等尺性発揮による筋パワー評価に関する研究

研究タイトル:
等尺性発揮による筋パワー評価に関する研究
氏名:
池本 幸雄/Yukio Ikemoto
E-mail:
[email protected]
職名:
教授
学位:
博士(学術)
所属学会・協会:
日本体育学会,日本体力医学会,日本教育医学会
キーワード:
等尺性,筋パワー発揮,力-時間曲線
技術相談
提供可能技術:
・スポーツ選手の体力強化,一般人の健康体力増強に関する指導
・水泳初心者指導法の実証的研究と指導
・体力トレーニングの相談
研究内容:
仕事量が 0 である等尺性筋力発揮の増張力局面の力-時間曲線から個人の筋パワーを評価する方法の解析を専
門にしています。また、水泳初心者指導法に関する段階的指導のあり方等も研究しています。
■ 研究テーマ1「瞬発的等尺性筋力発揮における力-時間変数による筋パワー評価」
仕事量が 0 である等尺性筋力発揮は、瞬発力(筋パワー)の評価方法から除外され、最大筋力の指標として発揮
中のピーク値のみが利用されてきました。 しかし、等尺性筋力発揮においてもピーク値に到達するまでの増張力局面
に個人差が存在します。
この筋力発揮は、短縮性筋力発揮と外部への仕事量の有無の点で異なりますが、両発揮における筋収縮のメカニ
ズムは殆ど同じであることに着目して、等尺性筋力発揮の増張力局面の個人差から筋パワーを評価する方法を解析
することにより、幼児から高齢者まで、健康体力の重要素の筋パワーについて大きな負荷をかけずに評価できます。
■ 研究テーマ2「水泳初心者の技術習得に関する研究」
学校水泳においては、初心者に対する指導に苦慮するところです。指導者は指導者各自の経験や勘、または講習
会で習得の指導理論と方法によって、泳ぎ方を教えています。したがって、その理論や内容は一流選手の泳法を模倣
し、スピードやフォーム等に重点を置いたものが主流をなし、学習者の身体的特性や心理的特性を無視したものが多
いです。そこで、初心者における泳者自体の水に対する恐怖心に基づく行動特性との関係を基に、初心者の身体的特
性に合った段階的指導法を科学的に研究しています。
■ 資格等
健康運動指導士認定員,文部科学省 全国中央講習の講師,日本水泳連盟 1 種指導員
担当科目
保健体育Ⅰ~Ⅴ
・文部科学省主催全国学校体育講習会、講師、H9-10 年
過去の実績
・国立高等専門学校協会教育方法改善行動プロジェクト、総合調査総括、H11-12 年
・日本体育学会山陰支部、理事長、H23-24 年
・池本幸雄ら、高齢者の体力および生活活動の測定と評価、市村出版、H27 年
近年の業績
(研究・教育論文、特許含む)
・池本幸雄ら、健康・スポーツ科学の基礎、杏林書院、H21 年
・池本幸雄ら、テキスト保健体育、大修館書店、H19 年
・Ikemoto et.al, Force-time parameter during explosive isometric muscle power,Sports
Science and Health No.2、2007
提供可能な設備・機器:
名称・型番(メーカー)
動作追従装置
筋電計