No.23 - 医療法人芙蓉会

9月1日(月)ねぶたの家ワ・ラッセにて、北海道・東北ブロック家族会 精神保健福祉
促進研修会 青森大会が開催され、全体で約250名の方が参加し、虹の会からは12名
が参加されました。
今回は「みんなで手をつなぎ一つひとつ前に進んでいこう~いま悩んでいること、いま
困っていること~」をテーマに県内外の家族や当事者、医療・福祉に関係のある方が青森
県に集いました。
地域での暮らしをめざし、法律等の制定・改正があり、また各自治体が障碍者計画をつ
くり諸々の対策が出来るようになりました。しかし、休みなく病気と闘っている当事者・
家族には、まだまだ悩んでいることや困っていることが沢山あり日夜苦しんでいる現状で
ある。何より医療の進歩・本人の病状改善・親亡きあと・就労への活動等があるなかで、
今大会は現状の理解と確認そしてこれからの活動を考える研修会とするべく開催されまし
た。
以下参加された方の感想です。
メリデン版訪問家族支援は、先進国の英国で実践されていて、再発が数%程度の実績を
あげているという希望に満ちた内容でした。本人だけではなく家族全員にアセスメントし、
家族にも目標を作る内容となっています。日本の福祉は、まだまだ世界の水準からみれば
遅れています。先進国に学んで、日本に取り入れることは大変大事なことと思いますが、
日本型に変えて取り入れないで、そのままの形で取り入れることを強調していましたが、
日本は歴史に学ぶまでもなく、日本にあった形で取り入れるのが得意中の得意であると思
います。日本型でもよいのではないでしょうか?
今さん
来年度は福島県で開催されます。普段、なかなか知ることの出来ない他県の活動状況や
全国での取り組みを知る機会です。興味のある方は是非ご参加ください。詳細が分かり次
第、文書で皆さんにお知らせします。
平成 24 年度に全国精神保健福祉会連合会で家族会の全国調査をおこなっていました。
その内容が、私たちにも直面している課題であると感じました。これ機会に家族会のあり
方について一緒に考えることができればと考え、その内容を一部ご紹介させて頂きます。
家族会は「わかちあう」
「学びあい」
「運動」の3本柱を中心に活動しています。今、停滞・
「わかちあう」「学びあい」
「運動」の3本柱を中心に活動する家族会は今、停滞・衰退
衰退状況にあり、思うような活用ができていません。しかし、多くの家族は同じ立場の家族
状況にあり、思うような活用ができていません。しかし、多くの家族は同じ立場の家族(仲
(仲間)と出会う場を求めていることも事実です。精神障害者福祉は、従来に比べると十分
間)と出会う場を求めていることも事実です。精神障害者福祉は、従来に比べると十分と
とはいえないまでも社会資源が増え、福祉制度が改正されてきましたが、これまでと同じよ
はいえないまでも社会資源が増え、福祉制度が改正されてきましたが、これまでと同じよ
うに家族会が取り組む活動はあるといえます。
うに家族会が取り組む活動はあるといえます。
現状を明らかにし、今後の家族会に必要な支援は何か、魅力ある活動をしていくための課
現状を明らかにし、今後の家族会に必要な支援は何か、魅力ある活動をしていくための
題を考え、提言していきたいと思います。提言は以下の5つです。
課題を考え、提言していきたいと思います。提言は以下の5つです。
1、家族は体験に基づく知識と情報があります。医療・保険・
福祉関係者はこのことを理解し、家族会運営に協力してく
ださい。
2、家族会の魅力は「笑顔」になれることです。家族だけでな
く関係者も参加することで新しい風が入り、家族会の活力
につながります。
3、
「家族教室」の開催を求めます。そこに参加していた家族に
家族会を紹介し、家族会につなげる努力をしてください。
相談に来た家族も同様です。
4、例会は定期的に開催し、若い家族につながる家族会にして
いき、そのために関係者は、例会運営が定着するまで支援
してください。
5、新しい家族会の育成を進めてください。
次回は10月4日(土)10:30から、地域活動支援
センター『すばる』2F活動室で行います。
季節の変わり目で肌寒くなってまいりましたが、皆様の
参加をお待ちしております。
申し込みは不要です。当日、直接会場においで下さい。
発行;虹の会事務局
(芙蓉会病院
地域医療連携室)
住所;〒030-0133
青森市大字雲谷字山吹 93-1
電話;017-738-2214
連絡先
℡
738-2214(芙蓉会病院)
発行責任者;蒔苗
764-2424(すばる)
編集;種市
道子(会長)
咲子・櫻井
哲平