者数 6月1日 18 2 685 6月2日 25 2 750 6月3日 30 2 1,364 103 1,261 52 6月4日 36 3 1,667 164 1,503 62 6月5日 41 4 1,820 184 1,636 221 6月8日 87 6 2,508 158 2,350 583 6月9日 95 7 2,892 163 2,729 607 6 月 10 日 108 9 3,439 180 3,259 641 6 月 11 日 122 10 3,805 214 3,591 955 6 月 12 日 126 11 3,680 227 3,453 1,249 施設隔離 自宅隔離 隔離解除者数 30 出所:MERS ポータルサイト 2.韓国の対応 (1)政府 ①中央政府 1)政府は医療機関名の公開は現在想像出来る以上の不安や恐怖を招きかねないうえ、同医療機関を利 用する人への被害を懸念し、情報を非公開。ただし、医療機関間の情報共有は許可としている。法務部 と協調し、密接接触者の出国を制限(入国制限の動きは見当たらない)。 2)6 月 5 日、発病者が集中している病院名(平澤聖母病院)を公開し、1 例目(以下、別添 1 参照)が入院して いた 5 月 15~29 日に同院に訪問した人は当局に申告するよう呼びかけた。更に同日、有効な MERS 拡 散防止のため保健福祉部長官と大韓感染学会理事長が共同本部長を務め、医療関係者が参加する 「MERS 官民総合対応 TF(タスクフォース)」を構成し、保健福祉部が中心となっている「中央 MERS 管理対 策本部(本部長:保健福祉部長官)」と協力していく予定。 1 ※赤字:追加、更新等箇所 3)6 月 7 日、政府は、MERS 患者が発生した全ての医療機関名および患者の滞在期間などを公表(別添 2 参照)。今後、MERS の対応に関する情報は可能な限り公開するが、窓口は保健福祉部に一本化。 4)6 月 7 日、保健福祉部長官は、ソウル特別市長、京畿道知事、忠清南道知事、大田広域市長とともに共 同記者会見を開き、政府と自治体が MERS への対応において協力していくと発表。関連情報を共有、中 央・自治体間の実務協議体制を即時構築。 5)6 月 8 日、外交部と保健福祉部は、各国の駐韓外交官を対象に MERS 感染拡大の状況や韓国政府の対 応などについて説明会を開催し、110 の在韓公館のうち 78 公館、20 の国際機関のうち 4 機関が参加。 6) 6 月 10 日、青瓦台は、朴槿恵大統領が、MERS 対応のため、14 日~18 日の日程で予定していた訪米を 延期すると発表。 7)6 月 10 日、保健福祉部・疾病管理本部は MERS ポータルサイトを開設。感染者数、感染者発生病院の確 認、接触申告などが可能(http://www.mers.go.kr/)。 8)6 月 10 日、経済副総理・企画財政部長官(国務総理代行)が、国民談話を通じて、地域別に MERS 集中 治療病院 17 ヵ所と露出者診療病院 32 ヵ所を指定、自宅隔離者に対する生活支援を行うと発表。 9)6 月 10 日、保健福祉部長官は、6 月 12 日 14 時からサウジアラビアの代表団と MERS 専門家会議を開 催すると発表。両国の専門家が MERS の対応における経験・情報を共有。 10)6 月 11 日、保健福祉部長官は、医師協会・病院協会・主要病院長と会議を開催。重症呼吸器疾患に対し て来院から入院まで全ての診療過程において、他の患者と隔離診療を行う「国民安心病院」を導入すると 発表(12 日に公表予定)、病院内感染の防止を図る。 ※MERS 集中治療病院: MERS 感染者を陰圧隔離施設に隔離し、治療を行う病院 露 出 者 診 療 病 院 : MERS 感染の疑いのある人を移送し、検査する間に陰圧隔離施設などに隔離して 治療を行う病院 国 民 安 心 病 院 : 一般国民と呼吸器疾患を持つ人が、MERS 感染リスクを回避し、より安全に診療が 受けられる病院 11)6 月 11 日、保健福祉部は、MERS に関する問合せに対応する MERS ホットラインを 109 番に切り替え、24 時間運営にすると発表。更に、6 月 12 日からは外国人向けの英語サービスを開始。 12)6 月 11 日、国民安全処は、MERS の早期終息のため、管理対象者への1:1管理強化に必要な消毒薬品 の購入、医療廃棄物の処理、検疫設備の購入、自宅隔離案内書の作成などを支援する特別交付税 23 億ウォンを各自治体に追加支援すると発表(6 月 7 日、12 億ウォン支援)。 13)6 月 12 日、保健福祉部は、「国民安心病院」に病院・総合病院・上級総合病院 87 ヵ所が申込んだと発表。 各病院は隔離施設の整備などの準備を行い、15 日から順次運営開始。 ②ソウル特別市 1)6 月 4 日の夜、ソウル特別市長は緊急ブリーフィングで緊急対策会議の結果を発表。ソウル特別市では 初の発病者である 35 例目の患者の移動経路および接触者の隔離措置などについて説明し、今後も市 民と情報共有をしていくと宣言。しかし、保健福祉部は今までの対応に対して不信感を与えるなど、慎重 な行動ではなかったと指摘。 ③その他 1)6 月 3 日、仁川国際空港公社は、中東発の便のみ利用可能な駐機場 4 ヵ所を指定。乗客に対してはボー ディングブリッジで検疫官が健康状態を確認。また、空港職員を対象に発熱検査を実施、マスクなどを支 給。更に、入国エリアの消毒を月 1 回から毎日行うことにした。 2)6 月 4 日、大韓感染学会・大韓小児科学会・大韓応急学会・大韓医療関連感染管理学会・大韓感染管理 看護師会・大韓診断検査医学会・大韓結核および呼吸器学会の 7 学会は保健福祉部との共同セミナー 2 ※赤字:追加、更新等箇所 を開催し、MERS に関する情報を共有し、「MERS 患者と接触したことのない一般国民は過度な不安・恐 怖を感じる必要がない」と発表。 3) 6 月 7 日、国民健康保険公団は、同公団のホームページ内に MERS 接触者検索システムを構築し、医療 スタッフが対象者の情報(MERS 患者との接触、隔離状態など)を確認出来るよう運用を開始。 4)6 月 8 日、WHO(世界保健機関)の調査チームが来韓し、9 日から調査を開始。WHO と韓国の共同調査チ ームは共同団長をつとめる WHO の福田敬二事務局長補とイ・ジョング ソウル大学医学教授をはじめそ れぞれ 8 人、合計 16 人で構成。保健福祉部長官との面談や疫学調査、感染管理、MERS コロナウイル スの特性分析などを実施後、13 日に調査結果を発表する予定。 5)6 月 10 日、韓国と WHO の MERS 共同調査団は、韓国の MERS 発症は中東の医療施設での発症状況と 似ているが、進行が速いため現在調査を行っていると発表。更に、感染予防および統制が全国の医療機 関を含む全ての施設で即時強化されるべきであり、感染の疑いのある人に対する管理の徹底や移動の 制限などを勧告。また、学校が MERS の伝染には影響を及ぼしていないことから授業の再開を勧告。 (2)教育部門 ①6 月 5 日の文化日報の報道によると、教育部が発表した休校学校数は 5 日午前 9 時現在 1,163 ヵ所。京 畿道地域を中心に幼稚園、小・中・高校、大学で臨時休校および修学旅行など団体活動を延期・キャンセ ル。 ②6 月 8 日の毎日経済の報道によると、教育部が発表した休校学校数は 8 日午前現在 1,869 ヵ所。京畿道 が 1,362 ヵ所で最多、ソウル特別市が 169 ヵ所で 2 番目に多い。 ③6 月 8 日、ソウル教育庁は、MERS の影響で休校する学校のリストを同庁のホームページに毎日公開して いくと発表(http://www.sen.go.kr/web/services/bbs/bbsList.action?bbsBean.bbsCd=335)。 ④6 月 9 日のヘラルド経済の報道によると、教育部が発表した全国の休校学校数は 9 日 9 時現在 2,199 ヵ 所で全体の 10.5%に及ぶ。 ⑤6 月 10 日の NEWSIS の報道によると、教育部が発表した休業学校数は 10 日 9 時現在 2,474 ヵ所。同日 午前、忠清北道で初の死亡者が発生したことで忠清北道の休業学校数が大幅に増加。 ⑥6 月 11 日の NEWSIS の報道によると、教育部が発表した休業学校数は 11 日 9 時現在 2,431 ヵ所。特に、 大田広域市の休業が前日比大幅に減少。 ⑦6 月 12 日の NEWSIS の報道によると、教育部が発表した休業学校数は 12 日 9 時現在 2,788 ヵ所。 ⑧6 月 12 日の NEWS1 の報道によると、ソウル特別市教育監は、6 月 7 日、江南区・瑞草区の幼稚園・小学 校 126 ヵ所に対して 8~10 日にかけて休校令を出し、更に休業を 12 日まで延長するよう求めたが、12 日 の「第 5 回 MERS 拡散防止緊急対策会議」では、MERS の拡散状況、教師や保護者の世論、世界保健機 関の勧告を受け、各学校の判断による休業に切替えると発表。 3 ※赤字:追加、更新等箇所 (図)MERS による休校現状 京畿道 : 1,769 ヵ所 (1,755 ヵ所) ソウル特別市 : 541 ヵ所 (425 ヵ所) 江原道 : 99 ヵ所 (15 ヵ所) 忠清北道 : 32 ヵ所 (47 ヵ所) 忠清南道 : 80 ヵ所 (72 ヵ所) 世宗特別自治市 : 1 ヵ所 (1 ヵ所) 大田広域市 : 79 ヵ所 (41 ヵ所) 慶尚北道 : 2 ヵ所 (2 ヵ所) 慶尚南道 : 42 ヵ所 (0 ヵ所) 全羅北道 : 107 ヵ所 (73 ヵ所) 全羅南道 : 36 ヵ所 (0 ヵ所) 合計 : 2,788 ヵ所 (2,431 ヵ所) (カッコ内は前日) (3)産業部門 ①6 月 4 日の韓国経済新聞の報道によると、サムスンは中東地域出張者の自宅勤務実施し、4~5 日開催予 定の新入社員研修を中止。LG は社内掲示板で MERS の情報共有、中東地域の出張・旅行を控えるよう指 示。大韓航空は中東路線の添乗員に対して感染予防教育実施。 ②6 月 4 日のアジア経済新聞の報道によると、出張の多い総合商社や造船業界でも出張または海外バイヤ ーとの協議をキャンセル・延期。 ③6 月 9 日の聯合ニュースの報道によると、現代自動車グループは良才社屋にサーマルカメラを設置。更に、 蔚山・華城工場などの生産現場でも MERS 予防に取り組んでいる。また、SK C&C もサーマルカメラを設置、 看護師などによるモニタリングを実施中。大韓航空とアシアナ航空も今週中に全航空機の消毒を実施。 ④6 月 12 日の朝鮮日報の報道によると、大韓商工会議所・全国経済人連合会・韓国貿易協会・中小企業中 央会・韓国経営者総協会の経済 5 団体は、11 日、「MERS 克服のため政府と緊密に協力し、常に現場の保 健・安全点検を実施、会議やイベントも予定通り推進」、「予定していた投資の実施、新事業発掘による雇 用創出、海外市場の開拓などによる輸出回復にも取組む」と共同声明を発表。 3.韓国内での影響 (1)旅行業界に深刻な打撃 ①6 月 4 日のテレビ朝鮮の報道によると、中華圏で韓国旅行のキャンセルが続出(約 7,000 人)。国内旅行・ 団体活動のキャンセルも相次ぐ。 ②6 月 5 日、韓国観光公社バンコク支社は、韓国団体旅行を予約していた 64 人が MERS の影響で観光をキ ャンセルしたと発表。 ③6 月 5 日の EBN の報道によると、同日ハナツアーが開催した旅行博覧会には例年並みの観覧客が来場し、 4 ※赤字:追加、更新等箇所 韓国内の海外旅行需要は減少していないものとみられる。 ④6 月 8 日の NEWSIS の報道によると、6 月 1 日から 6 日まで MERS の影響で済州島旅行をキャンセルした 国内・海外観光客が 11,279 人。国籍別に見ると、中国人が 4,792 人、日本人が 230 人、東南アジア地域が 22 人、米州地域が 12 人。 ⑤6 月 8 日の NEWS1 の報道によると、韓国観光公社は 6 月 5~7 日の 3 日間 MERS の影響で旅行をキャン セルした人が 25,000 人、集計を開始した 6 月 1 日からの 1 週間、韓国旅行をキャンセルした人は合計 45,600 人に上る。 ⑥6 月 10 日のヘラルド経済の報道によると、韓国観光公社が 6 月 1 日から 8 日まで海外支社を通じて調査 した結果、MERS の影響で韓国旅行の予約をキャンセルした人が約 54,000 人に上り、そのうち 90%が中華 圏、また韓国観光ホテル業協会は MERS 感染者発生前に比べてホテルのキャンセル率が約 40~50%増 加。 ⑦6 月 10 日のヘラルド経済の報道によると、韓国観光公社が 6 月 1 日から 9 日まで海外支社を通じて調査 した結果、MERS の影響で韓国旅行の予約を約 67,700 人がキャンセル。 ⑧6 月 12 日の MBC ニュースの報道によると、韓国観光公社が 6 月 1 日から 10 日まで海外支社を通じて調 査した結果、MERS の影響で韓国旅行の予約を約 84,000 人がキャンセル。 (2)マスクや手指消毒剤などの販売急増 ①6 月 4 日の MBC ニュースの報道によると、セブンイレブンは 5 月 28 日から 6 月 3 日までマスクと手指消 毒剤の売り上げが前年同期比それぞれ 8 倍と 5 倍以上増加したと発表。外出を控える人が増え、一人世 帯を中心にお弁当・レトルト食品などの売り上げが 9~10 倍増加。 ②6 月 4 日の INEWS の報道によると、6 月 1 日から 3 日まで発症者が出た平澤市などの E-マートで売り上 げが前年同期比 10%以上減少。ロッテマートも水原市・平澤市で同期間の売り上げが前年同期比 19%減 少。一方、ネットショッピングは感染者発生後、食品・生活必須品を中心に売り上げが伸びている。 (3)その他 ①6 月 9 日の毎日経済の報道によると、MERS の影響で 6 日に映画館を訪れた観客が前週に比べ 19.2%、2 週前に比べ 23.5%減少。更に、新作映画の公開時期も延期相次ぐ。 ②6 月 9 日の SBS CNBC の報道によると、MERS の治療薬はまだ開発されておらず、感染を恐れ営業活動 が委縮したため、製薬業界に大きな打撃を与えている。しかし、各製薬会社は市場性がないことを理由に MERS 治療剤の開発には取り組んでいない。 ③6 月 12 日の YTN の報道によると、中国人観光客が多く訪れる明洞や東大門地域の化粧品売り場で売上 げが大幅に減少。THE FACESHOP は同地域の売り場で先週の売上げは前年同期比 10%程度減少、免 税店の売り上げも 23%減少したと発表。 4.周辺国への反響 (1)中国 ①6 月 3 日の広東省衛生計画生育委員会疫情信息によると、5 月 29 日に MERS を発症した患者の健康状 態は良くなって来たと発表した。広東省は引き続き接触者を追跡するとともに隔離して経過を観察する。 ②6 月 4 日の広東省衛生計画生育委員会疫情信息によると、5 月 29 日に MERS を発症した患者の病状は まだ重く、精神的疲労が見られ情緒不安定となっていると発表した。専門家は「既に患者の状況に応じた 5 ※赤字:追加、更新等箇所 治療方法の調整を行っている。患者と接触した 78 人は全て探し出し、広東域内の 75 人は全て隔離観察措 置を実施したが、今のところ体調が優れない人はいない。また、残り 3 人については既に省を離れており、 関係する国家・国に報告済みである」と述べた。 ③6 月 5 日の広州日報によると、広東省恵州へ向かった韓国人男性が MERS を発症。接触者とみられる 78 人のうち、66 人を恵州の病院に隔離。日本人も 1 人含まれている。しかし、78 人のいずれも、今現在体調 不良を訴えているものはいない。 ④6 月 5 日の国家衛生計画生育委員会によると、国家衛生局は、5 日、中東呼吸器総合症(MERS)疫病予 防・制御プラン第二版を発表。 ⑤6 月 7 日の国家衛生計画生育委員会によると、王国強副主任は、山東省済南市で中東呼吸器総合症 (MERS)の疫病予防・制御業務の指導を行った。 ⑥6 月 8 日の広東省衛生計画生育委員会によると、駱文智書記は、5 日、中国で初の MERS 感染事例につ いての応急措置と MERS 予防・制御のための全省会議を広東省恵州市で行った。この会議には省疾控中 心、省衛生監督所、恵州市政府、市衛生計画生育局など関係機関が参加。 ⑦6 月 10 日、広東省衛生計画生育委員会は、5 月 29 日に確認された MERS 感染者の容態について、 「4 日間発熱はなく、咳の中に痰があるかははっきりとしていない。肺には依然として炎症があるが、以前と比 べて範囲は小さくなっている。合併症の発生、容態の変化に注意しながら専門家と相談し治療を継続」、ま た、感染者と接触した 75 名について、「体調が悪くなっている人はおらず、検査結果も陰性であった」と発 表。 ⑧6 月 10 日、国家衛生計画生育委員会は、記者会見を行い、その中で、毛群安宣伝局局長は「MERS が中 国に入ってくるリスクは高まっている。関係部署とともに予防、警戒を行うと同時に、医療従事者の訓練を 行い、MERS が国内で広がった際の準備も行うことが必要である」と述べた。 ⑨6 月 11 日、国家衛生計画生育委員会は、中央宣伝部などとともに MERS の予防・コントロールメカニズム を始動。 ⑩6 月 11 日、広東省衛生計画生育委員会は、広東省内の MERS 感染者への接触者 75 人(恵州市 66 人、 東莞 5 人、深圳市、珠海市各 2 人)は、2 回の検査結果でいずれも陰性。9 日 0 時に 44 名、10 日 0 時に 31 名が観察期間を終え開放。全ての接触者に異常はなかったと発表。 ⑪中国における新たな感染は確認されていない。 (2)香港 ①政府は「MERS の突発事態に対処する計画」下で突発事態に対処するレベル別の対処を開始。 ②衛星署ホームページのニュースで毎日最新状況を発表。特設ページも。 6 月 5 日の衛生署新聞広報によると、衛生防護津中心は引き続き世界の衛生組織および韓国の衛生当局 と密接な連絡をとる。市民と医療・看護業界の警戒心を高め、最新状況に留意する。 ③香港の衛生防護中心は、MERS 感染者に接触した 18 人を隔離した。香港経由で恵州に向かった韓国籍の 男性が MERS を発症。同じ機内に載っていた 29 人のうち、11 人は既に香港を離れていたが、残りの 18 人 を 14 日間の強制隔離の措置にした。 ④6 月 5 日、香港衛生署衛生防護中心は、サウジアラビアとオマーンで新たな MERS 発症者が出たと発表。 「中東地区へ外遊した人は農場や、ラクダ、動物がいる地域へ行くのを避けて欲しい。また、医療機関へ訪 れることを避けて欲しい」と述べた。 ⑤6 月 7 日、香港衛生署防護中心は、MERS 感染が疑われている 2 人(2 人ともソウル旅行後に発熱有り)に ついて、調査をすると同時に、市民に改めて旅行時の安全、健康管理に注意を呼び掛けた。 6 ※赤字:追加、更新等箇所 ⑥6 月 8 日の衛生署新聞公報によると、衛生署衛生防護中心は、銅鑼湾の保育所で発生した呼吸器疾患の 患者について調査すると同時に、市民に警戒を呼び掛け、個人と環境の衛生を保つことを呼び掛けた。 ⑦6 月 8 日、衛生署衛生防護中心は、海外旅行後に発熱があり、MERS 感染の疑いがある 3 人の患者が陰 性であったことを発表。再度、市民へ旅行時の安全、健康に特に注意を払うよう呼び掛けた。 ⑧6 月 9 日の衛生署新聞広報によると、香港衛生署衛生防護中心は、9 日、MERS 感染の疑いのある患者に ついての情報の定例発表を行い、市民に旅行時の安全、健康に十分注意するよう再度呼び掛けた。現在、 19 例の MERS 感染の疑いのある患者が報告され、14 例は陰性、残り 5 例は検査結果が未完了。 ⑨6 月 11 日、香港衛生署衛生防護中心は、MERS 感染の疑いのある患者についての情報の定例発表を行 い、市民に旅行時の安全、健康に十分注意するよう再度呼び掛けた。6 月 9 日~11 日にかけて 33 例の MERS 感染疑いのある事例を入手し、簡易検査では全てが陰性であったことを発表。また、6 月 9 日発表時 点で結果が出ていなかった 5 例も陰性であったと発表。 ⑩6 月 12 日、衛生署衛生防護中心は、MERS 感染疑いのある患者の最新の化学検査結果を発表。11 日に 結果が出ていなかった 1 例について、簡易検査の結果が陰性であったと発表。 ⑪香港における新たな感染は確認されていない。 (3)台湾 ①6 月 4 日、台湾政府は MERS の流行を防ぐために、医療所の整備、想定訓練を行った。 ②6 月 7 日の新華網によると、交通部は、6 日、陸、海、空運においてウイリスの拡散を防止するため、防疫を 強化すると発表した ③6 月 8 日、衛生福利部疾病管制署は、MERS の検疫および防疫処置のプロセスの手引きを更新。MERS が 流行している地域からの入国者や、住民が流行地域から帰還した際の行動について定めた。 ④6 月 8 日、台北市政府衛生局は、MERS-FAQ を特設ページに掲載。また、9 日、公共交通機関における呼 吸器疾患の予防マニュアル、患者の在宅看護マニュアル、学校および託児所施設での防護マニュアル、 個人防護マニュアルを特設ページに掲載。 ⑤6 月 9 日、衛生福利部疾病管制署は、韓国の MERS 流行を受けて会議を開催し、疫病発生の範囲を韓国 全域に拡大することを提案し、住民に韓国に行く際は医療機関に行かないよう呼び掛けた。 ⑥6 月 9 日、衛生福利部疾病管制署は、「タミフルで MERS が予防できる」という噂で買占めパニックが起きて いることに対し「現在 MERS ウイルスに対する有効な治療方法は見つかっていない。タミフルなどの薬も有 効であるかは未確認」と発表。 ⑦6 月 11 日、行政院長は、行政院が衛生福利部に行った「MERS 疫病発生の状況」の聞き取り後、「MERS は依然、韓国において蔓延しており、韓国は近いうちに世界第 2 位の感染国となるだろう。台湾も『敵を倒 すには、まず自分に厳しく』の態度で、引き続き MERS への警戒を強めていく」と発表。 ⑧6 月 11 日、中華電視公司によると、エバー航空は週 20 便運航している韓国便を 7 便、中華航空も週 42 便から 27 便へ減便。 ⑨6 月 11 日、香港疾病管制署は、MERS 感染が疑われ隔離されていた台湾籍の客室乗務員 1 名の検査結 果が陰性であることと発表。 ⑩台湾における新たな感染は確認されていない。 5.各国・地域の渡航規制などの状況 月日 国・地域 内容 6月3日 台湾 台湾外交部は、ソウルについて 4 段階の危険レベルの下から 2 番目の渡航注 7 ※赤字:追加、更新等箇所 意情報、ソウル以外の地域にも一番下のレベルの注意情報を発出。 6月5日 香港 香港特別行政区政府は、香港国際空港で韓国出発の航空機を特定区域内 にのみ着陸するよう誘導、乗客も指定されたゲートから入国。 6月7日 ベトナム ベトナム政府は、韓国旅行および発症地域からの観光客誘致も控えるよう旅 行業界に勧告。保健当局は、MERS 感染を防ぐための予防計画および対応計 画を点検。空港や港などで医療モニタリングを強化。 アラブ首長国 連邦(UAE) カタール UAE 政府は、韓国の京畿道を「旅行注意」国家として指定し、韓国旅行を控え るよう呼び掛けた。韓国からの観光客に対する不利益はないと表明。 カタール外務省は、ホームページを通じて韓国旅行の際、MERS の感染に十 分注意するよう呼び掛けた。 6月8日 香港 香港特別行政区政府は、韓国における MERS の感染拡大を受け、警戒レベ ルを「警告」から「深刻」へ引上げるとともに「旅行健康アドバイス」を発表。 マレーシア マレーシア政府は、韓国への渡航自粛を呼び掛けた。 韓国からの観光客などについて、入国を禁止するなどの措置はない。 ロシア ロシア保健当局は、特段の必要性がない場合、韓国への渡航を、当面控える よう呼び掛けた。 6月9日 インドネシア インドネシア外務大臣は、韓国に対して旅行注意報を出したが、旅行の制限 は必要ないと発表。 出所:各国政府、各プレス発表などにより作成 以上 8 ※赤字:追加、更新等箇所 別添 1 MERS(中東呼吸器症候群)感染者リスト 感染 番号 年齢/性別 概要 1 68 歳/男性 5 月 20 日 ・1 例目の感染者 2 63 歳/女性 5 月 20 日 ・1 例目の妻 / 退院(6 月 5 日) 3 76 歳/男性 5 月 21 日 ・1 例目と同じ病室患者(平澤聖母病院) / 死亡(6 月 4 日) 4 46 歳/女性 5 月 26 日 ・3 例目の娘(看病)(平澤聖母病院) 5 50 歳/男性 5 月 26 日 6 71 歳/男性 5 月 28 日 ・1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) / 死亡(6 月 1 日) 7 28 歳/女性 5 月 28 日 ・1 例目を治療した看護師(平澤聖母病院) / 退院(6 月 11 日) 8 46 歳/女性 5 月 29 日 ・1 例目の採血を行った看護師(ソウルアサン病院) 9 56 歳/男性 5 月 29 日 ・1 例目と同じ階の病室患者(平澤聖母病院) 確認日 ・365 ソウルヨルリン医院の医師 ・1 例目の聴診・問診を実施 / 退院(6 月 8 日) ・3 例目の息子・4 例目の弟 10 44 歳/男性 5 月 29 日 ・5 月 16 日、1 例目がいる病室にお見舞いで来院(平澤聖母病院) ・5 月 29 日、中国 CDC(疾病予防管理センター)で MERS と診断 11 79 歳/女性 5 月 29 日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) 12 49 歳/女性 5 月 29 日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) 13 49 歳/男性 5 月 29 日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) / 退院(6 月 11 日) 14 35 歳/男性 5 月 30 日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) 15 35 歳/男性 5 月 30 日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者の息子(平澤聖母病院) 16 40 歳/男性 5 月 31 日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) 17 45 歳/男性 5 月 31 日 ・5 月 15~16 日、1 例目と同じ病棟患者の息子(平澤聖母病院) 18 77 歳/女性 5 月 31 日 ・5 月 15~16 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) / 退院(6 月 8 日) 19 60 歳/男性 6月1日 ・5 月 16~17 日、1 例目と同じ病棟患者の保護者(平澤聖母病院) 20 40 歳/男性 6月1日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) 21 59 歳/女性 6月1日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者の保護者(平澤聖母病院) 22 39 歳/女性 6月1日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者の保護者(平澤聖母病院) 23 73 歳/男性 6月1日 ・5 月 28~30 日、16 例目と同じ病室患者(建陽大学病院) 24 78 歳/男性 6月1日 ・5 月 28~30 日、16 例目と同じ病室患者(建陽大学病院) 25 57 歳/女性 6月1日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) / 死亡(6 月 1 日) 9 ※赤字:追加、更新等箇所 26 43 歳/男性 6月2日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者の保護者(平澤聖母病院) 27 55 歳/男性 6月2日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) 28 58 歳/男性 6月2日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者の夫(平澤聖母病院) 29 77 歳/女性 6月2日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟患者(平澤聖母病院) 30 60 歳/男性 6月2日 ・5 月 22~28 日、16 例目と同じ病室患者(大田大青病院) 31 69 歳/男性 6月4日 ・5 月 28~30 日、16 例目と同じ病室患者(建陽大学病院) 32 54 歳/男性 6月4日 ・5 月 15 日、1 例目と同じ病室患者のお見舞いで訪問(平澤聖母病院) 33 47 歳/男性 6月4日 ・5 月 15 日、1 例目と同じ病室患者のお見舞いで訪問(平澤聖母病院) 34 25 歳/女性 6月4日 35 38 歳/男性 6月4日 36 82 歳/男性 6月4日 37 45 歳/男性 6月5日 38 49 歳/男性 6月5日 ・5 月 14~31 日、16 例目と同じ病室患者(大田大青病院) 39 62 歳/男性 6月5日 ・5 月 20~28 日、9・11・12・14 例目と同じ病室患者(平澤聖母病院) 40 24 歳/男性 6月5日 ・5 月 22~28 日、9・14 例目と同じ病室患者(平澤聖母病院) 41 70 歳/女性 6月5日 42 54 歳/女性 6月6日 ・5 月 19~20 日、14 例目と同じ病棟の 7 階で看護(平澤聖母病院) 43 24 歳/女性 6月6日 ・14 例目が入院していた病棟の7階で勤務した医療スタッフ(平澤聖母病院) 44 51 歳/女性 6月6日 ・5 月 18~28 日、14 例目と同じ病棟の 7 階で入院(平澤聖母病院) 45 65 歳/男性 6月6日 ・5 月 28~30 日、16 例目と同じ病棟の患者の夫(建陽大学病院) 46 56 歳/男性 6月6日 47 68 歳/女性 6月6日 48 39 歳/男性 6月6日 49 75 歳/男性 6月6日 50 81 歳/女性 6月6日 51 72 歳/女性 6月6日 ・5 月 15~17 日、1 例目と同じ病棟の医療スタッフ(平澤聖母病院) / 退院 (6 月 10 日) ・5 月 27 日、14 例目が入院した救命救急センターの医療スタッフ(サムスン ソウル病院) ・5 月 28 日、16 例目と同じ病室患者(建陽大学病院) / 死亡(6 月 4 日) ・5 月 14~27 日、1・9・11・12・14 例目と同じ病室患者(平澤聖母病院) / 退 院(6 月 11 日) ・5 月 27 日、14 例目を入院していた救命救急センターを訪問(サムスンソウ ル病院) ・5 月 27 日、14 例目を入院していた救命救急センターに 67 例目の保護者と して滞在(サムスンソウル病院) ・5 月 27 日、14 例目を入院していた救命救急センターの患者(サムスンソウ ル病院) 死亡(6 月 8 日) ・5 月 28 日、14 例目と同じ病室の患者の夫(サムスンソウル病院) ・5 月 27 日、14 例目を入院していた救命救急センターの患者(サムスンソウ ル病院) ・5 月 27 日、14 例目を入院していた救命救急センターの患者(サムスンソウ ル病院) ・5 月 12~21 日、平澤聖母病院に入院/ 死亡(6 月 12 日) 10 ※赤字:追加、更新等箇所 52 54 歳/女性 6月6日 ・5 月 23~28 日、平澤聖母病院に入院 53 51 歳/男性 6月6日 ・5 月 26~28 日、平澤聖母病院に入院 54 63 歳/女性 6月6日 ・5 月 22~28 日、16 例目と同じ病室の患者を看病(大田大青病院) 55 36 歳/男性 6月6日 56 45 歳/男性 6月6日 ・5 月 26~6 月1日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院 57 57 歳/男性 6月6日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 58 55 歳/男性 6月6日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 59 44 歳/男性 6月6日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 60 37 歳/女性 6月6日 61 55 歳/男性 6月6日 ・5 月 27~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院 62 32 歳/男性 6月6日 ・5 月 27~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに滞在 63 58 歳/女性 6月6日 ・5 月 28~29 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 64 75 歳/男性 6月6日 65 55 歳/女性 6月7日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに滞在、57 例目の妻 66 42 歳/女性 6月7日 ・5 月 27~30 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院 67 16 歳/男性 6月7日 68 55 歳/女性 6月7日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターを訪問 69 57 歳/男性 6月7日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに滞在 70 59 歳/男性 6月7日 ・5 月 27~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに滞在 71 40 歳/女性 6月7日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 72 56 歳/男性 6月7日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 73 65 歳/女性 6月7日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院 74 71 歳/男性 6月7日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに滞在、73 例目の夫 75 63 歳/女性 6月7日 ・5 月 25~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 76 75 歳/女性 6月7日 77 63 歳/男性 6月7日 78 41 歳/女性 6月7日 ・5 月 26~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院していた 父を看病 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターで勤務した医療スタッ フ ・5 月 27~29 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院/ 死亡(6 月 5 日) ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院後、46 例目の 息子で病院に滞在 ・5 月 27~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院/ 死亡(6 月 10 日) ・5 月 27~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院 ・5 月 27~28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターで勤務した医療 スタッフ 11 ※赤字:追加、更新等箇所 ・5 月 27~29 日、サムスンソウル病院の救命救急センターで勤務した医療 79 24 歳/女性 6月7日 80 35 歳/男性 6月7日 ・5 月 27~29 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに入院 81 62 歳/男性 6月7日 ・5 月 28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに滞在 82 83 歳/女性 6月7日 ・5 月 28~30 日、16 例目と同じ病室患者を看病(建陽大学病院) 83 65 歳/男性 6月7日 84 80 歳/男性 6月7日 85 66 歳/女性 6月7日 ・5 月 25~28 日、16 例目と同じ病棟の患者を看病(大田大青病院) 86 76 歳/女性 6月7日 ・5 月 25~28 日、16 例目と同じ病棟の患者(大田大青病院) 87 78 歳/女性 6月7日 ・5 月 25~28 日、16 例目と同じ病棟の患者(大田大青病院) 88 47 歳/男性 6月8日 ・5 月 28 日、6 例目と同じ病室に滞在、6 例目の婿(汝矣島聖母病院) 89 59 歳/男性 6月8日 ・5 月 28 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに滞在 90 62 歳/男性 6月8日 91 49 歳/男性 6月8日 ・14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 92 27 歳/男性 6月8日 ・5 月 26 日、6 例目と同じ救命救急センターに滞在(ソウルアサン病院) 93 64 歳/女性 6月8日 ・5 月 28~29 日、15 例目と同じ病室に滞在(翰林大学東灘聖心病院) 94 71 歳/男性 6月8日 ・5 月 27~28 日、15 例目と同じ病室に入院(翰林大学東灘聖心病院) 95 76 歳/男性 6月8日 ・16 例目と接触(建陽大学病院) 96 42 歳/女性 6月9日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 97 46 歳/男性 6月9日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 98 58 歳/男性 6月9日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 99 48 歳/男性 6月9日 100 32 歳/女性 6月9日 101 84 歳/男性 6月9日 102 48 歳/女性 6月9日 103 66 歳/男性 6月9日 104 55 歳/男性 6月9日 スタッフ ・5 月 28~30 日、16 例目と同じ病棟の患者(建陽大学病院) / 死亡(6 月 11 日) ・5 月 25~28 日、16 例目と同じ病棟の患者(大田大青病院) / 死亡(6 月 8 日) ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の救命救急センターに来院/ 死亡(6 月 10 日) ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在、50 例目の婿(サムスン ソウル病院) ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに来院(サムスンソウル病院) ・5 月 26~27 日、14 例目と同じ救命救急センターに来院(サムスンソウル病 院) ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに来院(サムスンソウル病院) ・5 月 27 日、入院中 14 例目と救命救急センターで接触(サムスンソウル病 院) ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 12 ※赤字:追加、更新等箇所 ・5 月 27~28 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病 105 63 歳/男性 6月9日 106 60 歳/女性 6月9日 ・5 月 28~30 日、16 例目と同じ病棟の患者を看病(建陽大学病院) 107 64 歳/女性 6月9日 ・介護者として 16 例目と同じ病棟の患者を看病(大田大青病院) 108 32 歳/女性 6月9日 109 39 歳/女性 6 月 10 日 110 57 歳/女性 6 月 10 日 ・5 月 28 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 111 43 歳/女性 6 月 10 日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 112 63 歳/男性 6 月 10 日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 113 64 歳/男性 6 月 10 日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに来院(サムスンソウル病院) 114 46 歳/男性 6 月 10 日 ・5 月 27~29 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病 115 77 歳/女性 6 月 10 日 ・5 月 27 日、サムスンソウル病院の外来に来院 116 56 歳/女性 6 月 10 日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 117 25 歳/女性 6 月 10 日 118 67 歳/女性 6 月 10 日 ・5 月 25~27 日、14 例目と同じ病棟に滞在(平澤グッドモーニング病院) 119 35 歳/男性 6 月 10 日 ・5 月 31 日、52 例目と同じ病院に滞在(博愛病院) ※暫定 120 75 歳/男性 6 月 10 日 121 77 歳/男性 6 月 10 日 ・5 月 25~27 日、14 例目と同じ病棟に入院(平澤グッドモーニング病院) 122 55 歳/女性 6 月 10 日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 123 65 歳/男性 6 月 11 日 124 36 歳/男性 6 月 11 日 125 56 歳/男性 6 月 11 日 ・5 月 27 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病院) 126 70 歳/女性 6 月 11 日 ・5 月 27 日、14 例目が入院した病院で看病(平澤グッドモーニング病院) 院) ・5 月 29~31 日、15 例目と同じ病棟の患者を看病(翰林大学東灘聖心病 院) ・5 月 27~28 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病 院) (現在、妊娠中) 院) ・5 月 27~29 日、15 例目と接触した医療スタッフ(翰林大学東灘聖心病 院) ・5 月 27~29 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病 院) ・5 月 27~29 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病 院) ・5 月 28~29 日、14 例目と同じ救命救急センターに滞在(サムスンソウル病 院) 出所:MERS ポータルサイト 13 ※赤字:追加、更新等箇所 別添 2 MERS 感染者発生および訪問医療機関 市・道 ソウル 特別市 (20 ヵ所) 市・郡・区 (20 ヵ所) 接触期間 5 月 17 日、5 月 20 日、 患者発生 江南区 サムスンソウル病院(救命救急センター) 江南区 ビエビス・ナム病院 6 月 1 日、6 月 8 日 松坡区 ソウルアサン病院(救命救急センター) 5 月 26 日(潜伏期終了) 松坡区 ソン・テイ内科(外来) 6月8日 (訪問) 松坡区 延世神経科医院 6月1日 (訪問) 永登浦区 汝矣島聖母病院(救命救急センター) 5 月 27 日(潜伏期終了) 永登浦区 ソウル福祉病院(外来) 6 月 3~8 日 江東区 365 ソウルヨルリン医院(外来) 5 月 17 日(潜伏期終了) 城東区 聖母家庭医学科医院(外来) 6 月 2 日、6 月 4 日 (訪問) 中区 ハナロ医院(外来) 6月2日 (訪問) 中区 ユン・チャンオク内科医院(外来) 6月4日 (訪問) 江東区 江東慶熙大学医大病院(救命救急センター) 6 月 5~6 日 (訪問) 廣津区 建国大学病院(救命救急センター) 6月6日 (訪問) 江西区 ファン外科医院(外来) 6月2日 (訪問) 江西区 キム・ジョンホ耳鼻科医院(外来) 6月3日 (訪問) 江西区 ミズメディ病院(外来、救命救急センター) 江西区 ドゥリ耳鼻科(外来) 陽川区 京畿道 病院名(接触場所) 5 月 27~31 日 6 月 2 日(外来) 6 月 3 日(救命救急センター) 6月4日 メディヒール病院(外来、救命救急センタ ー、3 階) 60 人 (訪問) 1人 1人 (訪問) 1 人(退院) (訪問) (訪問) 6 月 4 日(外来) 6 月 7 日(救命救急センター) (訪問) 6 月 4~8 日(3 階) 銅雀区 ペクシン医院(外来) 6月2日 (訪問) 平澤市 平澤聖母病院 5 月 15~29 日 37 人 平澤市 平澤グッドモーニング病院 平澤市 平澤プルン医院(外来) 5 月 23 日(潜伏期終了) (訪問) 平澤市 365 連合医院(外来) 5 月 24 日、5 月 31 日 (訪問) 5 月 22 日~6 月 1 日、 6月9日 3人 5 月 30 日(外来) 平澤市 博愛病院(外来、救命救急センター、4 階) 5 月 30 日(4 階) (訪問) 5 月 31 日(救命救急センター) 平澤市 延世ハブ家庭医学科(外来) 5 月 29 日 (訪問) 平澤市 セソウル医院(外来) 5 月 26 日(潜伏期終了) (訪問) 平澤市 イ・ドンフン内科 6月9日 (訪問) 華城市 翰林大学東灘聖心病院(救命救急センタ ー、10 階、ICU) 5 月 27 日、6 月 2 日(救 命救急センター) 5 月 27~30 日(10 階) 14 4人 ※赤字:追加、更新等箇所 5 月 27~31 日(ICU) カトリック聖ヴィンセント病院(救命救急セン 5 月 27 日(潜伏期終 ター) 了) チャミン内科医院(外来) 6月3日 (訪問) メディホルス医院(外来) 6 月 1 日、6 月 3 日 (訪問) 富川市 カトリック大学富川聖母病院(外部診療所) 6 月 3 日、6 月 5 日 (訪問) 烏山市 烏山韓国病院(外来) 城南市 ソウルリハビリ医学科医院(外来) 6月5日 (訪問) 華城市 ソクピョナン内科(外来) 6月5日 (訪問) 龍仁市 スジ 21 世紀医院(外来) 6月5日 (訪問) 金浦市 金浦ス泌尿器科医院(外来) 6月3日 (訪問) 金浦市 延世内科医院(外来) 6月5日 (訪問) 金浦市 金浦ウリ病院(外来) 6 月 7~9 日 (訪問) 束草市 チンヨン医院(外来) 6月4日 (訪問) 沃川郡 沃川聖母病院(外来、救命救急センター) 沃川郡 コムバウ漢方医院 5 月 29 日、6 月 1~2 日 (訪問) 沃川郡 沃川第一医院 6 月 3~5 日 (訪問) 水原市 水原市 富川市 (槐安洞) 江原道 (1 ヵ所) 忠清北道 (3 ヵ所) 5 月 22 日、5 月 25 日(潜 伏期終了) 忠清南道 (5 ヵ所) 5 月 29 日(外来) 6 月 6 日(救命救急センター) (訪問) (訪問) (訪問) 6 月 1 日、6 月 9 日(救命救 天安市 檀国大学医大付属病院(救命救急センタ 急センター) ー、2 階、内科外来) 6 月 1 日~2 日(2 階) (訪問) 6 月 9 日(外来) 保寧市 365 連合医院(外来) 5 月 26 日(潜伏期終了) 牙山市 アサンソウル医院(外来) 牙山市 牙山チュンム病院(入院) 6 月 5~9 日 (訪問) 公州市 公州現代病院(救命救急センター) 6月8日 (訪問) 5 月 12 日、5 月 14 日、 5 月 15 日(潜伏期終了) 大田広域市 (5 ヵ所) (訪問) 1人 5 月 22 日(救命救急センター) 西区 大田大青病院(救命救急センター、5 階) 5 月 27 日~28 日、5 月 8人 30 日~6 月 1 日(5 階) 5 月 28 日(救命救急センター) 西区 建陽大学病院(救命救急センター、10 階) 西区 乙支大学病院(救命救急センター、ICU) 6月6日 (訪問) 西区 ハンサラン医院 6月6日 (訪問) 15 5 月 28~30 日(10 階) 9人 ※赤字:追加、更新等箇所 6 月 2 日、6 月 4 日、6 東区 ハンサラン医院 全羅北道 淳昌郡 チェ・ソンヨン内科医院(外来) 6月4日 (訪問) (5 ヵ所) 金堤市 金堤友石病院(外来) 6月3日 (訪問) 金堤市 ハンソル内科医院(外来) 6月5日 (訪問) 金堤市 金堤未来映像医学科医院(外来) 6月5日 (訪問) 全州市 全州イエス病院(外来) 5 月 31 日、6 月 3 日 (訪問) 沙下区 イム・ホンソブ内科医院(外来) 6 月 3~4 日 (訪問) 慶尚南道 昌原市 昌原ヒムチャン病院(外来) 5 月 29 日、6 月 4 日 (訪問) (3 ヵ所) 昌原市 家族保健医院(外来) 6月3日 (訪問) 昌原市 昌原 SK 病院(入院) 6 月 5~10 日 (訪問) 釜山広域市 (1 ヵ所) 月 6 日、6 月 8 日 出所:MERS ポータルサイト 16 (訪問)
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