餓鬼岳~燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳 時期:2015.9.18(金)~9.22(火祝) 参加者:カト(単独) 行程: (1 日目、9/18(金) ) 新宿BT9:30(高速バス)→14:01 信濃大町 14:14-14:20 信濃常盤(タクシー)14: 40 白沢登山口駐車場(幕営) (2 日目、9/19(土) ) 白沢登山口 6:20(4:30)10:50 大凧山(3:30)14:20 餓鬼岳・餓鬼岳小屋(幕営)行 動時間 8:00(CT6:50) (3 日目、9/20(日)) 餓鬼岳小屋 4:30(3:30)8:00 東沢岳(0:40)8:40 東沢乗越(2:40)11:20 燕岳 (0:40)12:00 燕山荘(2:50)14:50 大天荘(※0:30)15:20 大天井岳(0:10)15: 30 大天荘(幕営)行動時間 11:00(CT10:35) ※大天荘-大天井岳の行動時間はテン ト設営時間を含む (4 日目、9/21(月祝)) 大天荘 6:20(3:40)9:00 常念岳(4:10)13:10 蝶ヶ岳・蝶ヶ岳ヒュッテ(幕営)行 動時間 6:50(CT8:10) (5 日目、9/22(火祝)) ) 蝶ヶ岳ヒュッテ・蝶ヶ岳 6:10(0:50)7:00 長塀山(1:50)8:50 徳澤(0:50)9:40 明神(0:50)10:30 上高地 10:40(バス)新島々11:07-松本 15:57-帰京 行動時間 4:20(CT4:50) 記録: 思いついたことなど簡記させていただきます。 ・北アルプス縦走路でまだ歩いていない常念山脈、表銀座の一部を歩きます。 ・東鎌尾根は 2010 年 5 月槍ヶ岳の際に笹田さんから表銀座の提案がありましたが、私が厳 しさにビビッて槍沢にルート変更させていただいた経緯があります。できれば 5 月の雪 がある時期にとっておきたいと考えます。 ・しかし、あれから 5 年が経過して体力気力ともに減衰しているので夢のまた夢になりそ うです。 ・記録より記憶と言われます。写真はしつこいほど掲載したことをお許し下さい。 (1 日目、9/18(金) ) ・この日は大町から松本方面に二つ行った信濃常盤からタクシーで餓鬼岳登山口の白沢登 山口まで行きます。タクシー料金が安いからです。大町からだと 4,000 円ですがここから だと 2,500 円で済みます。 ・タクシーに乗ったとたんに大粒の雨です。白沢登山口の駐車場は道路に面した林を切り開 いた小さなスペースです。テント設営は車の駐車の邪魔にならないように車 1 台が入る くらいの場所にします。 1 (2 日目、9/19(土) ) ・雨は朝方まで降ります。 ・少し登山道を歩くと白沢に入ります。最終水場までは沢岸、梯子を辿って行きます。 ・滝が大きくて見ごたえがあります。 ・斜面に作られた梯子は雨に濡れていてとても危険です。慎重に渡ります。 ・百曲りと言われる急登で思った以上に時間がかかります。 ・餓鬼岳小屋にザックを置いて餓鬼岳をピストンします。 ・頂上からは穂高連峰、槍など裏銀座の山々を展望できます。疲れが吹っ飛びます。 ・テン場は非常に狭く私は遅く到着したので斜面のスペース です。テントは私を入れて 6 張りでしたが、二つは大型 テントでよい場所に設営しています。 ・水は小屋で 1L200 円、2Lを買います。 ・晩飯はカレーを作ります。具材は玉ねぎ、ジャガイモ、 ベーコンです。二人前を作り半分は明日の行動食にします。 ・餓鬼岳は人気がない山だそうでこのルートでの登山者は私の ほかは 10 人ほどです。 (3 日目、9/20(日)) ・行程が長いので 4 時起床、4 時 30 分にスタートします。 ・東沢岳までCT2:30 とありますが暗い夜道、岩稜帯の梯子など難所があり 1 時間もオー バーします。 ・東沢乗越からの樹林帯の急登を登ると広い尾根に出ます。何回か歩いているルートを反対 側から眺望できる素晴らしい展望です。 ・ザックがやけに濡れていると思ったら水袋のキャップ元から水漏れです。 ・燕岳頂上の祠は小さく地味で慎ましやかな頂上です。 ・燕山荘からは表銀座ルートだそうで合戦尾根からの登山者で大賑わいです。田舎者が銀座 4 丁目、新宿歌舞伎町に出たような感じです。 ・燕山荘で 500mL水ペットボトル 2 本買います。 ・天気がよく大天荘まで展望を大いに楽しめます。しかし、大天井岳の斜面から大天荘まで が辛い上りです。 2 ・テン場は小屋の真ん前です。ここもテントの花が咲いています。平らなスペースを確保し ます。 ・テントを設営して大天井岳のピストンです。 ・この日の行程は 12 時間を覚悟します。実際に歩いた時間は 10 時間 50 分です。まあまあ の感じです。 ・疲れて食欲がなく晩飯はレトルトの蕎麦です。美味しく食します。 (4 日目、9/21(月祝)) ・朝飯はニュウーめんです。ネギの薬味で食欲増進です。 ・朝は冷えていてフライの裏に氷がべったりついています。 ・今日も良い天気です。朝焼けに映える山々にうっとりします。 ・常念乗越にある常念小屋はテン場が広く良い場所です。 ・いよいよ常念への厳しい急登です。 ・足が上がらずやっとこさの頂上です。この山行の目的のひとつです。 ・蝶ヶ岳まではアップダウンを繰り返します。蝶槍が見えたときは嬉しい気持ちです。 ・蝶ヶ岳ヒュッテの冬季小屋は懐かしい思い出が湧いてきます。2009 年年末、前年の撤退 を経て強風の中頂上に到達し冬季小屋にお世話になった思い出です。この後天気は大荒 れになり上高地まで一気に下り暴風雪の中正月を迎えます。 ・蝶ヶ岳ヒュッテには早く着いたのでごった返す小屋の中でビール、ラーメン、ウイスキー で時間をつぶします。 ・水 2L(200 円/1L) 、水ペットボトル 1 本(400 円)を買います。 ・晩飯はパスタです。お湯で戻すのですが私の口には合いません。無理して食べます。 ・お湯を入れるだけのビーフシチューは美味しくウイスキーの良き友です。 3 ・満天の星空です。寒い夜です。 (5 日目、9/22(火祝)) ) ・朝飯は昨日に続きニューめんです。汁ものですと胃袋が受け付けます。 ・蝶ヶ岳最高地点の新しそうなポールから徳澤への下山道に少し下ります。 ・最後の展望を目に焼き付けてから樹林帯に入ります。 ・下山途中、2008 年年末山行で足の痙攣の場所や時間切れ撤退の場所を思い出しながら下 ります。 ・徳澤まで 1Kmからが急降下です。上りからすると徳澤をスタートしてすぐに急登に入り ます。2008 年年末の上記ブレーキは未熟さ故に起こったことと納得できます。 ・ごった返す人混みの徳澤に出ると深山幽谷の澄んだ世界から急に俗世間に放り出されま す。そしてまた否応もなくしがらみ、こだわりの世界に向かっていきます。 おわり 4
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