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「高等学校 現代社会/現社310」更新のお知らせ
訂正箇所
頁
原 文
行
前見
2012
訂正文
5.東京スカイツリー開業
(行数調整のため削除)
返し
③
(追加)
日本
2013
7.TPP 協定交渉に正式参加
12.国
家安全保障会議発足。特定秘密保護
法成立
前見
返し
2014
③
4.消費税8%に。防衛装備移転三原
則策定
7.集団的自衛権の限定的行
使容認を閣議決定
世界
2014
2.ウクライナで武力衝突
◎エボラ
出血熱流行
23
86
(追加)
図3
注2
富岡製糸場と絹産業遺産群
日本が行使できるのは個別的自衛権だけで
日本が行使できるのは個別的自衛権だけ
あると解釈されている。
と解釈されてきたが,2014 年,集団的自衛
権の限定的な行使容認が閣議決定された。
あま
86
図2
86
図3
2自衛隊の災害派遣のようす(鹿児島県奄
(行数調整のため縮小)
み
美市)
戦力にいたらざる程度の実力を保持し,直
戦力にいたらざる程度の実力を保持し,直
接侵略・防衛に供することは違憲ではない。
接侵略 防衛に供することは違憲ではない。
(年表追加)
86
2014 年 7 月
図3
第 2 次安倍内閣閣議決定
限定的な集団的自衛権の行使は憲法上可能
である。
87
15
さらに,国防についての重要事項は,内閣
さらに,国防についての重要事項は,内閣
総理大臣・防衛大臣ほか数名の国務大臣で
総理大臣・防衛大臣ほか数名の国務大臣で
構成する 安全保障会議が審議している。
構成する国家安全保障会議 が審議してい
る。
87
20
また,武器輸出三原則 ⑦ にもとづいて,日
また,武器輸出三原則 ⑦ にもとづいて,日
本からの武器と武器技術の輸出は制限され
本からの武器と武器技術の輸出は制限され
ている。
てきた。
⑦武器輸出三原則
87
注⑦
共産圏,国連で武器輸
⑦武器輸出三原則
共産圏,国連で武器輸
出が禁止された国,国際紛争の当事国へ
出が禁止された国,国際紛争の当事国へ
の武器輸出が禁止された 。
の武器輸出が禁止されたが,2014 年,政府
は武器輸出三原則の見直しを行った。
(左グラフ上年表追加)
87
図4
●2014 年
認
集団的自衛権の限定的行使容
訂正箇所
頁
91
原 文
行
訂正文
衆議院
衆議院
定員 480 名(小選挙区選出 300 名…)
定員 475 名(小選挙区選出 295 名…)
図2
。2013 年の公職選挙法改正により,次回の総
(削除)
選挙から衆議院の小選挙区選出は 295 名,定
員は 475 名となる
赤字は 2013 年 11 月現在,国会に…
赤字は 2014 年 11 月現在,国会に…
2010
2010
たちあがれ日本
たちあがれ日本→…→2014
太陽の
党
2012
100
日本維新の会
2012
日本維新の会→2014
図2
次世代の党
→2014
2009
みんなの党
2009
みんなの党→2013
維新の党
結いの党→2014
維新の党
2012
新党大地
(削除)
2012
みどりの風
(削除)
小選挙区から 300 名,
小選挙区から 295 名,
次回総選挙から 295 名
103
9-10
…合計 480 名を選出する。
…合計 475 名を選出する。
次回総選挙から 475 名
121
14-18
1980 年代に起こった教科書検定へのアジ
1980 年代には,教科書検定に関しアジア諸
ア諸国からの批判,1990 年代に提起された
国から批判が起こった。1990 年代には,第
第二次世界大戦中の「従軍慰安婦」問題,
二次世界大戦中に日本から被害を受けた個
韓国・朝鮮籍の元軍人・軍属への補償問題,
人が,個人への補償は未解決 ⑤ だとして,
強制連行・強制労働への補償問題など,日
謝罪を要求したり補償を求める裁判を起こ
⑤
本には第二次世界大戦の未解決の問題 が
したりした。
ある。
121
22-23
一方で,対米追従ともとられかねない外交
一方で,対米追従ともとられかねない外交
姿勢や武器輸出三原則の緩和,紛争地域へ
姿勢や武器輸出三原則の変更,紛争地域へ
け ねん
け ねん
の自衛隊派遣など,近隣諸国に懸 念 を抱か
の自衛隊派遣など,近隣諸国に懸 念 を抱か
せるような動きも見られる。
せるような動きも見られる。
訂正箇所
頁
原 文
行
日本財政の今後の課題
訂正文
現在の財政状況か
国民負担率 ④ の上昇は不可避であろう。政
策・機動的な財政政策・民間投資を喚起す
府は増税論議を試みたが進展しなかった。
る成長戦略の「三本の矢」を一体として推
しかし,2012 年,「社会保障と税の一体改
進することで日本経済の再生をめざした。
革」により,消費税が 2014 年 4 月から 8%,
これら一連の経済政策のことをアベノミク
2015 年 10 月から 10%へ引き上げられるこ
ス ④ という。これは直接的には危機的な財
とになった。
政状況を打開する政策ではないが,景気回
復をはかるなかで税の増収が見込まれ,基
バランス )の黒字化をめざす方針も打ち
礎的財政収支(プライマリー・バランス ⑤)
出されてきた。また,国の事業における無
を改善しようとするねらいもある。
⑤
10-24
2012 年 12 月に発足
した第 2 次安倍晋三内閣は,大胆な金融政
一方,基礎的財政収支(プライマリー・
141
アベノミクスと増税
らすると,租税と社会保障の負担を含めた
駄の削減を目的として,2009 年から「仕分
財政再建や社会保障制度の安定化のた
け」が行われるようになった。これは,対
め,2014 年 4 月には消費税率が 8%に引き
象となった事業について,仕分け人(国会議
上げられるなど,国民負担率 ⑥ は年々上昇
員や民間有識者,担当省の副大臣・政務官
している。こうしたなか積極的な財政政策
など)と事業に携わる公務員とが,公開の場
は歳出を増やすものであり,財政再建に逆
で要不要を議論し,廃止や削減などを決定
行し,増税は低所得者層により重い負担を
していくというものである。ただ,無駄を
強いるとの指摘もなされている。
削り,国民に負担と受益のあり方について
財政再建は,政府による歳出削減から始
理解を求めた上での増税でない限り,国民
めるべきなのか,景気回復による税の増収
の理解を得るのは難しいであろう。
が先なのかについて意見はわかれる。国民
の受益と負担の割合や,経済成長,生活水
準をどの程度にするのか,各層各界への説
明と理解の浸透が一番求められるところで
あろう。
(追加)
141
注④
④アベノミクス
安倍晋三首相の「アベ」
と「エコノミクス(経済)」からの造語。
④国民負担率
141
注④
141
図2
…
2事業仕分けのようす
⑥国民負担率
…
(行数調整のため削除)
訂正箇所
頁
原 文
訂正文
国際収支は,財・サービスの輸出入などか
国際収支は,経常収支,資本や投資の動向
らなる経常収支(貿易・サービス収支,所
を見る資本移転等収支,金融収支の三つに
得収支,経常移転収支からなる)と,投資
大別される③。
や資本の動向を見る資本収支(投資収支,
【1】経常収支
その他資本収支からなる)とに分けられて
支,第一次所得収支,第二次所得収支から
いる③。
なる。貿易・サービス収支は,貿易収支と
行
経常収支のなかの貿易・サービス収支は,
173
10-22
輸出入の収支,サービス収支は輸送・旅行・
支は,商品の輸出入の収支で経常収支の中
各種サービスなどの収支である。第一次所
心である。サービス収支は,海外旅行・保
得収支には,雇用者報酬と投資収益などが
険・運輸などの収支である。所得収支は,
計上され,第二次所得収支には,資本形成
雇用者報酬と海外投資による投資収益から
をともなわない経常移転としての無償資金
なる。経常移転収支は,政府による食料・
協力や国際機関分担金,個人間移転(労働
医薬品などの消費財の無償資金援助や海外
者送金)など,対価をともなわない移転(無
からの労働者送金,国際機関拠出金など対
償提供)が計上される。
価をともなわない一方的な移転収支であ
【2】資本移転等収支
る。
をともなう無償資金協力や債務免除,天然
これには,資本形成
資源等の資産の権利売買などが計上され
や生産拠点の設置や新会社設立などの直接
る。
投資と配当や利子を目的とした証券投資 ④
【3】金融収支
からなる。その他資本収支は,資本移転 ⑤
にかかわる取り引きを計上したもので,直
や特許権・著作権など知的財産権の取得処
接投資,証券投資 ④ ,金融派生商品,外貨
分,大使館用地の取得処分などからなる。
準備 ⑤からなる。
②国際収支の統計方式
注②
サービス収支からなり,貿易収支は商品の
貿易収支とサービス収支からなる。貿易収
資本収支のなかの投資収支は,海外支店
173
これは,貿易・サービス収
IMF は 1993 年に
これは,対外金融資産負債
②国際収支の統計方式
IMF は 2008 年に
国際収支の統計方式を変更し,日本では
国際基準となる国際収支に関する統計方式
1996 年から新方式に移行した。
の変更を公表し,日本は 2014 年 1 月分か
ら新方式に移行した。
③その他の国際収支項目
173
注③
外貨準備増減は
③その他の国際収支項目
だつ ろう
誤差脱 漏 は,統
政府および通貨当局が保有する対外資産の
計作成上の誤差を調整する項目として設け
増減をいう。外貨準備が増えるとマイナス
られている。
だつ ろう
に,減るとプラスに計上される。誤差脱 漏
は,統計作成上の誤差を調整する項目とし
て設けられている。
⑤資本移転
173
注⑤
対価をともなわずに資本(資
177
図3
11
通貨当局(日本の場合,政府
産)を提供すること。債務放棄なども含まれ
と日本銀行)が保有する対外資産が計上さ
る。
れる。
●1980 年代以降
173
⑤外貨準備
貿易収支(現在は貿易・
●1980 年代以降
貿易収支(現在は貿易・
サービス収支)は黒字が続いていたが,2011
サービス収支)は黒字が続いていたが,2011
年,31 年ぶりに赤字となった。資本収支は
年からは国際的な原燃料価格の高騰などに
海外直接投資の急増で大幅な赤字(2000 年
より赤字が続いている。
以降は黒字の年もある)。
※上記の各収支はいずれも当時の項目分類
一方で,先進国をメンバーとして 1960 年に
一方で,先進国をメンバーとして 1961 年に
発足した経済協力開発機構…
発足した経済協力開発機構…
訂正箇所
頁
行
181
6
181
図7
原 文
また,南米 10 か国によって南米南部共同市
メ
ル
コ
ス
ー
ル
訂正文
また,南米の約 10 か国によって南米南部共
メ
ル
コ
ス
ー
ル
場(MERCOSUR)が形成されている②。
同市場(MERCOSUR)が形成されている②。
域内の関税および非関税障壁の撤廃,対外
域内の関税および非関税障壁の撤廃,対外
共通関税の創設,共通貿易政策の採択など
共通関税の創設,共通貿易政策の採択など
を目的として発足。正式加盟国はアルゼン
を目的として発足。
チン・ブラジル・パラグアイ・ウルグアイ・
ン・ブラジル・パラグアイ・ウルグアイ・
ベネズエラ の 5 か国。準加盟国はチリ・ボ
ベネズエラ・ボリビア(各国の批准後に正式
リビア・ペルー・エクアドル・コロンビア の
加盟)の 6 か国。準加盟国はチリ ・ペルー・
5 か国。
エクアドル・コロンビア・ガイアナ・スリ
ナムの 6 か国。
加盟国はアルゼンチ