問題用紙 - 日本損害保険協会 | SONPO

2級 損 害 保 険 登 録 鑑 定 人
機
試 験 問 題 用紙
械
(2015年7月)
注
意
事
項
1.試験責任者の指示があるまで開かないで下さい。
2.解答用紙は試験問題用紙の最初の頁に入っています。試験開始の合図があったら解答
用紙があることを確認して下さい。解答用紙がない場合は直ちに申し出て下さい。
3.解答用紙には受験地、受験番号、氏名を必ず記入して下さい。また、受験番号は正確
に記入して下さい。間違った受験番号を記入すると採点できないことがあります。
4.解答はすべて解答用紙に記入し、解答用紙のみ提出して下さい(問題用紙は持ち帰っ
て結構です)
。
5.解答は楷書で記入して下さい。
6.試験時間は正味50分です。
7.試験問題の内容に関する質問は、いっさい受け付けません。
8.試験時間中の私語は禁止します。
9.資料等の使用は認められませんので、筆記用具、電卓以外はすべてしまって下さい。
10.試験時間中は、携帯電話等の使用はいっさい認められません。あらかじめ電源を切っ
て下さい。
11.
「受験票」および「写真が貼付されている公的本人確認書類」は机の上の見やすいとこ
ろに置いて下さい。
12.問題用紙、解答用紙の印刷に乱丁・落丁があれば申し出て下さい。
一般社団法人 日本損害保険協会
2・機
【問題1】
次の1~8の記述は、機械材料について述べたものです。その内容が正しいものを4つ
選び、その番号を解答用紙に記入して下さい。
1.下図は、初試験力につづく全試験力で圧子を試験片に押し込んでくぼみを付けた後、
全試験力を取り除いて初試験力に戻したときの、くぼみの深さを測定して硬さを測定
するロックウェル硬さ試験機である。
2.材料に引張力を加えたときに、力を増加させなくても伸びが増加する現象を降伏とい
い、硬鋼には明確にこの現象が現れるので、このときの応力を降伏点としている。し
かし、黄銅などの非鉄金属の場合には、硬鋼のような降伏現象が現れないので、0.002%
の永久ひずみが生じたときの応力を耐力としている。
3.底付き容器などをつくる際に用いられる深絞り加工は、冷間加工によることが多い
が、粘り強さを必要とする製品をつくる際に用いられる鍛造は、熱間加工によるのが
一般的である。
4.熱処理はさまざまな目的のために施されるが、このうちオースフォーミングは、炭素
鋼の被削性の向上や冷間加工性の改善などを目的として施される。
5.形が複雑で鍛造や機械加工では製作が困難な製品や、鋳鉄では強さや耐食性がたりな
い製品などは、溶かしたステンレス鋼を鋳型に流し込んでつくることがある。このよ
うな方法でつくられた鋳物は、ステンレス鋼鋳鋼品とよばれる。
6.合金鋳鉄のなかでも高温での強さが大きく、耐熱性や耐摩耗性にすぐれているニレジ
スト鋳鉄は、ブレーキドラムなどに用いられる。
- 1 -
2・機
7.アルミニウムは、実用されている金属の中で最も軽いので、その合金鋳物は、航空機
部品、オフィス機器、光学機器などの軽量化を必要とする部品に多く用いられている。
8.結晶粒が微細な超塑性合金は、すぐれた成形・加工機能があり、ロストワックスおよ
びプラスチック成型金型、極薄板・極薄肉管材の製造などに使われる。
【問題2】
次の1~3の記述は、機械材料について述べたものです。空欄にあてはまる最も適切な
ものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.JISでは、
(
1
)脆性の発生を防止するため、硫黄の含有量は、機械構造用炭素
鋼で 0.035%以下、一般構造用圧延鋼材で 0.050%以下と規定されている。
《選択肢》
ア.赤熱
2.(
2
イ.低温
ウ.焼戻し
)は、溶体化処理とそれに続けて行う自然時効や人工時効などによる時効硬
化、すなわち熱処理によって機械的性質の改善をはかることができる。
《選択肢》
ア.青銅
3.
(
3
イ.バビットメタル
ウ.アルミニウム合金
)は、大形の品物をつくるのはむずかしく、細い線材や薄板などしかつくるこ
とができないが、耐食性や磁気特性にすぐれているため、廃液中から磁性粒子を除去
するフィルタや変圧器の鉄心などに用いられる。
《選択肢》
ア.傾斜機能材料
イ.アモルファス金属
- 2 -
ウ.超電導材料
2・機
【問題3】
次の1~5の記述は、鋳造、溶接、塑性加工、表面処理について述べたものです。その
内容が正しいものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さ
い。
1.下図(a)に示す製品の中子は、(b)に示す引き型とよばれる模型を用いてつくることが
できる。
(a)
(b)
2.シェルモールドをつくる際に用いる金型は、湯口などの補助部分を一体化したマッチ
プレートとよばれる定盤型である。
3.ガス切断の応用であるスカーフィングは、溶接部の裏はつりや、開先を切り取ったり
する加工に用いられる。
4.プレス加工に用いるパンチやダイスなどの金型は、ホルダとガイドポストをもったダ
イセットを介してプレス機械に取り付けることが多い。
5.素材に耐熱性や耐摩耗性を与えるために行う溶射には、レーザや電子ビームを利用す
る電気式溶射と、酸素アセチレン炎などを用いるガス式溶射がある。
- 3 -
2・機
【問題4】
次の1~3の記述は、切削加工について述べたものです。空欄にあてはまる最も適切な
ものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.穴あけに用いるドリルは、ドリルを回転させて穴あけを行う直立ボール盤や、工作物
を回転させて穴あけを行う(
1
)などの工作機械で用いられる。
《選択肢》
ア.形削り盤
イ.旋盤
ウ.ブローチ盤
2.一般に、切りくずの形態は、流れ形・せん断形・き裂形の3つに大別されるが、刃部
に加わる力に変動がなく、滑らかな仕上げ面が得られるのは、
(
2
)切りくずであ
る。
《選択肢》
ア.流れ形
イ.せん断形
ウ.き裂形
3.下図は、主軸に取り付けた正面フライス、エンドミルなどで、平面や溝などを切削す
る(
3
)フライス盤である。
《選択肢》
ア.立て
イ.横
- 4 -
ウ.万能
2・機
【問題5】
次の1~4の記述は、特殊加工、工業計測、生産の管理、機械加工の能率化などについ
て述べたものです。アとイの記述のうち正しいものを選び、その記号を解答用紙に記入し
て下さい。
1.研削加工について
ア.内面研削盤は、内燃機関のシリンダや油圧シリンダの内面などのように、おも
に円筒の内面を精密に仕上げるホーニングに用いる。
イ.センタなどによる工作物の取り付け・取り外しが不要な心なし研削盤は、加工
部分が全長にわたって支持されるため、均一な研削が可能で、細い工作物の研
削に適している。
2.長さの計測について
ア. 工場などにおいて長さの基準として使われるブロックゲージは、長さを二つの
平行平面で規定した端度器である。
イ. 工場などで広く使用されているマイクロメータは、外側・内側・深さ測定など
ができるはさみ尺の一種で、本尺目盛の端数を正確に読み取るためのバーニア
を持っている。
3.機械加工と生産の自動化について
ア.旋盤によるチャック作業では、工作物をしっかり取り付けられるようにするた
めに、主軸に装着したスクロールチャックの生づめを旋削することがある。
イ.ターニングセンタは、複合加工用の NC ボール盤の一種で、旋盤の後加工として
のエンドミルによる溝加工やドリルによる穴加工などを行うことができる。
4.システム技術などについて
ア.CAMは、CADで作成されたデータなどをもとにして、構造解析や動作のシ
ミュレーションなどの技術解析をコンピュータの機能を活用して行う。このた
め、試作の回数の減少や省略ができるので、開発の効率の向上に役立つ。
イ.ラピッドプロトタイピング(RP)ともよばれる三次元造型技術は、模型を簡単
にしかも迅速に製作できるので、試作品の製作に威力を発揮する。
- 5 -
2・機
【問題6】
次の1~4の記述は、機械の要素等について述べたものです。空欄にあてはまる最も適
切なものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.溶接継手の溶接部の強さは、母材の溶接性、溶接棒の材質、溶接作業の良否などによ
って左右されるので、母材の強さの(
1
)%程度とするのが一般的である。
《選択肢》
ア.40
イ.50~60
ウ.70~80
エ.85
2.軸方向の荷重とねじり荷重を同時に受けるボルトの大きさは、軸方向の荷重の
(
2
)倍の荷重が、軸方向にかかっているものとして計算することが多い。
《選択肢》
ア.
3
イ.
4
4
ウ.
3
3
エ.2
2
3.ホイールなどのハブを比較的細い軸に固定するときに用いられる(
3
)は、ハブ
の穴と軸に一対の細かい山形の歯を軸方向に等間隔に設けたものである。
《選択肢》
ア.テーパピン
イ.半月キー
ウ.こう配キー
エ.セレーション
4.まっすぐな棒の一端を固定して、他端をねじったときのねじり変形を利用するばねを
(
4
)という。
《選択肢》
ア.レバー
イ.ダンパー
ウ.トーションバー
- 6 -
エ.ねじりコイルばね
2・機
【問題7】
次の1~4の記述は、機械要素・機械設計等について述べたものです。空欄にあてはま
る最も適切なものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.原動節が往復直線運動をするカム機構を(
1
)という。
《選択肢》
ア.直動
イ.確動
ウ.エンド
2.
「物体Aが物体Bに力を働かせたときは、同時に、物体Bも物体Aに力を働かせたこと
になる。その力は、大きさが等しく、向きが逆である。」これを運動の( 2
)法則
という。
《選択肢》
ア.第一
イ.第二
3.Vベルト伝動におけるベルトの速度は(
3
ウ.第三
)m/s程度までである。
《選択肢》
ア.20
イ.40
ウ.80
4.バンドブレーキは、ブレーキドラムの周囲に、鋼帯に摩擦片を裏ばりしたものを巻き
かけて制動するが、ドラムと鋼帯との接触角は、ふつう(
4
)である。
《選択肢》
ア.90°~160°
イ.180°~270°
- 7 -
ウ.280°~300°
2・機
【問題8】
次の1~5の記述は、機械要素・機械設計等について述べたものです。その内容が正し
いものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.はすば歯車は、歯すじがつる巻線である円筒歯車で、くいちがい軸間の運動伝達に利
用する歯車である。
2.対偶において、進み対偶、回り対偶、ねじ対偶はすべて面の接触なので低次対偶とい
い、歯車の歯と歯の接触やカムところの接触は、線や点での接触なので高次対偶とい
う。
3.下図のうち、仕切弁をあらわしているのはウである。
ア
イ
ウ
4.座屈荷重を受ける柱において、柱の端部の条件による曲がりにくさを表す端末係数
は、その値が小さいほど曲がりにくい。
5.薄肉円筒容器に内圧が加わるとき、円周方向の応力は、軸方向の応力の2倍の大きさ
になる。
- 8 -
2・機
【問題9】
次の1~4の記述は、量記号および単位記号について述べたものです。その内容が正し
いものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.熱応力の単位にはジュール(J)を用いる。
2.縦弾性係数の単位は、横弾性係数の単位と同じく、パスカル(Pa)または(N/m2)
を用いる。
3.縦ひずみとせん断ひずみは、比重、摩擦係数と同じく、単位を持たない無名数である。
4.断面二次モーメントの単位は(m3)で、断面二次極モーメントと同じ単位である。
【問題 10】
次の1~4の記述は、機械要素と設計について述べたものです。アとイの記述のうち正
しいものを選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.リンクについて
ア.往復スライダクランク機構は、バスなどの大型自動車で使われるウインドワイ
パに利用されている。
イ.揺動スライダクランク機構は、形削り盤の早戻り機構に利用されている。
2.キーとピンについて
ア.平行キーの呼び寸法は、キーの幅と長さで表す。
イ.平行ピンは、鋼製の小径の丸棒で、呼び径と長さで大きさを示す。
3.空気ばねについて
ア.ばね定数は荷重に比例して変化し、小さくすることができる。
イ.ばねの高さは荷重の大きさに関係するので、空気圧を調整しても、その高さを
一定に保つことはできない。
- 9 -
2・機
4.重心について
ア.三角形の重心は、それぞれの角の二等分線の交点である。
イ.物体の姿勢に関わらず、必ずつりあいを保つ点を「質量中心」ともいう。
【問題 11】
次の1~4の記述は、機械要素と設計について述べたものです。空欄にあてはまる最も
適切なものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.(
1
)とは、くいちがい軸間に運動を伝達する円すいまたは円すいに近い形状を
もった1組の歯車のことである。
《選択肢》
ア.ハイポイドギヤ
イ.すぐばかさ歯車
2.Vベルト伝動において、2軸間の中心距離は(
2
ウ.まがりばかさ歯車
)m以下である。
《選択肢》
ア.3
イ.5
ウ.7
3. 材料に一定の引張荷重を長時間加えると、時間の経過とともにひずみが増加する。こ
のような現象を(
3
)といい、特に、高温では破壊につながる場合もある。
《選択肢》
ア.金属疲労
イ.熱応力
ウ.クリープ
4.ねじ穴部の材質が軟鋼や鋳鋼の場合、押さえボルト・植込みボルトのねじ込み部の長
さは、ボルトの外径の(
4
)倍とする。
《選択肢》
ア.0.8
イ.1
- 10 -
ウ.1.8
2・機
【問題 12】
下図のような平面トラスがある。空欄にあてはまる最も適切なものを下の選択肢から選
び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.それぞれの支点での反力 の値の正しい組み合わせは(
1
)である。
《選択肢》
ア.R1=15.0 kN
R2=45.0 kN
イ.R1=45.0 kN
R2=15.0 kN
ウ.R1=10.0 kN
R2=50.0 kN
エ.R1=50.0 kN
R2=10.0 kN
2.部材ABに生ずる内力は、およそ(
2
)kNである。
《選択肢》
ア.26.0
イ.34.0
3.部材BCに生ずる内力は、およそ(
ウ.42.0
3
エ.52.0
)kNである。
《選択肢》
ア.10.0
イ.18.0
ウ.26.0
4.部材AB、BCが受ける力の種類の正しい組み合わせは(
エ.34.0
4
)である。
《選択肢》
ア.AB:圧縮 BC:引張
イ.AB:引張
BC:圧縮
ウ.AB:圧縮
エ.AB:引張
BC:引張
BC:圧縮
- 11 -
2・機
【問題 13】
次の1~3の記述は、流体機械について述べたものです。アとイの記述のうち正しいも
のを選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。
1.圧力と流速について
ア.連続の式とベルヌーイの定理が成り立つノズルは、流れを速くして圧力を低下
させる作用があるが、流量とエネルギーの総量に変化はない。
イ.パスカルの原理が成り立つ油圧装置のシリンダでは、ピストンの受圧面積に比
例してピストンの受圧面の圧力も大きくなる。
2.流体機械について
ア.多段ディフューザポンプは、水撃作用を利用して揚水するポンプで、高揚程の
ポンプになると 20 段に達するものもある。
イ.歯車ポンプは、歯車がかみ合って回転するさいのすきまの変化と移動を利用し
て吸い込みと吐出しを行う容積式回転ポンプで、おもに油圧ポンプに用いられ
る。
3.油圧装置について
ア.メータイン回路は、アクチュエータに供給する油の流量を計測する回路として
用いられる。
イ.スライドスプール弁は、一般に、油圧が高い箇所での流路の切り換えに用いら
れる方向制御弁である。
- 12 -
2・機
【問題 14】
次の1~6の記述は、内燃機関について述べたものです。その内容が正しいものには○
を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.往復動機関の潤滑法には強制潤滑や非強制潤滑などがあるが、一般に自動車用機関で
は強制潤滑が用いられ、クランク室掃気式2行程ガソリン機関では燃料混合潤滑が用
いられる。
2.下図に示した行程容積Vs にすきま容積Vc を加えた容積を排気量Vt といい、4気筒機
関の場合には、その容積Vt を4倍した値を総排気量Vという。
3.4行程ガソリン機関の吸気行程ではシリンダ内に空気を吸い込むが、4行程ディーゼ
ル機関の吸気行程ではシリンダ内に混合気を吸い込む。
4.一般に、アルミニウム合金鋳物でつくられたエンジンブロックには、ニッケルクロム
鋳鉄などでつくったシリンダライナを圧入して用いる。
5.往復動機関は火花点火機関と圧縮点火機関に分けられるが、ガソリンを燃料に用いる
ガソリン機関は火花点火機関に、軽油などを燃料に用いるディーゼル機関と液化石油
ガス(LPG)や圧縮天然ガス(CNG)を燃料に用いるガス機関は圧縮点火機関に分
類される。
6.ターボファンエンジンは、吸入空気の一部をファンで圧縮し、それを後方へ噴出して
推力を得るとともに、燃焼ガスの噴流も利用して推力を得る方式の航空用ガスタービ
ンで、ファンは専用のファンタービンによって駆動される。
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2・機
【問題 15】
次の1~6の記述は、蒸気動力プラントと冷凍装置について述べたものです。その内容
が正しいものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。
1.ボイラに設置した空気予熱器は、炉内または煙道に設けた多数の細い管からなる熱交
換器で、燃焼ガスやその余熱を利用して加熱する。
2.下図に示す炉筒煙管組合せボイラは、丸ボイラに分類され、その構造から水部が大き
いので負荷変動の影響を受けにくく、ボイラ効率も高い特徴がある。
3.ボイラ水に鉱物質が含まれると、これらが凝縮して、ドラムや水管などに固着するス
ラッジを生成するので、イオン交換などの方法で不純物や鉱物質などを取り除いた処
理水をボイラ水として用いる。
4.下図は、ボイラにおける熱の出入りの精算を表した熱勘定図で、これによるとタービ
ンへ供給する熱量は 87.5%に達する。
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2・機
5.一般的な冷凍機では膨張弁で冷媒液を膨張させるが、小型の冷凍機では、管路抵抗に
よる圧力降下を利用したキャピラリーチューブとよばれる細い管を使用する場合もあ
る。
6.冷媒と吸収剤にそれぞれ水と臭化リチウム水溶液を用いた吸収冷凍機では、水を吸収
して濃度が薄くなった吸収剤を再生器で加熱して、冷媒の能力を回復させる。
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