ニュースレター Vol.3号(平成27年9月25日発行)

ニュースレター Vol.3
平成27 年9 月25日発行
池田町地域交流センターの
[つかう∼つくる]を考える 地域協働 ワークショップ
町では、地域の皆様から幅広い意見を頂き、池田町地域交流センターの基本設計に活
かすための全5回のワークショップを開催しています。
9月14日に開催されたワークショップでは多くの方々にご参加いただき、活動のイメー
ジを共有するグループワークを行いました。
開催概要
第 3 回ワークショップ
日 時 : 平成27年9月14日 19:00∼21:00
場 所 : 池田町創造館 多目的ホール
テ ー マ :「活動のイメージを共有する」
参 加 者: 25人
□プログラム
・前回の振り返り・本日のポイント
・グループワーク「どんな活動をしたいか」
・グループワーク「どんな時間を過ごしたいか」
・グル ープワークまとめ
・類似施設の説明
・グループワーク「類似施設を意識したセンターのあり方」
・グループ発表
第3回ワークショップ
活動のイメージを共有する
ど ん な 活 動 を し たいか
ど ん な 時 間 を 過 ご し たいか
01
●グループワーク「どんな活動をしたいか」
●グループワーク「どんな時間を過ごしたいか」
図書館
「したい活動」を付箋化
同じ「活動」を分類
「過ごし方」を付箋化
発表・意見交換
「過ごし方」を分類
発表・意見交換
類似施設の種類・利用状況・大きさ等を確認
場所 に着目して分類
発表・意見交換
類似施設の状況を踏まえ、
交流センターのあり方を検討
類似施設を意識した
セ ンタ ー の あ り 方
●類似施設(※)の説明
●「類似施設を意識したセンターのあり方」
※類似施設:多目的研修センター・福祉会館・創造館
3つの視点
類似施設の説明
1.特徴的な機能(ここでしか出来ない)
2.重複をさけたい機能(同じようなもの不要)
3.ベーシックな機能(共通にあっても良い)
3つの視点で付箋化
流れ
グル ー プ
発表
03
●「活動」「過ごし方」のまとめ
ホール
流れ
02
場所 に着目して分類・まとめ
付箋に「活動」・「過ごし方」を書いてキーワード化
似たもの同士を分類
発表・意見交換
グループワークの内容をグループ毎にまとめて発表
グループ2
池田工業高校の生徒が活躍
グループワークのまとめ
グループ4
発表の様子
統括ファシリテーター
大石 幹也氏
今回、私が着目したい点は付箋の色の混ざり具合です。機能 が「青」、過ごしたい時間 が「ピンク」の
付箋となりますが、混ざり具合に着目すると、2色が混ざっているところと1色だけのところがあります。
例えば、ホールは機能的な意見が集中していますが、図書館では機能的でありながら、雰囲気づくりが重
要という意見が多くあり、場所ごとに「色の混ざり具合」を良く見ていく必要があると感じました。
また、類似施設を踏まえたセンター機能の3つの整理ではホールの機能では特徴を出すべき・また地
域内のホールとの重複を避けるべきという点が傾向として出ているようでした。今回の内容を持ち帰り、分
析・整理した上でスタディ案に活かしていきたいと思います。
グループワーク 発表内容
グループ1
・ ホールがメインとなる施設 なので防音、楽屋、照明や緞帳など各種舞台装置、倉
庫が必要となる。
・中ホールではダンスがしたい。
映画等が観られると良い。
・共通スペースではイベントや軽食のできるスペースがあると良い。
図書館では区切
られた個室スペースがあると良い。
・利用時間が高齢者は朝早く、
社会人は夜遅いため、
開館時間を長くしてほしい。
グループ2
グループ3
発表の様子
・最も話題となったのは 図書館で北アルプスが見える だった。
地域交流センターで使用頻度の高いと思われる図書館または共通スペースで北ア
ルプスが見えたほうが良い。
・共通スペースでは打合せ時にコーヒーを飲んだり、たくさんの人とゆっくり話をし
たり。
ゆっくりとくつろぎたい時に使用できると良い。
・ホールは演奏会、
ダンス、
カラオケなどができるもの。
ステージは創造館のような小
さなものではなく広く多目的に利用できるもの。
・最も重視したものは 防災拠点 。
その他、
具体的な室に対してはもちろんだが、
建物
全体に関する意見が多く出た。
・小さな子どもがゆったりと時間を過ごせる場所。
多くの人たちが交流できる場所。
川
のせせらぎが聞こえ、
アルプスの山並みを眺められる場所。
やさしい空間でぼんやり
したい。
誰でも足を運びやすい空間であってほしい。
・池田町にはデートスポットと呼べる場所がないため、
若者が集まれるデートスポッ
トとなればよい。
グループ4
・家や学校、仕事で嫌な事があったときの逃げ場として 第3の居場所 となる場所が
一番欲しい。
・親が安心して子どもを預けられる 安心していられる場所 。
・施設全体の一部分だけでもいいので、いつでも誰でも使える施設 がよい。
・ホールでは映画鑑賞やダンスパーティー、
コンサートなど幅広く行えると良い。
・フレキシブルに使える
『ホテルのエントランスようなもの』
がイメージ。
どんな活動をしたいか
+
どんな時間を過ごしたいか
↓
場所 に着目して分類・まとめをする
類似施設を意識したセンターのあり方
特徴的な機能
重複をさけたい機能
ベーシックな機 能
(ここでしか 出 来ない) (同じようなものは不 要)(共通にあってもよい)
グループ1
グループ2
開 館 時 間 :長い時間利用可能にする
ホ ー ル :楽屋を設け・ホールには防音を施す
中 ホ ー ル :ダンス・映画等が見られる
交流スペース:軽食ができるスペース
図 書 館 :区切られた個室スペース
・ホールがメインの施設
(楽屋、
照明、
緞帳、
舞台装
置、
倉庫が必要)
・和室
・会議室
・地域住民同士で話し合
える場
・大勢で練習する部屋
図 書 館 :図書館・共通スペースからのアルプスの眺望
空いた時間に勉強できる場所・AVコーナー
ホ ー ル :広く多目的に使える
防 音 室 :5人∼6人で使用できる防音室
・図書館の「静」と「動」のエ
リア分け
・だれでも使いやすい
・バス停
・大きい調理室
・中途半端な会議室
・和室
・コンセプトのない公園
・多目的室
・広く使えるホール
・福祉機能
・相談室
グループ3
グループ4
・ホール
施 設 全 体 :防災拠点となる施設2階建て以上の施設
・防災拠点
(利便性を考えると町
多くの人が交流できる場所
・ホール
の中心部にも必要)
・安心して避難できる場所
デートスポットとなる施設
(創造館を改修して使用)
・会議室
・小さく区切ることのでき
川のせせらぎ・アルプスの山並みを感じられる
・調理室
・多目的工作室
るフレキシブルな会議室
・練習室
施 設 全 体 :第三の居場所・安心して居られる場
ホ ー ル :使い勝手の良いホール
図 書 館 :飲食しながら読書・静かに勉強できる空間
交流スペース:多少騒いでもいい場所がある
屋
外
:イベントの開催
・フレキシブルさ
・FREE Wi-Fiの利用可
・思い立ったら使える
・商業空間との融合
・大きな調理室
・会議室
・和室
・調理スペース
次回、
ワークショップの内容
第 4 回ワークショップ
日 時 : 平成27年10月16日 19:00∼21:00
場 所 : 池田町公民館 講堂
テー マ: 基本設計に向けたスタディ案のブラッシュアップ①
ワークショップへの参加について
より多くの地域の皆様から幅広いご意見
を頂くため、ワークショップ参加者の追加募
集を行っています。参加をご希望される方は
下記問い合わせ先までご連絡ください。
<ワークショップの段階>
基本構想
具体化
プロポーザル案(たたき台)
手がかり
具体化
スタディ案
検討
2 回目(9/ 5)
開 催 時 期: 第4回ワークショップ (10/16)
第5回ワークショップ(11/5)
応 募 資 格: 町内在住、在勤、在学の方
報 酬 : 無し
経過・提案
1回目(8/ 3)
の共通理解
大きな 視 点 から考える
3 回目(9 / 1 4) 使う視 点 から考える
<申込み・問い合わせ先>
4 回目(1 0 / 1 6) 案のブラッシュアップ
5 回目(1 1 / 5) 案のブラッシュアップ
池田町教育委員会 教育課生涯学習係
電話:0261-62-2058 FAX:0261-62-6270
E-mail:[email protected]
基 本 設 計の素 案
池田町地域交流センター基本構想の概要
今後のスケジュール予定について
池田町地域交流センター基本構想では、将来像と将来
像を実現するためのプロセスを決定し、第1回ワークシ
ョップでは振り返りを行い基本構想への共通理解を深め
ました。
受託業者
(設計共同企業体)
8月
9月
基本設計
プラン検討
だれもが気軽に集まることができ、それぞれの時間の中でくつろげ
10月
地域交流センターを みんなが参加して学びあい 創り 育てる
H27
年度
③共通スペース機能に求める配慮事項
11月
・公民館機能と図書館機能の融合を図る共通ス
ペースとすること
・適正な運営に配慮すること
・活動イメージの共有
・ホール・類似施設検討
基本設計
スタディ案
スタディ案のブラッシュアップ①
・スタディ案の説明
・グループ討議
第5回 基本設計に向けた
スタディ案のブラッシュアップ②
・スタディ案の説明
・活動プランづくり
12月
第1回
検討委員会
基本設計案
作成
④全館に共通する配慮事項
⑤運営に関する配慮事項
基本設計
スタディ案
基本設計
スタディ案
池田町地域交流センターの機能への配慮事項
①公民館機能に求める配慮事項
を共有する
・建物の大きさ把握
・フィールド踏査
・地域資源の収集
第4回 基本設計に向けた
交流を創出し、育て続けることをコンセプトとします。
・公民館活動の活性化が図れるように配慮すること ・町民の参加と連携で成長し続ける施設とする
・類似施設を含めた利用方針を明確にすること
こと
・町民の交流の拠点となる施設とすること
・気軽にくつろぐことができる施設とすること
②図書館機能に求める配慮事項
・快適に過ごすことのできる施設とすること
・みんなに学びの場を提供できる施設とすること
・まちなかの賑わいの再生を支援できる施設と
・蔵書は特徴ある内容とすること
すること
・学校図書館との連携に配慮すること
・安全・安心の拠点となる施設とすること
・池田町の情報の発信について検討すること
・誰でもいつでも使いやすい施設とすること
・池田町の歴史と文化の伝承に配慮すること
・小中高生の居場所となる施設とすること
・図書館と子育て支援との連携を図ること
・親子のふれあいを促進できる施設とすること
・多くの町民の利用を促進できる施設とすること
・池田町の情報を発信する施設とすること
・基本構想(概要)について
・プロポーザル案について
第3回 活動のイメージを共有する
る居心地の良い場所 を地域交流センターの目指すべき姿とします。
参加して、池田学問所の精神にのっとり自らも学び、皆で考え、新たな
認識を深める
第2回 活かしたい地域資源
【意味】
地域交流センターの目指すべき姿を実現するため、多くの町民が
池田町地域交流センター
基本設計検討委員会
第1回 大枠の共通理解、
基本設計
プラン検討
それぞれが気軽に集い 楽しみ くつろぐ 居場所
【意味】
池田町地域交流センター
基本設計ワークショップ
1月
2月
第2回
検討委員会
基本設計
(概算予算)
第3回
検討委員会
基本設計
(最終)
H28
年度
実施設計
H29
年度
建設工事
H30
年度
完成
発行・問い合わせ先
池田町教育委員会 教育課生涯学習係 電話:0261-62-2058 FAX:0261-62-6270 E-mail:gakushuu@town.ikeda.nagano.jp
編集・ワークショップ運営
アーキディアック・小林建築設計事務所 設計共同企業体