わたしたちの 難民問題 2015/Vol.16 写真提供:難民を助ける会 紛争や迫害を逃れ、家を追われた人が、世界各地に約6,000万人いると推定されています。 日本にもさまざまな国から難民が庇護を求めて来ています。難民本人、支援者、研究者のお話を聞いて、 平和な日本に暮らすわたしたちに今できることは何か、一緒に考えてみませんか。 11 月 11 日(水) ルワンダ内戦の悲劇から学んだこと 永遠瑠 マリールイズさん(NPO 法人ルワンダの教育を考える会・理事長) 1994 年に内戦が勃発したルワンダから必死の逃亡の末、隣国の難民キャンプへたどり着いたマリールイズさ ん。困難な状況から彼女を救ったのは教育、そして人との繋がりでした。内戦勃発から難民キャンプ、そして日 本へという壮絶な体験についてのお話を伺い、命の尊さ、平和の大切さについて考えます。 11 月 25 日(水) 日本に暮らすラオス定住難民の現状と多文化共生に向けた課題 乾 美紀さん(兵庫県立大学・准教授) ラオス難民が日本にやってきてから数十年が過ぎた現在でも、難民は様々な問題を抱えながら生活していま す。日本定住の背景、難民コミュニティの現状、子どもの教育や心の問題、今後の課題について、これまで研 究者、また支援者として関わってこられた乾さんよりお話しいただき、今どのような支援が必要かを考えます。 12 月 2 日(水) さまようロヒンギャ難民 その背景と現状 根本 敬さん(上智大学・教授) ミャンマー(ビルマ)西部に住むイスラム系少数民族ロヒンギャ。過去に 2 度バングラデシュに大量流出し、この 春も大勢の人が木造船に乗り海上を漂流しているのが発見されました。政府から国民と認められず、国籍も与 えられないロヒンギャの歴史的、政治的背景と現状について、ビルマ研究の第一人者から聞きます。 12 月 9 日(水) トルコでのシリア難民支援活動 景平 義文さん(難民を助ける会・シリア難民支援担当) 長引く内戦の影響で 190 万人以上のシリア人がトルコに逃れ生活しています。慣れない外国での長期にわた る避難生活において、必要な支援とは何でしょうか。難民を助ける会の景平さんから、2012 年より実施してい るトルコ南部での支援活動とシリア難民の置かれた現状をお伺いし、私たちにできることは何かを考えます。 ※講師、内容は予告なく変更する場合があります 時 間 : 18:30~20:00 会 場 : 神戸市青少年会館・研修室(神戸市中央区雲井通 5-1-2) 市営地下鉄・JR・阪急・阪神 各三宮駅から徒歩 5 分 定 員 : 40 名 要予約 参加無料 : お名前、ご連絡先、参加希望日をお知らせください 難民事業本部関西支部 078-361-1700 [email protected] 神戸YMCA国際・奉仕センター 078-241-7204 [email protected] 主催 (公財)アジア福祉教育財団難民事業本部 ・ (公財)神戸 YMCA
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