平 成 27 年 6 月 25 日 財務省関東財務局 東京都千代田区大手町二丁目所在の国有財産の処理について 財務省関東財務局は、東京都千代田区大手町二丁目に所在する国有財産の処 理について決定しましたのでお知らせします。 本日、国有財産関東地方審議会(会長:利根忠博)が関東財務局長の諮問を 受けて開催され、本財産(下記【信託予定財産】)について、その管理処分を 目的として、総合評価型一般競争入札により信託することについて、適当と認 める答申がなされました。 本財産の敷地は、従前、独立行政法人国立印刷局(以下「印刷局」)が所有 し、逓信ビル敷地等として利用されてきましたが、平成 20 年 10 月に印刷局と 関係地権者等との間で再開発の実施について基本合意した後、平成 22 年 12 月 に国庫に納付されたものです。 現在、平成 30 年度の竣工に向けて再開発ビルの建設工事が進行中であり、 再開発事業の権利変換によって国が取得する本財産について、その財産の特性 を踏まえ、国有財産法第 28 条の 2 の規定に基づき信託銀行等に信託するもの です。 【信託予定財産】 所 在 地 東京都千代田区大手町二丁目1番17ほか 区分・数量 土地:19,898.68 ㎡のうち持分割合 約 41% 建物:B棟事務所 79,397.31 ㎡ (区分所有権 地上 5~31 階)ほか 【信託の目的】 ①信託対象建物の専有部分を有償で第三者に賃貸する。 ②信託不動産を第三者に売却する。 ③信託終了又は信託不動産を売却するまでの間、信託不動産を適切に管理する。 【本件に関するお問合せ先】 財務省関東財務局 管財第1部管財総括第1課 ℡ 048-600-1168(ダイヤルイン) 笠井 ( 参 考 ) 〔国有財産地方審議会〕 国有財産の管理及び処分に関する事案の中には、その処理の方向につい て強い関心がもたれるものがあり、これらの事案については、国有財産管 理処分機関のみの判断によることなく、広く民間有識者の意見を聴いて処 理するため、国有財産法第 9 条の 2、3、4 に基づき各財務局に設置されて いる国有財産地方審議会に諮問し、その調査審議を経ることとされていま す。 国有財産関東地方審議会委員名簿 氏 伊 藤 岡 村 工 藤 佐 谷 利 名 職 名 聡 (一財)日本不動産研究所関東支社長 子 東京女子大学現代教養学部教授 操 (一財)消費科学センター 和 江 (株)計画技術研究所代表取締役 根 忠 博 (一社)埼玉県経営者協会名誉会長 中 村 秀 明 (株)毎日新聞社論説委員 野 並 直 文 (株)崎陽軒代表取締役社長 花 木 啓 祐 東京大学大学院工学系研究科教授 松 本 暢 子 大妻女子大学社会情報学部教授 間 部 彰 成 東京商工会議所理事 宮 林 茂 幸 東京農業大学地域環境科学部教授 横 溝 髙 至 弁護士 清 (敬称略、五十音順) ※ 国有財産法(抜粋) (昭和二十三年六月三十日法律第七十三号) (国有財産地方審議会) 第九条の二 財務局ごとに、国有財産地方審議会(以下「地方審議会」という。)を置く。 第九条の三 地方審議会は、財務局長の諮問に応じて国有財産の管理及び処分について調査審議し、 並びにこれに関し財務局長に意見を述べることができる。 2 地方審議会は、前項に規定するもののほか、第二十八条の二第二項、第二十八条の四及び第三 十一条の四第三項の規定により諮問される事項を調査審議する。 第九条の四 前条に定めるもののほか、地方審議会の組織及び委員その他の職員その他地方審議会に 関し必要な事項については、政令で定める。 (信託) 第二十八条の二 普通財産は、土地(その土地の定着物を含む。以下この条、第二十八条の四及び 第二十八条の五において同じ。)に限り、政令で定めるところにより、信託することができる。 ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。 一 第二十二条(第二十六条において準用する場合を含む。)、第二十七条又は前条の規定に該当 しない無償貸付、交換又は譲与をすることを信託の目的とするとき。 二 国以外の者を信託の受益者とするとき。 三 土地の信託をすることにより国の通常享受すると見込まれる利益が、当該土地の貸付け又は売 払いをすることにより国の通常享受すると見込まれる利益を下回ることが確実と見込まれるとき。 2 各省各庁の長は、前項の規定により土地を信託しようとする場合には、次に掲げる事項につい て、政令で定めるところにより、あらかじめ財政制度等審議会又は地方審議会に諮問し、その議を 経なければならない。 一 信託の目的 二 信託の受託者の選定方法 三 信託の収支見積り 四 信託の受託者が当該信託に必要な資金の借入れをする場合の当該借入金の限度額 五 その他政令で定める事項 3 各省各庁の長は、第一項の規定により土地を信託しようとする場合には、事前に、会計検査院に 通知しなければならない。 千代田区大手町二丁目に所在する国有財産について (参考) 【対象地の概要】 所在地: 東京都千代田区大手町二丁目1番17ほか 【本財産】 数 量:19,898㎡(うち国有地17,664㎡:権利変換前) ⇒ 再開発の権利変換 により国が取得す 用途地域:商業地域(建ぺい率70%、容積率1,570%) るB棟事務所部分 都市再生緊急整備地域 (区分所有)ほか 大手町地区都市再生特別地区 及び土地の持分 再開発事業名称:大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 再開発後の用途:事務所、店舗、国際会議室、地域冷暖房施設、駐車場等 (位置図) 国 所有 (27フロア) 【再開発事業の経緯等】 平成15年1月 大手町地区 都市再生プロジェクト(第5次)決定 平成20年10月 再開発基本合意(国立印刷局、日本郵政、NTT等及びUR) 平成22年12月 国立印刷局より国庫納付 平成23年9月 再開発協定締結(国、日本郵政、NTT等及びUR) 平成25年8月 第一種市街地再開発事業 施行認可 平成26年3月 権利変換認可 平成26年8月 解体工事 着工 平成27年5月 再開発ビル工事 着工 平成30年7月 竣工(予定)
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