最近の相談事例から電気通信サービス契約にご注意！！八幡市生活情報センターでは、平成２６年度の相談概要をまとめました。 ★相談件数が増加平成２６年度に受け付けた相談件数は５９５件となり、前年度５２４件より１３.５％の増加となりました。年齢別では３０歳代と６０歳代と７０歳以上の相談件数が増加しました。 ★有料情報サイト関連の増加携帯電話やスマートフォン・パソコンによるアダルト情報サイトなど、有料情報サイトの相談が年々増加傾向であり、トップとなりました。出会い系サイトの被害や身に覚えのない有料サイトの料金を請求する架空請求のメール、ワンクリックでの高額請求、また請求画面が貼り付き消えないという相談が目立ちました。 ★架空請求ハガキや封書での料金請求が多発突然、債権回収業者の名前で請求ハガキや督促状が届いたり、公的機関や弁護士事務所のような紛らわしい名前で未納料金を請求する架空請求の手口が多発しました。 ★高額な排水設備工事に注意指定工事業者を名乗りチラシ配布や訪問販売で、消費者の不安をあおり必要のない高額な下水道排水設備の修理を次々と契約させられた、という相談が短期間に複数ありました。 ※強引な勧誘や不審な契約が今後も増加すると考えられます。不要なものはきっぱりと断りましょう。おかしいと思った時は早めにご相談ください。 ★相談件数トップ 10 順位相談内容２６年度２５年度前年度比１放送・コンテンツ(アダルト情報サイトなど) ８９件５９件 150.8% ２商品一般（架空請求ハガキなど）４３件２３件 187.0% ３インターネット通信サービス（プロバイダ契約など）３７件１１件 336.4% ４役務その他（原野商法の二次被害・結婚相談所など）２４件９件 266.7% ５融資サービス（フリーローン・サラ金など）２２件２０件 110.0% ６修理・補修（自動車・電気製品の修理など）２１件１９件 110.5% ７交通事故・労働トラブル・相続など２１件３１件 67.7% ８預貯金・証券等（社債・未公開株など）１７件２６件 65.4% ９レンタル・リース・貸借（賃貸住宅など）１６件１８件 88.9% 10 工事・建築・加工１４件１９件 73.7% 【事例】大手電話会社の代理店を名乗り「光回線に切り替えると電話料金が安くなる」「今、契約している業者の解約料も代理店が負担するので無料だ」などというような勧誘の電話が何度もかかってくるが、本当なのか疑わしい。(70 歳代・女性) 【アドバイス】電気通信サービスの契約は複雑です。電話勧誘の場合、事前に資料が送付されるケースは少なく、口頭での説明だけで契約内容を理解することは困難です。料金割引やキャッシュバック、無料キャンペーンといった特典や、契約時に消費者の費用負担が少ないことにひかれ、契約内容がよく分からない状態ですぐに契約してしまうと、解約を申し出た時に高額な解約料を請求されるなど、トラブルの原因となります。 ★電気通信サービスを規制している電気通信事業法には、特定商取引法のような迷惑勧誘の禁止やクーリング・オフ等の明確な消費者保護規定がありません。 ★目先の利益にとらわれず、今後継続的に支払う料金についても十分に検討し、必要がなければきっぱり断りましょう。あわてないで！！～架空請求～突然届く一通のハガキ。見ると「訴訟対象者Ａ－×××号」「商品代金が未納」「訴訟手続きに移行する」などと書かれています。「払っていないお金なんてないはず」と思うけれど、ハガキを見ているとだんだん不安になってくる・・・。それは架空請求です！それらしい番号が振られていたり「訴訟管理総合センター」「消費者係争支援センター」「国民生活相談センター」などと紛らわしい名前がついていても驚いてはいけません。そんな名前の団体はありません。絶対に電話をしない！「お問い合わせはこちら」と電話番号が書かれていても電話をしてはいけません。同じような内容のメールが携帯電話に届いても、絶対に返信しないでください。怖がらなくても大丈夫！どこかから手に入れた個人情報をもとに一斉に送っていると思われます。無視して放置しておくのが一番です。