Ⅰ.安全確保の手順の明確化 1.誤認防止手順

Ⅰ.安全確保の手順の明確化
1.誤認防止手順
(1)患者へ実施するときの確認方法
①フルネームで確認する。入院患者はリストバンドで確認する。
②夜間など患者が睡眠中は、ベッドネームで確認する。
③意識のある患者には、自分で名前を名乗ってもらう。
④点滴ボトルに貼ってあるシールでも名前を確認する。
(2)他部署へ引き継ぐときの確認方法
①同時に 2 名以上の患者を出さない。
②患者搬送時は、1 人の患者を 1 人の看護師が最初から最後まで責任を持って対応する。
③受け入れ側と送る側の両方で声を出して、患者の名前をフルネームで確認する。
④申し送り時、必要事項、患者の特徴などを確認する。
⑤患者の氏名の確認を行った後、記録された情報を正しく引き継ぎ、受け入れ側は復唱
し確認を行う。
⑥右手に装着しているリストバンドを見て、氏名を読み上げて患者確認する。
⑦意識のある患者は、自分で名前を名乗ってもらう。
⑧手術患者には、必ずネームバンドを装着する。
⑨電話を受けるとき伝言メモを使用し、氏名・時間・指示(用件)を必ず復唱し確認する。
(3)手術や侵襲的検査のタイムアウト
①手術
手術室で施行する手術に際しては、必ずタイムアウトを施行し患者確認、手術部位と
術式の確認を行う。
1)マーキング
手術室に入るまでに、手術部位に左右のある例では、サージカルスキンマーカーを用
いてマーキングを行う。患者誤認防止チェックリストにマーキングの部位を記入し、
日付とサインを記入する。
「左右」の指示を出す場合には、平仮名を用いて「みぎ」
「ひだり」と記入する。
■患者誤認防止チェックリスト(手術用)
2)タイムアウトの実際
手術のセットアップ終了後に以下のようにタイムアウトを行う。
a)医 師
➢ただ今よりタイムアウトを行います
➢患者名
和泉太郎さんに対して
➢手術部位 頸椎 5/6 間の
➢術式
前方固定術を行います
b)麻酔医、看護師
➢ネームバンド、カルテ、手術同意書を確認しました
c)医 師
➢確認できましたので手術を開始します
②侵襲的検査・治療
1)以下の定義に当てはまる例に対してタイムアウトを行う。
a)検査室や手術室などへ出向いて行うもので、カテーテルなどを体内に挿入・留置し
て行う検査や、それに治療を伴うもの。
b)部位や検査内容を間違うと想定外の臨床症状の出現が予測できたり、本人や家族と
の間で大きな問題として取りざたされたりする可能性のあるもの。
c)同意書を得るもの。
2)マーキング
手術と同じ手順に従う。ただし使用する誤認防止チェックリストは(検査用)とな
る。
■侵襲的検査誤認防止チェックリスト(検査用)
3)タイムアウトの実際
検査のセットアップ終了後に以下の例のようにタイムアウトを施行する。
a)医 師
➢ただ今よりタイムアウトを行います
➢患者名 和泉太郎さんに対して
➢検査名 気管支ファイバーを行い
➢術式
みぎ○○を生検します
b)看護師
➢ネームバンド、カルテ、同意書を確認しました
c)医
➢確認が出来ましたので検査を始めます
師
侵襲的検査誤認防止チェックリスト(検査用)
a0000000001000021a
侵襲的検査誤認防止チェックリスト
0
ID
氏名
0
0
歳
マ
ー 1.マーキングしたか(施行者が部位記入施行者と確認者がサイン)
グ
キ
マーキング部位( )
ン
【
検
査
室
】
1.入室時、患者に名乗ってもらいマーキング部位を確認したか
2.タイムアウト前 患者確認(主治医又は検査医)
患者の意識のあるうちに本人確認をしたか
3.タイムアウト (主治医・検査医・看護師)
執刀医の宣言でネームバンド・同意書で確認をしたか
0
患者誤認防止チェックリスト(手術用)
ID番号
患者氏名
0
0
0
科
0
歳
a0000000001000021a
誤認防止チェックリスト
チェック項目
【 1.担当看護師は他の看護師2名とで患者情報画面でネームバンドの照合を行ったか
入
院 予 (ID番号・患者氏名・生年月日・性別・血液型)
時定
2.手術準備書の確認 (準備書が出た日又は翌日の日勤)
手
担当看護師は他の看護師と2名で術式・部位・血液型の確認を行ったか
術
】
5.担当看護師は術前処置時、手術準備書で患者に手術部位の確認を行ったか
1.マーキングしたか(各科の方法で施行、施行者が部位記入施行者と確認者がサイン)
マ
ンー
グ
キ マーキング部位記入( )
1.看護師2名でカルテ・同意書・準備書・ネームバンド・マーキング等 及び、患者名と
本人を確認したか
手
術
当
日
2.患者確認をした看護師が手術室に同行。ストレッチャーの場合は確認をした看護師が
申し送りをしたか
3.持参物品は手術室入室(申し送り)まで手元から離さなかったか
【
緊
急
手
術
】
手
術
前
搬
送
時
【
手
術
室
】
≪平日日勤帯≫
予定手術の入院時1・2・3・5及びマーキングをチェックし下記4と搬送時を追加する
4.手術準備書の確認
担当看護師は、他の看護師と2名で術式・部位・血液型の確認を行ったか
≪土・日・祝・夜間≫
予定手術の入院時1・2・3・5及びマーキングをチェックし下記1と搬送時を追加する
1.ネームバンド(白無地)に患者名・ID番号・年齢・性別・を手書きし
患者に装着したか
患者確認をした看護師が手術室に同行 カルテ等持参物品は申し送りまで
手元から離さなかったか。ストレッチャーの場合は確認をした看護師が申し送りをしたか
1.患者受け入れ時、患者に名乗ってもらい、3点認証後、マーキング部位を確認したか
2.タイムアウト前 患者確認(主治医又は執刀医)
患者の意識のあるうちに本人確認をしたか
3.タイムアウト (執刀医・麻酔科医・外回り看護師)
執刀医の宣言でネームバンド・カルテ・手術準備書・麻酔用紙で確認をしたか
1.手術決定時、(担当医師と外来看護師の2名で)
電子カルテのID番号・患者名・病名・術式・部位・左右の確認をしたか
2.手術前日 (外来看護師2名で)
カルテとフィルム準備時、患者名とカルテ・フィルムがあっているか確認したか
【
外
来
手
術
】
3.手術当日の午前中(外来手術担当看護師)
ネームバンドの名前・手術部位の確認をしたか
4.患者来院時 (外来看護師)
患者から名前・手術部位を答えてもらい確認したか
5.患者に手術部位を特定してもらいマーキングをしたか
(施行者が部位記入 確認者と共にサイン)マーキング部位( )
6.外来手術室入室時(外来手術担当看護師)
3点認証を行い、手術部位を答えてもらい、マーキングを確認したか
7.タイムアウト(担当医)
患者名、診断名を宣言し患者・看護師と共に手術部位を確認し手術を開始したか
日付
氏名
氏名