*グローバル投資環境 No.1220* ご参考資料 髙木証券投資情報部 総じて良好。小売売上高は今年に 中国11月の経済指標~ 入って最も高い伸び 2015年12月14日作成 * 中国では12日までに11月の主な経済指標が出揃った。 ・鉱工業生産(前年同月比) +6.2% [市場予想+5.7%,10月+5.6%] ・固定資産投資(年初来前年同月比) +10.2% [市場予想+10.1%,10月+10.2%] ・小売売上高(前年同月比) +11.2% [市場予想+11.1%,10月+11.0%] ・貿易収支+541億米$ [市場予想+640億米$,10月+616.4億米$] ・消費者物価(前年同月比)+1.5% [市場予想+1.4%,10月+1.3%] ・生産者物価(前年同月比)-5.9% [市場予想-6.0%,10月-5.9%] ▼鉱工業生産及び小売売上高(前年比,%) ↓小売売上高 ↑鉱工業生産 ▼固定資産投資(年初来前年比,%) *鉱工業生産の伸びは10月の+5.6%から+6.2%に拡大し、 市場予想(+5.7%)を上回ったほか、小売売上高は10月の +11.0%から市場予想の+11.1%を上回り、今年になって最 も高い伸びとなる+11.2%を記録した。また、年初来累計の 固定資産投資は一貫して低下してきたが、1~11月の累計 は+10.2%で前月と同水準を確保している。 ▼貿易統計(10億米ドル) * 貿易黒字は10月の616.4億米ドルから541米ドルに縮小し たが、輸出は10月の1,924億米ドルから1,972.4億米ドルへ、 輸入は10月の1,307.7億米ドルから1,431.4億米ドルへそれ ぞれ拡大した。 *先週は、OPECの生産目標撤廃による供給過剰観測の強 ▼物価と政策金利(%)↓政策金利 10/23より4.35% まりに需要減少懸念が加わる形で、WTIの原油先物価格 2009年2月以来の1バレル=35ドル台に下落したほか、商 品市況が総じて下落しているが、予想を上回る中国の経済 指標が下支え要因になる可能性があろう。 *なお、中国人民銀行は昨年11月以降、回数で6回、幅にし て165ベーシスの利下げを実施しているが、消費者物価の上 昇率は10月の+1.3%から+1.5%に加速したものの、政府の 目標である+3.0%を引き続き下回っているため、必要だと判 断されれば、さらなる金融緩和も有り得よう。 (文責:勇崎 聡) ↓消費者物価 生産者物価↑ ▼為替 円/人民元(左軸)↓ 人民元/米ドル(右軸)↑ 1/1 (中国国家統計局、中国人民銀行及びBloombergのデータより髙木証券作成) 《ご注意いただきたいこと》当資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資の最終決定はご自身でなさるようお願いい たします。当資料は信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。株 式への投資は、価格の変動や発行者の信用状況の悪化等により投資元本を割り込むおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引をご 利用いただく場合は、所定の委託保証金または委託証拠金をいただきます。また、信用取引ではその損失額が差し入れた委託保証金の額を 上回るおそれがあります。国内株式取引の委託手数料は、約定代金に対して最大(税込)1.19664%【2,700円に満たない場合は2,700円(現物取 引買付および信用取引売買)】になります。株式を募集等により取得する場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。外国株式を委託取 引により購入する場合は、所定の委託手数料をいただきます。外国株式の委託手数料は国や市場により異なります。外国株式を店頭取引によ り購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。債券をご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。(経過利子 をお支払いいただく場合があります)。債券は、市場の金利水準の変動等により価格が変動しますので、損失が生じるおそれがあります。また、 発行体の信用状況や財務状況によっても価格が変動し、利金や償還金の支払遅延や不履行となる場合があります。また、倒産等により元本損 失が生じる場合があります。投資信託は、主に国内外の株式や債券を投資対象としているため、基準価額は組み入れた株式や債券の動き、為 替相場の変動等の影響により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。投資信託はファンドごとに設定された購入時 手数料をご負担いただきます。また、投資信託を保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、ファンドごとに設定された運用管理費(信託 報酬)のほか、運用成績に応じて成功報酬をご負担いただく場合があります。外国株式や外国債券、外国投資信託への投資は、上記に加え為 替相場の変動等により損失が生じる場合があります。また、通貨発行国の国情の変化により投資元本割れや途中売却ができなくなるおそれが あります。当社で取り扱う商品等へのご投資には、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、お客様向け資料等 をよくお読みください。 商号等:髙木証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第20号【広告審査済】 加入協会:日本証券業協会 髙木証券インターネットホームページ:http://www.takagi-sec.co.jp/
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