被相続人の納税義務の承継 - 大阪 税理士事務所 大阪の税理士事務所

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発行所
株式会社
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(2008年)平成20年
月
日 水曜日
Tel :06-6209-7678
大阪市中央区備後町2-4-6
編集発行人:税理士 三輪 厚二 Fax :06-6209-8145
被相続人の納税義務の承継
Q:父親が亡くなり、すべての財産及び債
務を母が引き継ぐこととなりましたが、父の
税金が払ってなかったとして税務署から納税
義務の承継通知書が送られてきました。私に
は、これを納める義務があるのでしょうか?
A:法定相続分に応じた額を納める義務が
あります。
【解説】
民法では、相続人は、相続の開始を知った
時から3月以内に単純承認又は限定承認、放
棄をしなければならず、これをしなかった場
合は、単純承認をしたものとみなされること
となっています。
そして、単純承認した場合には、被相続人
の権利義務のすべてを承継することとされて
います。
そして、国税については、相続があった場
合には、相続人は、その被相続人に課される
べき、またはその納付もしくは徴収されるべ
き国税を納める義務を承継するとされていま
す。
したがって、お尋ねの場合は、単純承認し
たこととなり、被相続人の納税義務は、その
相続人に承継されることとなります。
なお、この場合の法定相続分は、配偶者が
2分の1、嫡出子はその残りを均分した割合
となっています。
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1994 年 1 月 6 日 創 刊 ・毎 日 発 行