登山実技:大辻山登山ルート 登山実技:大辻山登山ルート・特徴物について ムカデ地図 ⑩ ⑪ D ⑬ ⑭ ① ② ③ ⑰ E ⑮ ⑨ ④ C ⑧ ⑥ ⑫ B ⑱ ⑤ J K A ㉜ ㉟ ㉞ ㉝ I ⑳ ⑦ ㉑ ㉒ ㉛ F ㉘ ㉙ ㉚ H ⑯ G ㉗ ㉖ ㉕ ㉔ ㉓ ⑲ 登山実技:大辻山登山ルート・特徴物について(解説) ① 林道と沢との交点(難易度:A(易しい)) 登山道入口は確認しておこう。道の曲がり、林道と沢との交点 ② 地図記号:堰堤(えんてい)(難易度:A) 地図記号の堰堤(えんてい)が実際はどうなっているか確認。 ③ 左右の斜面が狭くなる。(難易度:B(普通)) 南側の斜面が急になってくる。ここから沢が狭くなる。地図の等高線で確認できるだろうか? ④ 地図記号:滝(難易度:A) 地図記号の滝が実際はどうなっているか確認。滝の上流は少し曲がっている。 ⑤ 沢と沢との分岐(難易度:C(難しい=見落としやすい)) 登山道の沢は川となっているが、東からの沢(A)は水が流れているだろうか?沢との分岐は確認 できるだろうか? ⑥ 沢と沢との分岐(難易度:B) 登山道の沢は川となっているが、北東からの沢(B)は水が流れているだろうか?沢との分岐は確 認できるだろうか? ⑦ 地図記号:滝(難易度:A) 地図記号の滝が実際はどうなっているか確認。 ⑧ 道の曲がり、南側の尾根にピークがある(難易度:C) 道が緩やかに曲がっており、南側に顕著なピークがあることが確認できるだろうか? ⑨ 沢と沢との分岐(難易度:B) 登山道の沢の川はここで終了となっている。東からの沢(C)は確認できるだろうか? ⑩ 尾根(コル)にでる(難易度:A) 登りが終わると、そこは尾根のコル。道は90度進行方向を右に変える。 ⑪ 登りから平へ傾斜転換点(難易度:C) ここは、等高線が緩やかでやや丸くなっているのが確認できるだろうか?登りから平への傾斜転 換点であり、⑪から⑫へ向かって地図にあらわれない緩やかな下り、(標高差1~2m)となってい る場合もある。 ⑫ 平から登りへの傾斜転換点(難易度:B) 平から登りへの傾斜転換点。尾根も⑪から⑫までは細かったが、⑫から尾根が広くなる。 ⑬ 尾根分岐(難易度:C) 主尾根とDの尾根との分岐。この程度の等高線では尾根の分岐でもピークは発生しないだろう。 (尾根の分岐は小さなピークが発生しやすい。)傾斜はやや平らに変化したのだろうか? ⑭ 平から登りへの傾斜転換点(難易度:B) 平から登りへの傾斜転換点。尾根も⑬から14までは細かったが、⑭から尾根が広くなる。 ⑮ 尾根分岐(難易度:B) Eの尾根との分岐。今まで登ってきた道は、いつの間にか尾根ではなく斜面を登っていた。Eの尾 根の方が尾根らしいことに気付く。小ピークでもある。 ⑯ 道の分岐、コル(難易度:A) 登山道の分岐、コル。ここから大辻山への登りが続く。 ⑰ 尾根が細い、緩やかな登りから平への傾斜転換点(難易度:C) ここは尾根が細くなっており、緩やかな登りから平への傾斜転換点。 ⑱ 平から急な登りへの傾斜転換点(難易度:B) 平から急な登りへの傾斜転換点。尾根も丸くなる。 ⑲ 大辻山ピーク(難易度:A) 三角点は何等だろうか?景色はどうだろう? ⑳ 緩やかな斜面から小尾根へ。傾斜も急斜面から平への傾斜転換点(難易度:B) 小さな尾根が発生している。斜面も級から平になっている。道が尾根上に記載されていないが、尾 根上に道があれば国土地理院の地図がややずれているのだが・・・? ㉑ ピーク(難易度:A) 顕著なピーク、尾根の太さや大きさ(高さ)を読みとろう ㉒ コル(難易度:B) コルの幅は狭い。急な下りから㉓までは緩やかな平になる傾斜転換点でもある。 ㉓ 平から下り(難易度:C) 平から下りへの傾斜転換点。 ㉔ 小さな尾根(難易度:C) 緩やかな丸い斜面に、小さな尾根が地図上で表れている。ここはやや平になっている。発見できる だろうか? ㉕ 小さな尾根(難易度:C) やや平らの下りから小さな尾根が地図上で現れている。 ㉖ 道の曲がり(難易度:C) 道がやや左へ曲がっている。主尾根から道がはずれ、㉗への小尾根に向かう。 ㉗ 平から下り(難易度:C) 平から下りへの傾斜転換点。やや等高線が丸くなっているので、1~2mのピークになっている可 能性もある。小尾根が顕著になる。 ㉘ 道の北側に小ピーク(難易度:C) 道の北側に小ピーク。主尾根から道が南側にそれている。国土地地理院の地図が正しければ、 まっすぐな道だが、間違っていて主尾根上を歩いていたとすれば、道は曲がっている? ㉙ 平から登り(難易度:C) 平から登への傾斜転換点。Fの小さな沢が発達していれば、小さなコルになっている可能性もあ る。尾根の幅は広い。 ㉚ 小ピーク(尾根分岐)(難易度:B) 主尾根とG尾根との分岐は小ピークができやすい特徴的な場所。小ピークといっても尾根の幅が 広いのでわかりにくい可能性もある。 ㉛ 小ピーク(尾根分岐)(難易度:B) 主尾根とH尾根との分岐は小ピークができやすい特徴的な場所。小ピークといっても尾根の幅が 広いのでわかりにくい可能性もある。 ㉜ 小ピーク(尾根分岐)(難易度:B) 主尾根とI尾根、J尾根との分岐は小ピークができやすい特徴的な場所。小ピークといってもわかり にくい可能性もあるがここから下りとなる傾斜転換点でもある。 ㉝ 道の曲がり、傾斜転換点(難易度:C) 道の曲がり、急な下りからやや平への傾斜転換点。道下は沢が始まっている。道上は斜面。 ㉞ 道と沢との交点(難易度:C) K沢と道との交点。道が主尾根から外れているのも確認できるだろうか? ㉟ コル(難易度:A) 狭いコル。ここから、道は北へ90度曲がる。 登山実技:読図のポイント ① 特徴物とは 今更、言うまでもないが、尾根、沢、道の曲がり、傾斜転換点、ピーク等様々なものがある。今回の ルートでは、比較的難易度の高い特徴物がある。特徴物の発見がストレートに読図は楽しい。とい う感覚につながって欲しい。 ② 現在位置確認 特徴物を発見し、自分の居場所を特定する訳だが、難易度A(易しい)場所は、自信を持てるが、 難易度C(発見しにくい)では自信が持てないところもある。その時は、等高線が読めていないの か、コンパス技術がないのか、距離感がないのか、体力不足により集中力が低下しているのか問 題点をはっきりさせることにより、読図力の向上スピードが上がる。 ③ 予測 現在位置を確認したら、次の場所までの予測が大切である。予測をすることによって、小さな変化 も逃さない習慣が身についてくる。また、実際の登山では道迷いの防止に最大限の成果を発揮す る。予測は読図の最も大切なポイントであり、「読図のポイントは何ですか?」と尋ねられたら、私 は迷わず「予測をすることです」と答えます。 ④ 予測とは 予測の方法は、次の特徴物までの進む方角は○○の方向だ。距離は○○mだ。継ぐの特徴物は ○○だ。(コル、尾根分岐、沢分岐、傾斜転換点、ピーク、etc・・・)という方法が一般的で、自分に とって分りやすい特徴物を選らぶ事が大切で、だんだん難しい特徴物の予測へ段階を踏むとよ い。
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