熱中症対策

熱中症対策
豊岡市立竹野中学校
1
健康観察
(1)学級担任が朝学活で、体調不良の生徒を保健委員会の生徒が行う健康観察で確認し、
担任欄にサインする。
(2)授業中は教科担任、部活動中は顧問が行う。
(3)学級担任は朝学活・終学活の時間を利用し、睡眠・食事・水分補給(水筒持参)・規則正
しい生活等について繰り返し指導するよう心がける。必要な場合は、保護者連絡をする。
2
気温・湿度に注意・・・25度~30度であっても湿度が高い場合注意が必要。
3
テントの設置・・・体育の見学者・体調不良の生徒の一次休養所。
4
水分補給
(1)各自で水筒にお茶を入れ必ず持参。
(多めに持ってくる)凍らせると水分不足を引き起
こすので、凍らせない。
(2)内容は塩入麦茶推奨。(1ℓに2g)塩入麦茶ではない生徒は、塩を持ってくるなど工
夫する。
(3)休憩時間や体育の前に飲む時間を確保する。
5
帽子・・・体育時は必ず着用。個人保管。
6
下着・・・体操服の時は下着を脱ぐ。下着を着る生徒は、着替えを持ってきて更衣する。
汗をかいたときは体操服も着替える。
7
校内救急体制の確認
熱中症を発病した生徒は、下校時に配慮が必要。迎えか送り。家庭連絡をする。
8
生徒の保健指導
(1)睡眠・栄養など規則正しい生活の重要性
(2)自己健康観察と管理(寝不足・欠食・下痢・発熱・頭痛
(3)水分補給の準備(凍らせないお茶)水筒に入れる。
(4)汗拭きタオルを持参(毎日洗濯)
(5)下着・体操服の衛生(体操服を着るときは下着は脱ぐ)
(6)帽子をかぶる
等)自分から訴える。
9
部活動での熱中症予防の徹底
(1)活動時の気温を確認する。場合によっては、練習活動時間・休憩回数の変更
(2)生徒の健康観察の徹底。特に1年生と昨年処置をした生徒は注意が必要。
・食事の摂取状況・睡眠・体温・下痢・・・無理をさせず個人に応じたメニューを。
・帽子・タオル・水筒等の確認。
・自ら熱中症を回避できる能力を身につけさせる。
・調子がおかしいと感じたとき、我慢や遠慮をしないで顧問に訴えるよう指導。
・ふらつき(足のもつれ)、顔色、表情、大量の汗等異変を感じたら直ちに練習を中止し、
早めの手当てを実施。処置をした生徒は必ず家庭連絡。
・転倒、起立歩行不能、水分が飲めない、言動が変など意識障害、全身けいれん、ひど
い嘔吐などがある場合は、戸惑わずに救急車を要請する。
(3)屋外の活動時は帽子をかぶる。
(4)運動開始は軽いメニューから始めて徐々に体を慣らす。(休み明け、テスト明け注意)
(5)水分補給
・体を冷やし、血液の流れをよくし、ミネラル補給も出来る麦茶推奨。
・活動前に200ml。(凍らせない・冷やしすぎない)
・活動中15分~30分に一度休憩をとり200ml。
・スポーツドリンクは各部の裁量で。ただし2倍に薄める。
(6)塩分補給
・お茶に入れたり、塩を持ってきたり、弁当に梅干を入れる。
(7)部活動終了時
・必ず生徒の健康観察を行い、不安を感じたら家庭連絡し、保護者の迎えを依頼するな
どの対応をとる。1人で下校させない。
(8)その他
・屋内での部活動は扇風機を設置。
・保健室の製氷機、保冷剤、塩、スポーツドリンク、氷結タオル等を活用し、体を冷や
す工夫をする。
熱中症予防チェックリスト
□練習中は誰かが熱中症になるかもしれないと用心している
□体調が悪いとき、気兼ねなく練習を休める雰囲気がある
□開始時に健康観察を行っている
□定期的・計画的に水分補給をさせている
□生徒の水分補給ができているか気をつけている
□個人差を配慮している
□その日の天候や気温などに気を配っている(危険なときは中止する)
□万一の対応が頭に入っている
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熱中症を疑う症状とは.
* めまい・失神
* 筋肉痛、筋肉の硬直
* 大量の発汗
* 頭痛、気分不良、吐き気・嘔吐、
倦怠感、虚脱感
* 意識障害、けいれん、手足の運
動障害
* 高体温
現場での救急処置
熱中症を
疑う症状の有無
有
意
識
の
確
意識がない
認
救急車を要請
呼びかけに対し返事がおかしい
意識はある
40℃以上の高熱
① 涼しい場所への避難
① 涼しい場所へ避難
風通しのよい日陰・クーラーの効いている部屋
顔色が悪い時は足を高くし、顔色が紅潮し
ている時は頭を高くし、頭・手足を冷やす。
②
脱衣と冷却アイシング・
②
衣服をゆるめ霧吹き等で水をかけ扇ぐ。゙
アイシングは首・脇
大腿部付け根に当てる
水分を自力で
摂取できるか
水分を自力で
摂取できない
水分摂取できる
③
脱衣と冷却
救急車要請
医療機関へ搬送
スポーツドリンクや食塩水を
飲ませる。食塩水は
1ℓの水に 1~2g の塩
を入れると出来る
水分・塩分の補給
冷たい水、スポーツドリンク、食塩水など
呼びかけや刺激に対する反応がおかしい時は経口での水分補給は危険!
(水分が気道に流れ込む可能性がある)
回復した場合も容態が急変することがあるため
運動は中止。保護者に経過を説明して、病院受診
④
症状が改善しない場合
をしたり、家庭で安静にすることが大切。
回復しない場合は医療機関へ