いつまでも最上の健康を・・・ その喜びを多くの人に伝えるために 発行:株式会社 ライフケア 東京都目黒区碑文谷 5-4-20 ℡ 03-3794-5471 ホームページ:lifecarekk.com 2016 年 「世の男性諸兄も、是非、健康講座に!」 久保 進一 さん と、健康管理を人任せ、医者任せにせずに、自ら 情報や知識を得て、健康を守る大切さを、健康講座に 参加されて、痛感されている久保さんです。しかし、 出席者が殆ど女性ばかりなので、退職して時間がある 男性も、「こんなにも役に立つことを教えて貰える所 は無いのに、何故参加しないの?」と首をかしげてお られます。「無料なのにね!」と、男性方のご参加を 待ち望んでおられます。理論的に、科学的に学べる所 で納得し、「自分の健康は自分で守る」を実践できる ようになられて、早くも驚きの改善の数々だそうです。 私 は 75 歳 に な り 、は や 、高 期 高 齢 者 で す 。 69 歳 の 時 に 前 立 腺 肥 大 の 手 術 を し て い ま す。現在、高血圧で薬を服用中、糖尿病 の疑いもあるのですが、主治医の先生に は大丈夫と云われています。又、年 2 回 MRI 及 び 超 音 波 エ コ ー 検 査 も 受 け て い ま す。今のところ異常はありません。健康 には注意をはらって生活していますが、 便秘症・不眠(眠りが浅い)で悩んでい ました。運動不足も一つの原因と思い、 昨年の 5 月からスポーツクラブに通い水 泳 を 始 め ま し た 。 そ ん な 時 、 昨 年 11 月 5 日に渡辺充さんに「ライフケア」の松尾 先生を紹介していただき病院で検査をし ました。 そ の 結 果 、「 血 圧 」 や 「 空 腹 時 血 糖 」 が 高 く、それが、腎臓や心臓にも影響すると 言われ、ビックリして戸惑いを感じまし た。 そ の 時 の 血 糖 値 は 、127( 基 準 値 60 ~ 99)、 eGFR( 基 準 値 60 % 以 上 )は 、48.2 % で し た 。 若 い 時 か ら 悩 ま さ れ て い た“ 便 秘 症 ”が 、 “ コ ン ド ロ イ チ ン ” 1 日 11g、“ Bコ ン プ ” 1 日 2 錠を摂り始めて 4 日目で、解消しま し た 。 そ し て 、 11 月 27 日 の 血 液 検 査 と 比 較 す る と 、 サ プ リ メ ン ト を 摂 り 22 日 目 で す が 、 GOT: 73 ⇒ 27、 CPK: 3160 ⇒ 122 と 、 大きな変化があり、本当に驚きまし た!! 12 月 か ら は 、 心 臓 の 働 き を 助 け る た め に “ EP A / E”、“ Co Q 1 0”、“ ル チ ン C & A ”、 タンパク質の補給のために“低分子卵殻 膜 ”、 胃 腸 の た め と 、 体 重 を 増 や す 為 に “ シ ス チ ン & グ ル タ ミ ン ”、 睡 眠 対 策 に “ ト リ プ ト フ ァ ン ”、 又、帯状疱疹が出来たので“ラクトフェリン ”、 “ガンマーリノ”も摂りはじめました。 最近、気がついたのですが、以前は目に 糸屑のような物(飛蚊症)が見えていま し た が 、“ コ ン ド ロ イ チ ン ” を 摂 る よ う に な ってから、 それが薄くなり気にならな くなりました。 “トリプトファン”を摂るようになってから は、 “睡眠不足”も改善されていることを実 感しています。胃粘膜下腫瘍の疑いがあ ると云われていますが、以前より食欲も 出てきました。そのせいか、皆様から「お 顔 に 艶が 出 て き ま し たね 」と 云わ れ ま す 。 短期間にも拘らず、すごい改善の数々で す。嬉しいですよ! 「ラ イ フ ケ ア 」の 「健 康 カ ル チ ャ ー 講 座 」に 参 加して健康管理の必要性を知り、今まで 自分の健康を過信していた事に気づきま した。食生活の大切さも知り、毎日外食 の生活でしたが、今は野菜や魚類を中心 に自炊を始めています。松尾先生を信頼 し、素直に、積極的に取り組んだお陰だ と思います。世の男性諸兄も、奥様任せ にせず、是非、是非、ご参加下さい。 「オリ-ヴァ内科クリニック」院長の横山淳一先生は、数年前に「ライフケア」で講演をお願い したことがあり、ご存じの方も多いと思います。「地中海型療養食」についてのご講演でし たが、先生は内分泌、代謝専門医としてご活躍です。生活習慣が原因で発症する、糖尿病、 脂質異常症、メタボリック症候群と云う代謝性疾患が「動脈硬化」に及ぼす事を知るために、 血管の健康状態を調べる「動脈硬化の原因」の検査を推薦されています。 「薬物療法はあくまで補助的なもの」として位置付けされており“薬に頬り過ぎない治療” をなさっています。なぜならば、生活習慣病の治療では「患者さんの生活自体を見直し、身 体が本来持っている“自然治癒力”を高めていくことこそが重要だから」と話されています。 「動脈硬化の原因」を調べる検査は、酸化 LDL、高感度 CRP、ホモシステイン、アディポ ネクチン、RLP など、一般の病院ではできない項目ばかりで、保険も効きません。 しかし、この検査項目を調べることにより、日本人の最も多い死亡原因である血管の病変と なる「心筋梗塞」+「脳梗塞」を未然に防ぐ事を目的としています(裏面参照)。 その結果、健康長寿を目指す方々の、より良い指針として、現状を把握した上で、 個人個人に合わせたオーダーメードの治療計画を立てる、ということが先生のお考えです。 検査は予約制になっていますので、皆様の健康管理カウンセラーにお申し込み下さい。 食の楽しみを損なわない、独自の食事療法 食生活の改善に重点をおいた、生活習慣病治療 ~地中海型療養食による、食事法の実践~ 横山淳一先生 クリニック名の“オリーヴァ”は、イタリア語で“オリーヴの実”を意味します。 これは、オリーヴの恵みを生かした地中海型療養食を取り入れることで、継続性のある食事 療法を実践していきたいという思いからの命名だそうです。「食事療法はおいしくなければ 長続きはしません。その点、オリーヴオイルをはじめとする自然食品を素材とした地中海型 療養食は、おいしくて体にも良いものです」とのこと。 先生のお話は、更に続きます。 これからの「健康寿命」を伸ばすためには、まず「自己を知る」ことから始まります。 つまり自分の体質を知って、それに見合った生活改善をする事なのです。特に食生活の改善 が重要となりますが、それを効果的にするには、 「サプリメント」の力をかりる事が大切です。 どの「サプリメント」が適切なのかは、是非、 松尾先生のアドバイスを受けられることが良いと思います。 最近まで「コレステロール値」が高いと、卵を控えるようにと云われていましたが、卵は食べ ても良いことになりましたね!又、コレステロールには、悪玉(LDL)と善玉(HDL)がある と云われていますが、本当は、コレステロールには善も悪もないのです。 そもそも、コレステロールは肝臓で作られる脂質で、 細胞膜、ホルモン、胆汁酸などの材料として重要な働きがあります。 戦前、「脳出血」で亡くなる人が多かったのは、コレステロール値が低かっ たために、血管が切れやすかったからです。細胞膜にあるコレステロールは、 細胞膜の柱のような役目をしているのですが、少ないと細胞膜が血圧に絶えられずに破れて出 血しやすくなるのです。高齢者はコレステロール値が低くなるのが特徴ですが、もしコレステ ロールを下げる薬を飲み続けて、下がりすぎれば、脳出血の危険があると云われています。 コレステロール値が高いと「動脈硬化」の原因になると云われていますが、 それは正確な答えではありません。“酸化コレステロール”が「動脈硬化」の原因なのです。 今まで、酸化コレステロールを調べることができなかったため に、コレステロール値が高ければ、酸化コレステロールも多い と推測していたのです。しかし、よく考えるとコレステロール 値が低くても酸化コレステロールが多い場合もあるわけです。 例えば、喫煙はコレステロールを“酸化”させる原因です。 酸化コレステ ロールが原因 そこで“酸化コレステロール”の検査をする意義があるのです。 コレステロール値を下げなくてはならないケースは、若い頃から総コレステロール値が 300 以 上ある「家族制高コレステロール血症」と云われる遺伝性疾患です。 「冠動脈疾患」は、男性で 40 歳以降、女性で 50 歳以降に発現すると云われています。 HDLと LDL LDL を 悪 玉 、HDL を 善 玉 と 呼 ん で い ま す が 、 コレステロールに善も悪もありません。コレ ス テ ロ ー ル は 肝 臓 で 作 ら れ 、“ リ ポ タ ン パ ク 質 ”と言うコレステロール運搬船に乗り血液で 全 身 に 運 ば れ ま す が 、 そ れ を LDL コ レ ス テ ロ ールと言います。 全身に配られたコレステロールが古くなると、 “リポタンパク質”で回収して肝臓に戻します が 、 そ の 回 収 さ れ る コ レ ス テ ロ ー ル を HDL コ レステロールと言います。従って、宅配便の LDL コ レ ス テ ロ ー ル 、 清 掃 車 の HDL コ レ ス テ ロールとすれば、短絡ながら覚えやすいでし ょうか? だ か ら 、 HDL 値 が 低 い と 、 LDL が 余 っ て 古 い まま放置されるので「動脈硬化」の原因にな る の で す 。 LDL が 酸 化 さ れ や す く な り 、 血 管 壁 で は 「 動 脈 硬 化 」 が 起 こ る わ け で す 。 LDL が 悪 玉 で は な く 、 HDL と LDL の 割 合 の 不 均 衡 が「動脈硬化」の原因になるのです。 そ こ で 、 LDL÷ HDLが 2 以 上 に な ら な い ようにすべきなのです。 HDL の 様 々 な 働 き が 理 解 さ れ る と 、HDL を「 増 や し 」、 そ の 「 質 」 を 高 め る こ と が 重 要 な の で す。 HDLと 、 LDLの 比 を 改 善 す る ● HDL を 増 や す に は 、 ま ず運動が一番で、ウォーキ ングはその代表例です。1 日 の 歩 数 と 「 HDL」 値 と の 関係を調べた結果、歩数が 多 い ほ ど HDL コ レ ス テ ロ ールが増えるということが わかっています。 ●大豆や卵の黄身に含まれる「レシチン」は、 LDL を 取 り 除 く 際 に 必 要 な L - C A Tと い う 酵 素 の 成 分 で す 。従 っ て 、「 レ シ チ ン 」 は 「 L D L 」 を 下 げ 、「 HDL」 を 上 げ て「 動 脈 硬 化 」を 予 防 し ま す 。 卵を食べて良い理由が分かりま すね! ● 「 HDL」 値 と 「 中 性 脂 肪 」 値は相関関係にあり、中性 脂 肪 が 高 い と 「 HDL」 が 下 が ります。 魚 に 含 ま れ る EPA は 中 性 脂 肪 を 下 げ る の で HDL を 上 げ ます。 “ EPA” に は 一 石 二 鳥 の 働 き が あ り ま す 。 内皮細胞 「動脈硬化」の原因は、加齢、喫煙、飲酒、肥満(アディポネクチン 減少) 、酸化コレステロール、高血圧、高血糖、カルシウムの石灰化、 高ホモシステイン、など様々あります。その結果、血管の内側の「血 管内皮細胞」に“炎症”が起こり内皮機能を低下させます。 東北大学の片桐秀樹教授らは、血管内皮細胞の“炎症”反応を抑制す ることにより、“慢性炎症”や“インスリン抵抗性(高血糖)”を改善し て“動脈硬化”の伸展を遅らせ、更に“老化を遅らせ”健康寿命も延 ばす事につながると発表しています。つまり、コレステロール値を下 げるだけでは、「動脈硬化」を防ぐ事ができないわけです。 そこで、酸化 LDL、高感度 CRP(炎症)、ホモシステイン、アディポ ネクチン、RLP などを調べることにより、具体的な“動脈硬化対策”が見えてくるのです。 「人は血管とともに老いる」と云われていますが、 「動脈硬化」は全く自覚症状がなく進行し、 “心筋梗塞” 、“脳梗塞”などの原因になり、“癌”の死亡者より多いのが現状です。 上記の検査は、表紙裏でご紹介した「オリ-ヴァ内科クリニック」で受けることができます。 酸 化 LDLが 多 い と ・ ・ ・ 酸化を促進する原因は様々ありますが、食後 血糖が高いと、タンパク質や脂質が糖化(糖と 結 合 ) し て 酸 化 し や す く な り ま す 。従 っ て 、 「食 後血糖」を下げる食事(繊維の多い食品から 食べる)をすることが重要です。自己免疫疾 患 で は 、“ 炎 症 ” を 伴 う の で 、 全 身 に “ 酸 化 ”を促進します。 喫煙、飲酒、加齢も“炎症”を増やします。 更 に 、「 中 性 脂 肪 」 が 高 い と 、 LDL を 小 さ く して酸化されやすくなります。飲酒や食後の 果物は中性脂肪を増やします。以上のように 様々な要因がコレステロールの酸化に関与し ています。 そ こ で 、「 酸 化 LDL」 を 調 べ る 必 要 が あ る の で す。 「 酸 化 L D L 」 が 多 け れ ば 、 積 極 的 に 、「 抗 酸 化 栄 養( レ ス ベ ラ ト ロ ー ル 、ビ タ ミ ン E な ど )」 を摂り、喫煙など酸化を増やす生活習慣を改 めます。 更 に 、「 酸 化 LDL」 は 血 管 の 組 織 に 作 用 し て 、 「動脈硬化」を進行させるだけでなく、口腔 内の“炎症反応”にも関与していると言われ ています。 高 感 度 CRPが 多 い と ・ ・ ・ 「動脈硬化」は“慢性炎症” が関 係す る事が 分かり、 .01mg/dL ま で 測 定 で き る 「 高 感 度 CRP」が 開 発 さ れ ま し た 。 その結果、将来「心筋梗塞」 を起こすかもしれない人を予 測 す る 事 が で き ま す 。“ 慢 性 炎症”は加齢、喫煙、肥満、 高脂血症、糖尿病が関係する 事が示唆されます。 0 「 高 感 度 CRP」 は 加 齢 と 共 に 上 昇 す る 傾 向 が あり、女性では更年期以降に急激に上昇する ので、女性ホルモンの減少が関与するものと 考えられます。 “慢性炎症”には、抗炎症栄養(γリノレン 酸 ・ レ ス ベ ラ ト ロ ー ル な ど )が 推 薦 さ れ ま す 。 ホモシステインが多いと・・・ 「ホモシステイン」は、血液中のアルブミンな どのタンパク質と結合しています。ホモシス テイン量が増加すると、遊離ホモシステイン 値 も 増 加 し 、“ 血 管 内 皮 細 胞 ” を 障 害 し ま す 。 認知症でもホモシステイン値が高いことが知 られています。 「 ホ モ シ ス テ イ ン 」は 、“ 活 性 酸 素 ”を 増 や し 、 血管を守る「一酸化窒素」を減らし、血小板 凝集を促進して血栓を増やします。⇒「動脈 硬化」 葉 酸 ・ B6・ B12 は 「 ホ モ シ ス テ イ ン 」 を 減 ら し 「動脈硬化」を予防します。 アディポネクチンが少ないと・・・ 「アディポネクチン」とは、脂肪 細胞から分泌される「長寿ホルモ ン」とも言えるタンパク質です。 アディポネクチンは“内臓脂肪” が増えると下がるので、メタボ リックシンドロームの原因とさ れています。⇒食生活の改善が 必須 「ア デ ィ ポ ネ ク チ ン 」に は 、 動 脈 硬 化 、 糖 尿 病 、 高 血圧、高脂血症、メタボリックシンドローム、 更 に 、 が ん (乳 癌 、 子 宮 体 癌 、 大 腸 癌 、 前 立 腺 癌 、 胃 癌 )の 予 防 と 改 善 が 期 待 さ れ て い ま す 。
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