国際機関 APO(アジア生産性機構)事務局の貴地方自治体による招致の

国際機関 APO(アジア生産性機構
APO(アジア生産性機構)
アジア生産性機構)事務局の貴
事務局の貴地方自治体
の貴地方自治体による招致
地方自治体による招致の
による招致の公募
要旨 国際機関 APO 事務局は、日本政府・外務省のご協力のもと、国際機関と
事務局は、日本政府・外務省のご協力のもと、国際機関と
地方自治体の新たな連携の創出を目的に、地方自治体
地方自治体に
よる招致を公募
を公募し
地方自治体の新たな連携の創出を目的に、
地方自治体
による招致
を公募
します。
同連携は招致側である貴自治体にとっては国際化の促進、特にはアジア
際化の促進、特にはアジア諸国政
同連携は招致側である貴自治体にとっては国
際化の促進、特にはアジア
諸国政
府とのネットワーク作りの基盤に資するものであり、事務局では積極的なご検
府とのネットワーク作りの基盤
に資するものであり、事務局では積極的なご検
討とご応募をお待ちしています。
1.国際機関 APO とは
国際機関 APO(アジア生産性機構 英語名称 Asian Productivity Organization)は、生
産性向上を通じてアジア太平洋地域の社会経済の発展に寄与することを目的と
して、1961 年政府間協定の締結により設立され、戦後日本において初めて事務
局を設置した国際機関です。その本部は東京に置かれており、当初 8 カ国だっ
た加盟国が、現在では 20 カ国·地域が加盟しており、その総人口は 20 億人を超
え、世界人口の約 3 分の 1 を占めています。
国
加盟年
国
加盟年
バングラデシュ
1982 年
ラオス
2002 年
カンボジア
2004 年
マレーシア
1983 年
中華民国(台湾)
原加盟
モンゴル
1992 年
フィジー
1984 年
ネパール
原加盟
香港
1963 年
パキスタン
原加盟
インド
原加盟
フィリピン
原加盟
インドネシア
1968 年
シンガポール
1969 年
イラン
1965 年
スリランカ
1966 年
日本
原加盟
タイ
原加盟
韓国
原加盟
ベトナム
1996 年
(上記英語表記におけるアルファベット順)
また、「APO 規約」により、APO は「非政治的、非営利的かつ非差別的」な性格を持
つと定められている組織です。事務局のホスト国である日本政府とは、「アジア生
産性機構の特権および免除に関する日本国政府とアジア生産性機構との間の協
定」によって事務局運営に関するある一定の特権と免除が定められています。
2.その事業内容
APO は設立以来、加盟国間の相互協力を基本精神とし、工業、農業、サービス業、
さらには最近は公共部門を含む各分野を対象として、研修、セミナー、調査研
究、専門家派遣などの人材育成による生産性向上支援を目的とした事業を幅広
く展開しています。現在 APO が実施している人材育成事業は年間約 130 本で、
3,000 名を超える参加者を数えます。
3.招致内容についての提案
1961 年設立当初より、APO はその事務局(常勤職員:35 名)の事業所について
は日本国政府からの特別拠出金を充当し、活動を展開してきました。しかしな
がら、2012 年から当該の特別拠出金の打切りが見込まれているため、APO とし
ては一層の効果的な費用支出のあり方を検討しており、その一環として国際機
関とアジアをターゲットにした国際化に関心を持つ自治体と新たな連携を構築
したい意向です。APO 事務局の貴自治体への招致に際しては、下記 2 点の無償提
供が期待されます。事業の安定継続のため、無償提供は最低でも 5 年間の保証
が必要とされます。
① 事務局スペース:約 800 平方メートル程度
平方メートル程度
② 事務局移転・
事務局移転・設置
移転・設置に関する
設置に関する初期費用
に関する初期費用
尚、招致に関しましては、国際機関としての
尚、 致に関しましては、国際機関としてのグローバル・スタンダード
致に関しましては、国際機関としてのグローバル・スタンダードと潤滑
グローバル・スタンダードと潤滑
な事業運営を確保するために以下の条件を満たす自治体を対象と
を対象とさせて頂きま
な事業運営を確保するために以下の条件を満たす自治体
を対象と
させて頂きま
す。
国際空港に近くもしくは十分なアクセスがあり、海外渡航の利便性が確
保されていること。
近隣の空港から貴自治体の中心部および招致先施設までのアクセスの利
便性が確保されていること。
首都東京との交通手段の利便性が確保されていること。
VIP(大臣クラス等)を含む海外からの賓客を招いての国際会議・研修事
業等の実施が可能な施設が近隣に整備されていること。
外国人職員ならびに帯同家族が安全に生活できる環境が整備されている
こと。インターナショナルスクール、英語で受診可能な医療施設が近隣
に存在し、多様な宗教・文化に接する環境が存在すること。
国際機関である APO と日本国政府の間には特権免除協定が結ばれており、
それに付随する規定を受け入れること。(本件の詳細については、APO 事
務局にお尋ねください)
4.招致メリット
APO は生産性向上という国際的に普遍の共通課題の追求を通じ、アジア太平洋の
加盟国間のネットワークを通じた人材育成を主事業としています。また、人材
育成に留まらず、
「生産性向上」という切り口で、工業、農業、サービス業など
多岐に亘る分野で中小企業・環境保全といった重要課題を対象に事業を展開し、
民間部門だけではなく、公共部門の生産性向上も目指しています。貴自治体の
ニーズによって、既存の国際交流を超えた形での様々な相乗効果を期待するこ
とが見込まれます。参考例として下記をご参照ください。
1)
農業分野における視察団の招聘
APO では農業分野の人材育成事業の一環として、特定の課題を設定し加盟各
国(特に後発途上国)から参加者を日本に招聘し、我が国の先進的な事例の
見学や講義および参加者同士の意見交換を通じ、途上国の課題解決能力の向
上を目的とした「視察学習事業」を実施しています。下記は参考例として、
本年後半に日本国内で実施予定の事業です。
(i)
(ii)
安全で信頼できる環境配慮型食料供給チェーンの視察学習事業
農業生産工程管理視察事業
2)
環境ビジネスにおけるマッチング機会の提供
APO では「持続可能な発展」を目指し、2004 年より環境配慮型製品を一同に
集めたエコプロダクツ国際展を各国で開催しています。すでに過去 7 回の実
績を有する同国際展を基盤にした環境ビジネスのネットワークは、アジアに
おける地球環境と調和した経済活動の促進への貢献はもとより、貴自治体の
企業・産業界にビジネスマッチング機会提供に貢献することが可能です。
3)
調査研究事業における連携
APO は 2007 年より慶應義塾大学産業研究所と共同で APO 加盟各国の生産性
に関するデータベースの構築事業を実施しています。同事業では、国際的な
統計基準に沿い、アジア経済の現状に適した生産性測定方法を開発し、加盟
国間及び域外主要国との生産性及び経済成長比較を行っています。
これらは APO 事業の一例に過ぎませんが、APO はその加盟国との連携のもと、国
内でも日本政府、産業界、学界等と様々なステークホルダーとのネットワーク
を生かして新規事業を計画しております。 APO の事務局招致による貴自治体の
国際化ならびにアジアとのネットワーク作りをご検討下さい。応募に際しての
提出書類その他詳細については、10 月 28 日(金)まで下記へお問い合わせくだ
さい。
<お問い合わせ先>
国際機関 APO(アジア生産性機構)
総務財務部 総務・財務部企画官 佐々木
電話
03-5226-3923
e-Mail:
好(ささき よしみ)
[email protected]