涼しいくらしをプロデュース 6年家庭 6,7月 30Q〈10時間〉 附属新潟小学校 教諭 渋谷 美和子 1 目指す姿 熱を発散したり,遮断したりするという涼しいくらしの仕組みを使って,自分の生活課題に合わ せた生活方法を選択する姿 2 「中核的な学習内容」 涼しく過ごすための生活方法の仕組み 衣服や住まい方で,熱を発散したり,遮断したりするための方法を考えれば,より涼しく過ご すことができる。 3 「学びをつなぐ力」 ◎友達の家の工夫と,伝統的な生活方法やプロの行う生活方法と,自分の家の方法を分類して,生 活方法の仕組みに向かう問いに気付く。(分類する) ・実習して確かめた結果と気付いていた生活方法の仕組みを関係付けて,生活方法の仕組みを理解 する。(関係付ける) ・生活方法の仕組みを,自分の家庭の生活課題と関係付けて,生活方法を選択する。(関係付ける) ・実践した結果と効果を関連付けて,生活方法の仕組みのよさを実感する。(関係付ける) 2 単元の計画 【学習活動】 ☆つなぐ力 「暑い」ので,できるだけ涼しく 過ごしたい。 【働き掛け】 ◆ ○ 調査や典型例より,涼しくくらす ための視点を予想する。 (☆比較するすべ) 涼しくするには,「熱を入れないこ と」と「逃がすこと」が大切そうだ。 わたしの家はどうなっているかな。 ○ 視点に沿って,自分の家と友達の 家の涼しくする方法を分類し,様々 な気付く。(☆分類するすべ) ・いろいろな方法がある。 ・「熱を入れないこと」と「逃がす こと」にこんな工夫がある。 ・どれが効果的だろうか。 ・本当にこうしたら涼しいだろう か。 Q 涼しいくらしについて,調査と典型例の 提示で,家庭生活を調査する視点をもたせ る。 【働き掛け1】 ・校内の気温と通風調べをする。 6 ・沖縄の伝統的な家の写真を提示する。 Q ・涼しいくらしに必要なことを予想する。 * iPad,沖縄の伝統的な家の写真,校舎 図を用意する。 ◆ 視点を基に調べてきた家庭の涼しくする の方法について,iPadの写真と分類シート を用いて,交流させる。 【働き掛け2】 ・グループで1つに絞って話し合う。 ・全体で話し合う。 ○ 交流によって出てきた共通点と相違点, その理由を問う。 【働き掛け3】 3 Q ○簡単な簡単な涼しくする方法の仕組 みを実習によって確かめる。 (関係付けるすべ) 二 次 ◆ 三 ○ 涼しくするの実践内容について振 り返る。 涼しくくらす方法には,様々な方 法がある。 どうやって「熱を入れないか」「熱 を出すか」だ。 自分の家に合わせて,涼しくする 方法を選択しよう。 次 ○ 四 学校と家で実習をし,振り返る。 涼しい住まい方の仕組みを,涼しい 衣服の着方を考える時に使う。 次 3 6 Q ・窓の開閉による通風の効果 ・断熱の効果 ・「熱を入れないこと」と「逃がす こと」が大切だ。 ・こういうやり方をすればいい。 ・本当にこうしたら涼しい。 ○ 子どもの問いについて,簡単な涼しくす る方法の仕組みについての確かめる実習を 行わせ,結果を問う。 *ミニ段ボールハウスを使用 ◆ ◆ 自分の家庭を涼しくする実践計画を立て させる。 ・実践する場所と用いる仕組み「熱を入れ ない工夫」か「熱を逃がす工夫」かを明 らかにする。 ・取り組み方の工夫を決める。 6 Q 涼しくするの実践の結果を振り返らせ る。 ・取り組みの様子,工夫について考えたこ と,感じたことを問い,ワークシートに 記入させる。 ◆ 涼しい衣服の着方について同様に学習す る。 ・衣服調べ ・服の形,素材による衣服気候の変化の実 習 ・夏のファッションショー 9 Q 内容の関連 〔第6学年〕 〔第6学年〕 〔第6学年〕 「涼しいくらしをプロデュース」 「冬のくらしをプロデュース」 「エコ生活をプロデュース」 ○中核的な学習内容 ○中核的な学習内容 ○中核的な学習内容 涼しくくらす仕組み C 快適な衣服と住まい 暖かくくらす仕組み C 地球環境にやさしいくらし 快適な衣服と住まい ・夏の衣服の快適な着方 ・冬の衣服の快適な着方 ・夏の快適な住まい方 ・冬の快適な住まい方 の仕組み D 身近な消費生活と環境 ・自分の生活と身近な環 境とのかかわり
© Copyright 2024 ExpyDoc