横浜こぶしの会 伊豆 / 達磨山・猫越岳

横浜こぶしの会
山名・山域
山行目的
山行期間
参加者
伊豆 / 達磨山・猫越岳
山行報告書 2015 年 7 月 24 日提出( 提出者:I )
伊豆山稜線歩道
富士山や駿河湾を眺めながら歩く
2015 年 7 月 19 日(日)~20 日(月)
6名
○ルート、コースタイム
1 日目
【歩行時間 7 時間 00 分(昼食、休憩含む)】
修善寺駅改札出口 9:00 集合=修善寺駅バス停(6 番乗り場・戸田行 9:15 発)=(0:30)9:45 戸田峠
10:00→(0:20)→10:20 金冠山→(0:15)→10:35 戸田峠→(0:30)→11:05 小達磨山→(0:30)
→11:55 達磨山(昼食)12:20→(1:05)→13:25 船原峠→(0:50)→14:15 棚場山→(1:00)→
15:15 土肥峠→16:00 魂の山→17:00 風早峠=(0:15)=持越温泉、民宿しみず
2 日目
【歩行時間 6 時間 00 分(昼食、休憩含む)】
民宿しみず 7:30=(0:15)=7:45 風早峠 8:00→(1:45)9:45 猫越岳→(1:20)→11:05 ツゲ峠→
(0:25)→12:20 滑沢峠(昼食)12:50→(0:20)→13:10 二本杉峠(旧天城峠)→(0:50)→14:
00 天城ゆうゆうの森入り口バス停 14:16=(バス・湯の国温泉・タクシー)=16:50 修善寺駅
○山行記録(記録性を重視し、天候、コースの状況・特徴、注意点、必要になった用具など)
当初は 7 月 18 日~21 日、3 泊四日の行程で南アルプス荒川三山と赤石岳縦走を計画したが、台風 9 号の影響
で道路が通行止めとなり 4 月末に計画し没になった達磨山に変更した。
横浜 6:13 分発の東海道線沼津行きに乗車。3 連休真ん中の日曜日の早朝だが結構乗客がいたがなんとか座
ることができた。三島駅で伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換える。車内の中刷りに世界遺産登録の韮山反射炉の案
内がある。メンバーの一人が帰りに観光しようと提案がある。修善寺から戸田行きのバスに乗るが 3 連休と言
うのに貸切状態。達磨山高原レストハウスは晴天で富士山を見ることができた。しかし戸田峠に到着すると一
面の霧に包まれる。準備をしていると達磨山方面から続々と登山者が下りてきた。JR 東海の山岳部で戸田峠の
駐車場に大型観光バスが迎えに来ていた。我々は金冠山ピストンする 20 分で金冠山、霧でなにも見えず駿河湾
から吹き上げる強風で涼しい。戸田峠まで戻り達磨山に向かう。達磨山は笹山で笹を刈りこんだ歩道が一直線
に頂上を目指して伸びているが霧で視界が悪くおまけに最大瞬間風速 30mはあろうかと思われる強風に煽られ
る。富士山や駿河湾は全く見えないが下界と違って南アルプスのごとくすごく涼しい。もし、晴れていれば樹
木の無い登山道だからかなり暑かったのではないかと思った(この日、関東梅雨明け)。達磨山(989.1m)で
昼食、我々の他に 40 台のカップルが一組、トマトをあげて写真を撮ってもらう。昼食後、古希山、伽藍山、船
原峠(途中鹿と遭遇、伊豆は鹿が繁殖していると言う、この日は西伊豆で鹿よけの高圧電線が切れて川に触れ
大人 2 名が感電死した)棚場山、南無妙峠などのアップダウンを経て 15:15 土肥峠(574m)に到着。此処か
ら持越温泉まで 3.8kmと標識があったが当初の計画通り風早峠に向かう。しかし、ここから魂の山(933m)
がきつかった。涼しいとはいえ汗が吹き出し、男性全員は腕の産毛が総立ちになっていた。風早峠 17:00 到着。
民宿の叔父さんに迎えに来てもらう。急遽宿をとったにもかかわらず、客は我々だけの貸切状態。ぬるいビー
ルで乾杯し、食事をしながら反省会。
翌日は 6 時起床、6 時半ラジオ体操、7時半出発。風早峠まで送ってもらう。今日の天気予報は曇りのち晴れ。
宿では曇りだったが途中は雨、風早峠は昨日と同じ霧で風も吹いて寒い位。ウインドブレーカーを着て出発し
たがすぐに脱ぐ。昨日と同じ笹山の道を行くと左でガサガサという音が聞こえた。熊か?と思ったら、イノシ
シが笹の中を飛び跳ねて逃げて行った。イノシシって飛び跳ねるんだ。その先に、小鹿が胴体を真っ二つにさ
れて横たわっていた。内臓だけが食われていた。先ほどのイノシシの仕業かもしれない。
仁科峠で西伊豆スカイラインを横断し、今回の最高峰、猫越岳(ねっこだけ 1034.7m)に向かう。昨日とは
違って樹林帯だ、巨大なブナの木や姫しゃらなどすばらしい木がたくさんある。後藤山を過ぎたあたりで霧が
晴れ、富士山がチラッと顔を出したが猫越岳手前の展望台は富士山、南アルプスが望める場所だが、残念なが
ら霧が上がってきて見ることができなかった。猫越岳山頂の池は霧で幻想的だった。ツゲ峠を経て三蓋山(み
かさやま 1012.8m)
、ここから滑沢峠まで急な下り坂と崩落個所を行く。計画では滑沢峠から滑沢渓谷、太郎杉
を行く計画だったが崩落の為通行止めとなっていた。二本杉峠(旧天城峠)経由、天城ゆうゆうの森バス停に
変更。二本杉峠(旧天城峠)は吉田松陰やハリスが超えた峠だと記されていた。峠からバス停までは旧下田街
道、渓谷沿いの道は清水が流れ、Is さんと Y さんは水を飲んだり顔を洗ったり、冷たくて気持ちが良いと言っ
ていた。川に掛る木橋は濡れていて M さんが滑って転び、危うく川に落ちるところだった。
14:00 天城ゆうゆうの森入り口バス停着。バスで湯ヶ島迄行き観光協会で立ち寄り湯を紹介してもらう。
ジャンボタクシー(約 3000 円)で「湯の国会館」へ行く。国道は 3 連休最後とゆうことで渋滞しているが、地
元のタクシーは裏道をスイスイ行くので、風呂上がりに迎えに来てもらい修善寺駅迄 3000 円で交渉し、成立。
入浴後タクシーが来るまで冷たいビールで反省会。修善寺迄も裏道スイスイでした。韮山反射炉見学は中止。
2 日間の伊豆山稜線歩道縦走中出合った人、JR 山岳部を除いては 3 組のカップルとトレラン 2 名だけでした。
この時期、花はほとんどありません。トイレもありませんでした。
バラ苺
笹山の道
達磨山
山毛欅峠の巨木
仁科峠
猫越岳頂上池
猫越岳