遠藤周作と井上洋治 21世紀への遺言 -マザー・テレサ

遠藤周作と井上洋治
21世紀への遺言
――マザー・テレサ、
宮沢賢治との響きあい
講師: 山根道公 氏
ノートルダム清心女子大学
キリスト教文化研究所教授
2015年
6 13
月
日(土)
11:00 ~ 12:30
(10:30開場予定)
聖心女子大学
宮代ホール
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催
公
開
講
演
会
震災復興支援チャリティデー
同日開催
12:30~16:00 @マリアンホール
聖心女子大学キリスト教文化研究所
03-3407-6089
[email protected]
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2015年度 キリスト教文化研究所
公開講演会のご案内
聖心女子大学キリスト教文化研究所では、大学による生涯学
習の一端を担い、学生、卒業生ならびに一般の方々のために、
公開講演会等を開催してまいりました。
本年度は、ノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所
教授の山根道公先生をお招きし、「遠藤周作と井上洋治 21世
紀への遺言―マザー・テレサ、宮沢賢治との響きあい」という
題でご講演いただくことにいたしました。
山根先生は、遠藤周作を中心とした日本の近代キリスト教文
学研究の第一人者のお一人であるというだけでなく、生前の遠
藤周作氏、ならびにその盟友井上洋治神父と深い親交を結んで
おられた方です。特に井上神父とは「風(プネウマ)の家」運動の
創設以来、活動を共にされ、その機関誌の編集・発行を担われ
ました。『遠藤周作文学全集』『井上洋治著作選集』の解説・
解題も担当されており、このお二人についてお話をうかがうの
にこれ以上にふさわしい方はいらっしゃらないといっても過言
ではありません。
東日本大震災と原発事故、ならびに今なお続くそれらの影響
に直面して、私たちの思いを分かちあう場として開催してまい
りました「フォーラム311」も、今年で5回目となります。このた
びのご講演では、20世紀の日本を代表するカトリック作家遠藤
周作と、彼と共に現代日本におけるキリスト教の生命について
追求した司祭井上洋治の著作をひもといて、現代人が送る経済
的・物質的次元の「生活」とは異なる「人生」の次元を豊かに
する知恵と宗教の平和と共存についてお話し頂けるとのことで
す。ぜひ大勢の皆様のお越しをお待ち申し上げております。
なお、同日には、本学が東日本大震災からの復興を支援する
ために毎年行っております「震災復興支援チャリティデー」が
開催されます。バザーや東北物産の販売等のほか、学生団体や
姉妹校等による、震災や復興支援に関する研究展示も行われま
すので、併せておいでいただければありがたく存じます。
聖心女子大学キリスト教文化研究所
所長 加藤和哉
【往復葉書記入例】
往信:裏
返信:表
郵便番号
ご
住
所
○
○
○
○
様
■講師プロフィール
山根道公 (やまね・みちひろ)
ノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所教授。文学博士。
1960年岡山県倉敷市生まれ。井上洋治神父が日本人の心にイエス
の福音を届けたいとの願いからはじめた「風(プネウマ)の家」運動
を1986年の創設から共にし、現在もその運動を引き継ぎ、機関誌
「風」の発行、遠藤文学講座、聖書講座等を行っている。また、
2006年には遠藤文学の研究者たちと遠藤周作学会を立ち上げ、以来、
事務局長を務める。2014年には遠藤周作学会と韓国の日本基督教文
学会共催で、日・韓・英の研究者が集い国際シンポジウム「『沈
黙』をどう読むか―普遍と特殊」を開催した。
また2011年の東日本大震災の折には、夏に学生たちと岩手の大槌
町でヴォランティア活動に参加し、その経験も踏まえ、大震災以
降の文学の使命をテーマにしたシンポジウムで「遠藤周作と宮沢
賢治―死をめぐる宗教性」を発表した。
『遠藤周作 その人生と「沈黙」の真実』(2005年、朝文社) によ
り2006年日本キリスト教文学会奨励賞を受賞。また2010年、マ
ザー・テレサ生誕100年の年に『遠藤周作『深い河』を読む マ
ザー・テレサ、宮沢賢治と響きあう世界』(朝文社) を刊行。2006年
9月、遠藤周作没後10年の記念として作家遠藤周作を育てた母・郁
と周作との母子体験に焦点を当てた『落第坊主を愛した母』(海竜
社) を監修。
* * *
遠藤周作が遺言的著作『深い河』を通して現代人に伝えた
かったのは、生活と人生の違いです。10回の入院体験、両親の
離婚、愛する者の死など生活の次元では挫折を繰り返した遠藤
周作は、そうした挫折に生きる意味を見出す人生の次元を、小
説やエッセイで描き、苦しみを超えて生きるヒントを教えてく
れます。井上洋治神父の遺言的著作である遺稿集でも、生活の
次元を豊かにする「科学の知」に対して、人生の次元を教えて
くれる「宗教の知」が孤独な現代人にどんなに必要かが語られ
ます。また、両著作は宗教の平和と共存のためのあるべき姿を
示唆し、それはマザー・テレサや宮沢賢治の世界とも響きあい
ます。そんな人生の次元を、現代の私たちが生きるヒントを、
遠藤周作と井上洋治神父の遺言的著作からともに考えたいと思
います。
■震災復興支援チャリティデー
東北を忘れない。これからも、ずっと。
同日開催
①氏名・フリガナ
②住所
③年齢
④職業・学校
⑤日中に連絡の
とれる電話番号
震災に関する展示 (被災地からの報告、支援活動の紹介など)
東北物産展
(様と記入願います)
往信:表
会場
返信:裏
150-8938
行
聖
心
女
子
大
学
渋
谷
区
広
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所
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面
に
は
・ ワンテーブルショップ
クラブ・サークルによる公演
日時
※往復葉書1枚につ
き1名様のお申込
となります。
12:30~16:00@マリアンホール
申込
ほか
2015年6月13日(土)
受講料 無料
11:00~12:30(10:30開場予定)
聖心女子大学 3号館・宮代ホール
■東京メトロ日比谷線「広尾」下車 5分
■JR渋谷駅南口または恵比寿駅より都バス
「日赤医療センター前」行き
終点「日赤医療センター前」下車 5分
●往復葉書またはメールにてお申込みください。
詳細は研究所ホームページ内「公開講演会」をご覧いただくか、
お電話でご確認ください。
●締切6/8(月)。 ●葉書は5月末より順次返信予定です。
●お申込みは先着順でお受けします。
●自由席です。
●当日受付もいたしますが、お席に余裕のない場合は入場を
お断りする場合もございますので、ご了承ください。
●〒150-8938 東京都渋谷区広尾4-3-1
聖心女子大学キリスト教文化研究所
TEL 03-3407-6089 [email protected]
http://www.u-sacred-heart.ac.jp/about/christ.html