「利用者主体の個別支援の取り組み」

第38回九州地区救護施設職員研究大会:第1分科会
「利用者主体の個別支援の取り組み」
参加者
幹事
コーディネーター
記録
受付
23 名
本田 秀信
髙﨑 壮一郎
倉原 彩花
田島 恵子
<グループ討議>
◇Aグループ
・個別支援計画書作成について、高齢化が進んでいるため、目標の設定が難しい。計画書作成は、
担当職員で行い、年に 2 回程検討会を行っている。また、個別支援計画を行う上で重要な事は、
書面ですぐに作成するのではなくイメージについてスタッフと話し合いを先に行うことで他職
員からの意見を出し易くするよう工夫している。福祉事務所と連携し、介護を必要とするのであ
れば、施設移行を進めていく。要支援については、様式に捉われないように工夫し、考え方とし
ても自分が利用者の立場になって物事を考える。
・個別支援計画書の様式について、アクセスを利用し、記録する際に計画内容が表示されている画
面を見ながら記録する。利用者の居室に提示し、日々確認できるようにしている。ソフトを利用
し、情報の共有化を行っている。
・個別支援計画書のチェックについては、カンファレンス、各部署での話し合い、職員会議にて話
し合いを行っている。
・暴力行為を行う入所者の対応について、福祉事務所への連絡、家族を交えての話し合い、施設職
員での話し合い、また、何故暴力行為にまで至ったのかの原因追及を行う。
◇Bグループ
・個別支援計画書について、いずれも全救協の様式を使用している。また、各施設簡略化して独自
で作成したものを使用している。個別支援計画書を作成するにあたって、その人個人の能力、職
員の能力によっても、短時間で出来る人、長時間で出来る人と個人差があり、労力がかかる。ア
セスメントを行うにあたっても、状態が変わった時にアセスメントをすぐに作り替えることが出
来るか、すぐに反映することが出来るか等作成するにあたっての一長一短があるのではないかと
いう問題点がある。情報を共有するためのツールが必要になってくるのではないか。個別支援計
画書を使用するにあたって、本当に必要であるのか利用者の支援計画に反映されているのかとい
う問題点が多々ある。
個別支援計画書作成時には、担当者が行うがそれを支援していくための情報の共有の難しさが問
題視されている。
◇Cグループ
・アセスメントの回数(年に何回見直しているか)、個別支援計画書やモニタリング等個人記録につ
いて、アセスメントの回数…年 2 回、半年に 1 回見直しを行う。モニタリング…3 カ月に 1 回。
その都度問題が生じた場合に行う。
・個別支援計画書の書式について、各施設、全救協版は資料が膨大であるため、全救協版に沿って
独自に簡略化し作成している。全救協版を簡略化にして作成しているが、全救協版を使用するに
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あたり、改良点等問題が浮き彫りになった。例えば、膨大なアセスメント作成にも関わらず、最
後の計画作成図に活かされない事も現状にある。より現場の実務者に役立つよう支援計画の手
順・様式等全国統一的なものをより良いものを作成してもらいたい。
・スーパーバイザーの職種、どういった場面でスーパーバイズしてもらうのかについて、各施設、
配置しておらず専任者なし。現場の主任が行う。現場の主任、指導員にて指導を行う。
・個別支援計画、目標を効果的に実施、実践するには。また、特に理解力に問題があり、意思の疎
通が取れない利用者の計画立案、実践の良い方法について、計画を実践する為、10 日 1 回様子
観察(体調面・精神面)記録を行う。
情報を共有する為、A・B・C と利用者の台帳を作成し、職員がすぐに目を通せるようにしてい
る。また、アクシデント・インシデント報告書をその都度確認する。
・情報の共有について、月 2 回職員会議実施。職員会議録については、全職員が周知出来るよう、
印鑑欄を作成し回覧する。突発的事項については、朝礼時、ミーティング等の際に各部署に周知
させる。
・計画書作成時間について、まとまった時間が取れないのが現状である為、担当の空き時間に行う。
計画書作成・アセスメントは、複数職員で立て、その後現場の主任にて確認を行う。
・意思の疎通について、担当が主に意に沿って行う。日頃のコミュニケーションが重要である。
・本人の能力としては、作業等が出来る対象者である為、施設移行を検討しているが、施設移行に
関して本人の理解が乏しい為同意が得られない。(福祉事務所の処遇方針と本人の意思が違い、
同意書を記入する事によって、施設を出て行かされると思い込んでいる)
以上の事を踏まえ、個別支援計画書に同意が得られなかった場合の対応について、本人のニー
ズ・希望がなければ支援目標に取り入れない。まず、対人関係・社会適応能力を身に付ける事を
支援目標に取り入れ、その後施設移行を検討する。
利用者のレベルに応じて、入所時に十分な説明を行う事が重要であり、福祉事務所との連携が必
要である。
◇Dグループ
・個別支援計画書作成について、1つの月に集中してしまうと非効率であるため、作成時間を設け、
職員間で情報交換しながら作成時期を分散し実施している。
・個別支援計画書の書式・内容について、全救協版を簡略化にしたものを独自で作成している。
・個別支援計画書を全職員で把握するための工夫について、職員 1 名につきパソコン 1 台所有し情
報の一元化、変更事項については、都度申し送りや回覧等で周知させる。
・個別支援計画書内容を形骸化させないための取り組みについては、担当職員に任せっぱなしにな
る傾向があるため、他職員からの指摘をもらい変更し反映していく。計画内容の掲示。
・アセスメントの頻度について、年 1~2 回実施する施設が殆どで、重度の方の頻度は多い。
・カンファレンスの頻度について、週に 3 ケース(毎週実施)・月 1 回・月 2 回、実施し、変更事項
等は、朝・夕のミーティングにて情報を共有し、その都度周知させる。
・スーパービジョンについて、管理職が年 1~2 回実施し、職員のモチベーションアップ、モチベ
ーション維持のため、悩み相談や良い点を褒めたりしている。その内容に応じ、その都度対応し
ている。
<コーディネーターより>
昨日、今日とお疲れ様でした。やはり個別支援計画というのは、その施設でやり方が違うと思
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います。私どもも、個別支援をやっておりますけれども、担当者を女性・男性と担当を振り分け
利用者の個別支援計画を行っており、利用者の方と面接する時、回数が少ないとやはりアセスメ
ント・目標を見出せない。その時その時で、その利用者の状態が変わるので、月に数回のカンフ
ァレンスを行う事が望ましいと思います。皆さんもお考えかと思いますけれども、職員へ情報が
なかなか周知出来ていない、このようにして欲しい、このような目標を立ててもらいたいが分か
ってもらえない、アセスメントに出てこないといった問題があるかと思います。意識付けのため
にも、全救協版を見直してもらいたい。まだまだ、個別支援というには、難しいと感じています。
皆さんも苦労されることと思いますが、今日、討議した内容については、施設に持ち帰りそれぞ
れ役立てていってもらいたいと思います。
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第38回九州地区救護施設職員研究大会:第2分科会
「地域生活支援への取り組み」
参加者
幹事
コーディネーター
記録
受付
27 名
佐藤 祝
藤本 和彦
嶋田 康人
濱元 洋子
<グループ討議>
1. はじめに
元々地域生活をというのは、人権の問題からであったと思います。たとえば精神障害者で考えま
すと、今社会的入院がとても問題になっております。施設においても、地域で生活できる方を施設
に閉じ込めておくことは人権の問題があるから施設から出そうということであったと思います。し
かし、今は少し変わってきているように思います。
昨日衛藤先生が話していたように、もう日本が成り立たない。少しでもお金がかからないよう今
は地域へというような動きが出てきているように思います。救護施設は経過施設といわれ、そのう
ち段々通過施設という言葉が出てきたかと思うと、近頃は循環施設と言われています。救護施設に
入ると、地域に出るか他の施設に移る。それが救護施設であるとなってきています。
考えてみれば、元々が救護施設は施設の中でただ一つ霊安室があります。霊安室があるというこ
とは亡くなるまで施設で安心して暮らせる施設が救護施設です。それを経過施設、通過施設、循環
施設と言い方を変えてきているということは、霊安室を早くなくさなければなりません。このよう
に色々なことを求められています。私ども九救協は住所地特例ということで、循環施設とするなら
地ならしをして下さいと要望しています。少なくとも全救協や九救協が皆さんの壁を出来るだけ低
くしてから、循環施設にできるよう皆さんにお願いしたいと思います。会長として全国に向かって
そのような発信していきたいと思いますが、難しいところもありまして昨日は衛藤先生に来ていた
だきました。
昨日は 2 施設が発表していただきました。
野坂の浦荘さんでは農村地域でアパートの無い地域で、
県の方からアパートがないことを証明しろと言われる中やってこられ、近くの建物を改造し、改造
もなかなか県から良いと回答が得られず困っておられた。そういう苦労をしながらすすめられてい
るというお話があり、本当に苦労されていることが実感されました。
渓泉寮さんはみなさん御承知のとおり、九州で素晴らしい取り組みを従来からしていただいており
ます。公的施設の場合、2通りあると思います。一つは前向きに良い仕事をされている施設。それ
とぬるま湯につかっている施設もありますが、渓泉寮さんは前者の良い例だったと思います。素晴
らしい取り組みをされ、現在もやり続けております。すべて揃っているそういう発表でありました。
先日の二件の発表や懸案事項について時間のある限り皆さん頑張って知恵を絞っていただければ
有難いと思います。
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2. グループ討議
懸案事項:彦山の森
・清掃やごみ拾いのほか、野菜など作物の無料配布や学童見守りなどの奉仕活動に取り組んで
いる。
・地域生活移行対象者はドクターに相談し、家族や福祉事務所の承諾を得る。
・地域移行後は通所事業を利用し訪問も行っている。
・退所後 3 ヶ月間定期的に連絡をとっている。
懸案事項:あいこう園
・居宅生活訓練事業の訓練内容について、1 ヶ月は自立棟で 3 人の生活に慣れる。2 ヶ月は食事
を作らず、寮で食べてもらう。3~6 ヶ月は職員付き添いで買い物をし、夕食作り。5 ヶ月以降
は火や包丁を使わない朝食を作る。
・専任と兼任を 1 名ずつ配置。
・専任 1 名兼任 2 名配置。
・毎年県に申請と報告を行う。
・一時入所について、最長 1 ヶ月で短くて 1 泊の利用がある。
・1 日千円程度の費用負担。
・1 日二千円程度の費用負担。
・事業ごとでの専門職の位置づけについて、位置づけはしていないが部署ごとで分けている。
懸案事項:大分県渓泉寮
・居宅生活訓練事業の安定した取り組みを継続するには、新しい入所者を育てることや対象者
を消去法で見ず、考え方をポジティブにどうすればできるか考えてすすめる必要がある。
・保護施設通所事業について通所は最長 1 年とし、通所される方のアパートに訪問し様子を伺
いに出向いている。
・地域に出すだけではなく、その後のフォローを大事にする。
懸案事項:仁風園
・一時入所事業において、福祉事務所と施設との認識の違いがある。定員内でないと受け入れ
られない。
・就労支援について選定の段階で服薬、対人関係、交通ルールを守れるかを考慮して選んでい
る。作業能力を見て、外勤や一般就労へつなげていく。
・マニュアル等は無く、担当スタッフの裁量で判断。ドクターや福祉が最終的に判断。
・施設入所の間は外勤出来ていたが、単身生活すると外勤ができなくなったケースがあり、そ
の後のフォローアップが必要
懸案事項:第 2 優和園
・居宅訓練事業について、地域住民に受け入れもらうために事前に説明をする。
・隣近所との関わりが少ない。
・居宅訓練を経て利用者が退所していく中、決まり事などを作りすぎると利用者が嫌がり将来
的に安定した運営が難しくなることが予想される。
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懸案事項:しみず園
・関係機関との連絡方法については、相談支援事業を行っている。
・通所事業内容について、作業内容にかかわらず¥350/日を本体の事業費として支払う。
・利用者 10 名に対し、職員 2~3 名配置。
・利用者の同意の上、336 円の給食サービスがある。
懸案事項:野坂の浦荘
・施設から 3 ㎞離れたところにあるが、平日は巡回、休日は電話にて対応。1 ヶ月までは毎日
巡回し、徐々に回数を減らす。
懸案事項:愛の家
・居宅生活訓練事業対象者の選定は、ケース担当者が個別支援計画で計画を立てることにより
選定する。
・ADL、対人関係、服薬などの評価により選定する。
・煙草を吸わない人または、禁煙外来に通院してもらう。
3. まとめ
みなさん、長い間ご苦労様でした。結論の出ないものもあったかと思います。居宅訓練が全
救協の会長も言われてあったように、一丁目一番地ですのでこれをやるということが一番大事
なことであると思います。今までは重度の方が入所してきたが、これから居宅訓練を続けてい
くためには、軽度の方を受け入れていかなければならないのかと、入れ方の観点が変わってき
ました。それが本当に良いのかどうかは別にして、出すために入れるようなものというところ
が、入れるところでの問題の様な気がします。しかし、やっていくうちに別の観点から難しい
と思っていた方ができる場合も出てきます。
また、アフターフォローの問題があるかと思います。今の通所事業で職員を 3 名雇うと書い
てあり、少し無理な面があるように思います。出た後にしっかり面倒をみる。訪問をしっかり
やらなくてはいけないと思います。今は通所と訪問が一緒になっているが、分けなければなら
ないように思います。そして、何かあったらまた施設に帰れるように、一時入所なども利用し
てうまく帰れるようにできたら良いと思います。
社会貢献につきましては、措置費を使うにも限度があります。施設の特色を出す必要があり、
社会貢献をするには施設の力が必要であり、なかなか難しいところがあります。
そういう力をつけていくことが大事であると思います。
皆様の業務とは少しかけ離れているかもしれませんが、お許しをいただきまして私のコメン
トにさせていただきます。ありがとうございました。
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第38回九州地区救護施設職員研究大会:第3分科会
「サービス等の向上に向けての評価への取り組み」
参加者
幹事
コーディネーター
記録
受付
21 名
三宅 浩徳
永山 恵一
坂口 浩司郎
盛山 ゆかり
<グループ討議>
1.グル-プ討議
第三者評価について
・措置費の弾力的運用により、苦情解決委員会を実施していれば必要ない事になっている。
・第三者評価は受けていないが、ISO、プライバシ-マ-クは習得している。
・地域の民生員に依頼し、無作為での面会を実施しその後、結果が送られ、それを会議で話し合
い、改善に向けて取り組んでいる。
虐待防止について
・虐待か否かのボ-ダ-ラインは難しい。
・意識の標準化とする意味もあり、
「倫理要綱」
「行動規範」を作成、周知することで改めて虐待
についての認識が出来たとの声もあった。
・セルフチェックリスト運用、自身の感覚と他者から見た感覚にはズレがある。
・申し送り後、行動規範を読み合せている。
・虐待の知識を得る為に研修会が必要
・虐待セルフチェック一覧の掲示
・実習生から気付いた事等を聞きフィ-ドバックしている。
・職員間でお互いが言い合える関係でなければいけない。
・一生懸命なればなる程、虐待となってしまう事もある。
職員のストレスマネジメントについて
・管理職との面談
・拘束時間の見直し(4交代から3交代)
・明けの次は原則、休みとする。年休を取りやすくする。
・外部からのカウンセラ-または、産業医を利用する。
・法人負担での懇親会、年数回実施
・個別での話し合いは、担当者・別職員必ず2名1組で話している。
・全職員に対しアンケ-トを取っている。ストレスがある職員には、個別面談実施
・ストレスケアの研修へ参加
処遇改善及び質の向上を目指した取り組みについて
・満足度調査(行事・食事・苦情)の他、意見箱設置
・自治会、懇談会、集会(月1回)で意見を吸い上げる。
・毎月1回「対話の日」お茶会を設け一人ずつの声を聞き取るようにしている。
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・自治会(職員が入らず、指導員のみ参加)での意見を聞き、各職員に報告をし改善する。
・意見箱の内容に対し、施設長から全体に回答をする。
身体拘束について
・やむを得ない場合、本人、家族の同意を得て行うケ-スもある。
・ヘッドギア、家族からの許可
・ベッド柵、医師からの許可
・てんかん発作持ちの方のヘッドギアを検討中
・重度知的者で多動多く転倒・転落の危険性あった為、福祉事務所からも許可を得た。
・歩行不安定の方、3点ベッド柵、センサ-マット使用
・どこの施設も許可を得るようにしている。
人事考課について
・年二回、記入シ-トを実施し、上司からの面談で実施
・目標管理シ-トを使用
・シ-ト使用の有無に関わらず、全施設取り組んでいる。
職員行動規範(人材育成)について
・チックリストを使用
・法人全体での新採、中間研修(主にビジネスマナ-)実施
・社協主催の研修に参加
緊急時の同意について
・利用者の延命治療について、医師に尋ねられた事があった。今後、福祉事務所も含め協議して
いく必要がでてくるのではないか。
利用者にあらかじめの同意を貰っておくようになってくるのではないか。
利用者の借金問題について
・自己破産、以外の方法はないか検討
・生保受給者であることや、病気により返済能力がない事を医師からの診断書を送付することに
より督促が止まった事例があった。
・無料法律相談、法テラスの利用
・利用者自身に先方に連絡をしてもらい事情説明を実施
薬の管理について
・全部、職員で管理(他に自己管理有)
・服薬後の口腔内チックや薬袋確認等の実施
利用者のプライバシ-について
・全員個室「いびき・臭いでのトラブルがあるがその都度対処」
・プライバシ-を訴える人は少ない、マニュアルはない、見直しも特に行ってはいないが配慮は
している。
・2人部屋は中央を衣類棚で間仕切りをしている。
全救協「自己評価シ-ト」について
・やっていない為、今後検討していきたい。
虐待防止を意識しすぎて一歩下がった支援について
・言葉による虐待なども意識はするが、その利用者によって捉え方も違う、下がった支援を行う
と利用者も引いてしまい結び付かないのではないか。虐待にならないよう支援の方法もしっか
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りと考えていかなければいけない。
2.コ-ディネ-タ-より情報提供
只今、それぞれ各グル-プより発表して頂きました。非常に各施設で直面した問題だなと思い
ました。特に今回の第3分科会テ-マと言いますのが自己評価・第三者評価あたりを行って、
サ-ビスの質を高めてゆくのがテ-マとなっています。ところが第三者評価というのをあまり
取り入れている施設が多くないのが現状であるようです。それと有効期限が3年間でA・B・
Cのランク付けをして公表をされる訳ですが、なぜこういう事が始まったかと申しますと介護
保険法が始まった時に措置から契約に変わってきたわけですが、その時に入所される方々がど
の施設を選ぶかどこの施設がサ-ビスが良いか、結局サ-ビスを買うわけですので、負担金を
負担しながらそのサ-ビスの提供を受けるわけですので、その一つの判断基準になるようにと
の事だったんですが、本当は第三者評価を勧める側に言わせますと、そいう事ではなく、それ
ぞれの施設が向上心を持って取り組むようにと言う評価をするんだと、採点をして序列をつけ
る為の評価じゃないんだと言っておられます。救護施設が第三者評価が進まない原因と言いま
すのが、措置費の弾力運用というものありまして従来は事務費収入は人件費や管理費に使いな
さいとか事業費収入は入所者の生活費に充当して下さいとか、これはこれに使いなさい。これ
は流用してはダメですよとか色んな制限が課せられておりましたが、弾力運用というものが出
まして、ある程度要件を満たしていれば縛りつけた事は言いませんよ、弾力的に運用して下さ
いと言う改善がなされました。また色んな条件はありますが新しい会計基準に移行して財務諸
表を公開する事、それと苦情解決委員会の設置をしてその委員の中に第三者委員を設置しその
苦情の内容を公表すること、またはさっき触れました第三者評価を受験して公表する、苦情解
決委員会または第三者評価どちらかいずれかを満たしていれば弾力運用ができるようになり
ました。ただ第三者評価を受ける為には非常に準備も必要だか受ける費用がその当時高額であ
ったようです。自分たちでお金をだして評価してもらう為、引っ掛かりが有るようです。
救護施設の場合は措置施設であるので、苦情解決委員会をほとんど取られたと思います。だか
ら第三者委員を設け公表していますという事で弾力運用が出来ているようです。また、措置施
設である為に入所される人たちが施設を選ぶというのがどうもそぐわない、救護施設にとって
は福祉事務所からの委託があって受け入れると言う立場でございますので、本人さんがここは
いやだ、あそこに行きたいとかというのはないじゃないか、救護施設にはそぐわないじゃない
かなどの一つの疑問点もありまして、なかなか第三者評価が進まない理由だと思います。しか
し本来勧められる側から言いますと、やはり施設のサ-ビスの向上が狙いであって、序列をつ
けるとかの問題じゃないんだと言っておられますので、少しずつでも進めていかなくてはいけ
ないと思っています。それからもう一つの虐待防止の問題でありますが、全社協で虐待防止の
チェックリストが出ています。最新版は version3です。これを元にチェックをされてはどう
ですかね参考まで申し上げておきます。さて、色々グル-プで発表されて頂きましたけど皆様
の施設に持ち帰えられて職員会議あたりで意見を述べ、問題点を各施設で話し合い、発展に繋
がっていただければと思います。皆様、本当にお疲れ様でした。
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第38回九州地区救護施設職員研究大会:第4分科会
「利用者の QOL(生活の質)を高める支援」
参加者
幹事
コーディネーター
記録
受付
22 名
本山 雅徳
和田 徳行
濱田 圭之
松尾 昇子
<グループ討議>
1.はじめに
(幹事より)
定刻になりましたので、グループ討議を始めたいと思います。緊張していると思いますが、
和気あいあいの感じで話し合ってもらえたらと思ってます。あまり堅苦しくならないように
して行きましょう。昨日は朝から夕方まで一日話を聞く状況だったので疲れていると思いま
すが、今日は逆に自分たちの話をして日頃、気にかかっていることをどんどんぶつけ合って
やってもらえればと思ってます。私こういう声なので非常に聞きづらいと思いますので、マ
イクを使わせてもらっています。それでは第4分科会を始めさせてもらいます。私幹事を仰
せ使っております、熊本県友愛会の本山と申します。どうぞよろしくお願いします。コーデ
ィネータの先生をご紹介したいと思います。福岡県第 2 優和園の施設長で九救協の副会長で
ございます、和田先生でございます。一言お願いします。
(コーディネータより)
先生ではございませんのでよろしくお願いします。小倉南区の第2優和園の和田と申しま
す。昨日は緊張した中で堅苦しいお話が多かったのですが、まあその後の交流会ではリラッ
クスした感じで、みなさん慣れているんじゃないかと思うので、今日の討議で活発な話し合
いを行い良い結果が出るようによろしくお願いします。
(幹事より)
記録は渓泉寮の濱田さんお願いします。その後、各グループにグループリーダーの方をこ
ちらのご指名でさせてもらっています。進行の方をよろしくお願いします。また、各グルー
プに記録係をご指名でも挙手でも構いませんので、決めていただきたいと思います。その記
録係になった方、箇条書きで結構ですので、意見が出た分を書き留めていってもらい、終わ
った時点でテーブルの方に置いて行ってもらえれば良いです。報告書等で活用させてもらい
ますのでよろしくお願いします。それと休憩時間等は時間が2時間50分ありますのでグル
ープごとに取っていただいてもらった方が区切り、区切りが良いと思いますので、個別に今
から休憩と言うことは言いませんので、各グループで話しあって、取ってもらって結構です。
各グループで11時30分まで討議とまとめをしてもらい、各グループで2、3分程度の報
告をしてもらい、11時40分からコーディネータの方にまとめをして頂きたいと思います
のでよろしくお願いします。なんか分からないことがありましたら今のうちに質問をお願い
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します。
それでは懸案事項を始める前に、昨日発表された方が3名いますが、しゃべり足らない方
がいましたらお願いします。また、意見発表された方にご質問などございましたらお願いし
ます。懸案事項もたくさんあると思いますが、全部やると時間が足りないかも知れません。
それぞれのグループで比較しながらやって頂けたらと思います。幹事とコーディネーターは
時々各テーブルを回って参加させてもらおうと思います。それでは始めて下さい。
2.グループ討議
(懸案事項) 彦山の森
・PT、OTを外部から招いて2時間くらい教えてもらう。
・お小遣いを自己管理してる施設もある。
・ご利用間の物のやり取りがある。
・少額の小遣いを渡し、対応している。
・大刻み、中刻み、小刻み食や糖尿食
・作業についてはポイント制で参加したご利用者にバスハイクや物で還元。
・全員にポイントが見えるようにしているので、人と競争したりし、気持ちを維持している。
・障がいで作業に参加出来ない人は、シーツ交換や新聞でオムツを作るなどの簡単な作業をし
てもらっている。工賃も発生する。
・自己管理のため、週に1回出納帳の確認
・施設が移転したばかりで、周辺の理解がまだ不十分なため、外出は基本しないが小遣いを渡
して出来る人はしている。
(懸案事項) あじさい
・ウォーキングの声かけを行っている。
・嗜好品などのおやつの制限
・栄養士と連携し、支援を行っている。
・各個人の担当でケアを行う。
・栄養士が間食の内容を聞いて、指導する。
・施設で購入しているお菓子は、自己管理のため、随時の声かけを行っている。
・ご利用者を集めて、看護師が健康指導をしている。
・自己管理のため、週に1回出納帳の確認
・施設が移転したばかりで、周辺の理解がまだ不十分なため、外出は基本しないが、小遣いを
渡して出来る人はしている。
・糖尿病、高血圧、高脂血症のグループに分け、病識がどれくらいあるのか、バズセッション
していき、病気に対する認識、理解を深める。
・暴力行為を発見した場合は、随時面談を行っている。
・とっくみあいのけんかをしたご利用者は、入院をしてもらい対応。退院した後に、しばらく
様子観察。
・お菓子一袋を一週間かけて食べてもらう
・月に1回往診してもらう。
・糖尿病の方などはドクターや職員での情報共有を行い、また、ゼロカロリーのお菓子なども
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利用する。
・ご利用者間での掴み合いの行為が始まった時点で処罰。より激しい時は退所。
・認知症の症状で、きれた時に物にあたるため、薬がどんどん強くなる。入退院を繰り返す。
・精神症状が出たら病院へ。
(懸案事項)
渓泉寮
・健康ポスターを貼り、健康維持のための意識を持ってもらう。
・栄養士より健康について話をしてもらう。
・コレステロール改善のテーマで講義を頼む予定である。
・カロリーやおかわりの制限を行う。
・マンナン食を取り入れ、血糖値が改善
・糖尿病食の他、カロリー別に5種類の食事の提供を行っている。
・高血圧食、タンパク質減食などを取り入れた。
・入所者の好きなお菓子のカロリーの一覧表を各担当に配り、健康の意識をしてもらう。
・一緒にラジオ体操を行い、体を動かすことに対する意識付けを図る。
・お菓子や食事のカロリー本などをみせて、カロリーに対する意識を持ってもらう。
・お茶くみや台拭きなどをご利用者にしてもらう。
・3つのグループに分けて、状況別に支援を行う。
・ご飯と味噌汁だけセルフで取ってもらう。
・醤油などの調味料を追加で出すのを禁止している。
・バイキングは春と秋の年 2 回行っている。
・誕生日などに一人一人に食べたいもののリクエストを聞き、食事のメニューを作る。
また、栄養士が誕生者の方にメッセージカードを付ける。
・季節にあったデザートの提供をする。あじさいゼリーが喜ばれた。
・誕生日の前の月に食事のリクエストを聞いて、その月に食事の提供を行う。
・食事の前に嚥下体操を行う。
・年に10回ほどの行事食の提供を行っている。
・誕生日外食を毎月行う。
・毎月選択メニューがある。
・イベント時に外部から、焼鳥屋を招く。
・毎月誕生日に1万円を渡す。
・醤油などのセルフサービスはしていない。
・誕生日にはケーキを提供している。
・月に1回誕生会でカラオケ(職員参加)
・映画やボーリング外出を行う。
・バイキングはしないが、食事レクを行い、食べ放題の店に行く。
・クリスマスのみバイキングを行う。
・鍋やバーベキューなどを行う。
・流しソーメンを行う。
・外食、外出を定期的に行う。
・誕生日会で刺身を出す。
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・イベント食で郷土料理を出す。
(懸案事項)
二風園、第2優和園
・ご利用者の偏食については対応できる範囲で行う。
・サラダなどを抜いた場合は、代替え食を提供する場合もある。
・外出の時に、直前にドタキャンを訴える場合がある。その時の状況で対応。
・随時、ケース会議を行う。月に一度はご利用者との面談を行う。
・日々声かけを継続する。
・グループができ、子分になる人が出てくるため、職員がグループを出来ないように
する。
(懸案事項) 愛の家
・毎月体重測定を行い、健康の意識付けを図り増減が激しい場合は、個別に担当で話す。
・薬で対応をして行く。
・自分の好きな物をみつけ、やりがいに繋げる。
・ご利用者も職員の声かけによって、動く職員と動かない職員がいるので、臨機応変に声かけ
を行う。
・担当ごとに週2回30分程度の散歩を行う。
・ラジオ体操の意識付けを図るため、放送で呼びかける。
・病院のパンフレットなどをみて、一緒に通院を行う。
・薬の訴え(座薬など)が多い。座薬を入れた時は、便の確認を行う。
・放送をすると近所の方よりうるさいと苦情があるため、放送を使わない施設もある。
・飲酒をしないように入所前の契約書で一筆入れてもらう。
・病院での断酒会に参加をしている。
・施設内で断酒会をしている所もある。
・外出後にアルコールチェックをする。
・飲酒する人はシアナマイドで対応する。
・職員と利用者の間で毎日朝礼を行って、ラジオ体操を行う。
・アルコール依存がない人にはお酒を出す施設もある。
・系列の病院などの講師を呼び、予防やリハビリに努める。
・作業参加に消極的な利用者へは声かけを続ける。また、タバコなどが好きな利用者には、作
業後に渡すなどして参加を促す。
・感染症予防対策のため、お茶うがいを食前に行う。手洗いの励行。
(懸案事項) すみよし、松濤園
・ADL の向上及び筋力低下防止のため、マットでの歩行運動を行っている。
・病院からの指示を基に行っている。
・週に一度、近くの温水プールで運動をしている。
・毎日のラジオ体操及びウォーキング。
・PD による指導、機能訓練の日を設ける。
・カラオケ器を使ったリハビリ。
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・クラブ活動を行い、体を動かす。
・若返り指体操を行う。
・食堂に醤油やウスターソースを置いて対応。
・2ヶ月に1回、食事アンケートをして嗜好を聞く。
・月に1回選択メニューを行い、主菜の選択をご利用者にしてもらう。
・自治会で食事の要望などを聞いてもらう。
・2~3種類のドレッシングを用意する。
・職員が調味料を入れ、自分で調整をしないようにする。
・出汁と醤油を割った減塩醤油を使う。
・減塩の人には煮物の汁物を入れない。
・減塩の人などを集めたテーブルを作り、固定する。
(懸案事項) 銀杏寮
・間食はおやつの時間に食べ物を小袋に分け、職員が配る。
・自己管理の人には声かけを行う。
・糖の高い人に限って、菓子パンを求める傾向がある。
・パン販売などを利用して、カロリーの低いパンを食べてもらう。
・チェック表を作り、施設内を歩いたら、チェックをして、利用者の自主性を促す。
3.各グループまとめ
(Aグループまとめ)
メンバーにも恵まれて、かなり笑いを含めた上でいろいろなことを検討させて頂きました。内容
としては作業意欲をどうやって向上させるかとのことが一番課題となりました。
ポイント制を設けて、入所の方に作業の参加を促すとのことで意見がまとまりました。
また、作業の出来ない方に対しても、新聞たたみなどの簡単な作業など自分の出来ることをやっ
てもらうとの話しが出ていました。
また、いろいろな作業の内容に応じて、朝からご本人さんが作業に出てくるとか出てこないとか
差がありましたので、職員の朝礼が終わった後に、ご利用者全体の朝礼を行い、みんな出てきた時
に、ご利用者の作業参加に繋げるとの意見がありました。
うちの施設も一度朝食を食べた後、居室に戻るが、一度居室に戻るとなかなか作業に参加しない
人もいるので、ご利用者の朝礼を行い、一回全員出てきて頂いて、作業に向かうことを取り入れて
行こうと思いました。
後、誕生会の内容ですが、各施設ごとで様々だったが、誕生月にご飯を食べに行くとか、誕生者
には5千円相当のプレゼントをあげるなど、各施設ごとの様々な取り組みが聞けて、勉強になりま
した。まあ全体的にこちらのグループは楽しく様々な情報交換をすることが出来ました。
(Bグループまとめ)
規模も違うし、ご利用者の状態も違うので情報交換をして、こういう施設があるんだなとのこと
を、教えて頂きました。その中で、その各施設で興味深いものピックアップしました。
まず一つ目は、感染症対策です。その時に、お茶うがいを食事前に必ず行っていたら、インフル
エンザが昨年拡大することはなかったとの報告がありました。
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後、暴力対応のことで、暴力沙汰になった時に、すぐ対応するが、普段から月1回の面談を行い、
その方の不満や悩みなどを聞き、その時に解決をしているとのこと。
後、肥満対策でチェック表を作って施設内などのウォーキングをしてチェックをして、チェック
の数が増えていくことの満足から自主性を促すようにしているとのことです。
イベント食をされる時に、幕の内弁当で郷土料理を取り入れ、満足をしているとの報告がありま
した。
(Cグループまとめ)
Cグループは栄養士、生活支援員、支援員、看護師2名の計5名のグループでした。
様々な職種がいて、様々な意見を聞くことが出来ました。
あじさいと渓泉寮と愛の家の懸案事項を中心に話し合いをしました。疾病を持った方の食事や運
動に対しての声かけなど、どのように行ったら良いのかなどを主に話しました。
また、ご利用者がレクレーションなどに参加してもらえるように様々な活動をしている施設など
の話を聞いて参考になり、持ち帰って取り入れて行こうと思っています。
後、アルコール依存症の方の対応についてですが、契約書を書いたり、飲酒をしたら退寮の検討
をするなど意見が聞けて良かったと思います。
(Dグループまとめ)
Dグループは看護師と調理師と栄養士と介護職員の6名のグループです。一番最初に話し合った
のは栄養指導についてです。
栄養指導で減塩やおやつの取り方について話し合いました。
減塩については醤油の配置を撤去して、酢だけ自由に取れるようにしている所や、おやつ管理が
出来ない方に対しては、職員が管理している所やおやつの提供時間を決めている所、様々な対応を
してる施設がありました。
栄養指導については、栄養指導を看護師との情報の共有が大切で、運動面からも考えることが大
切だと知りました。
次に、クラブ活動についての意見が出ました。体を動かすことが少ない入所者の方が増えている
ので、クラブ活動として畑の作業や、ウォーキング、ソフトボール、卓球、ソフトバレー、グラウ
ンドゴルフなどをしているとの意見がありました。
また、鹿児島県民体操を行っている所もあり、熊本では卓球バレーが流行っているとのことです。
卓球バレーは片手でも車椅子でも出来るということなので、みなさん調べてみて下さい。
好評メニューはカレーや巻き寿司が好評だそうです。
誕生会についての内容は施設ごとに様々ですが、レストランに誕生者だけ連れて行っている施設
などがあるとのことでした。
4.終わりに
(コーディネータより)
みなさん長い間グループ討議お疲れ様でした。各施設うまくご利用者に適応した支援を行ってい
るように思えました。自分達の施設にあった特性を特化して実施された支援だったと思います。生
活の質と言うものは、図ることが出来ないと思いますし、また、これと言って答えもないと思いま
す。
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個別支援の立場からそれぞれのご利用者に対し、どんな工夫をした支援を提供すれば、良いのか
と思いました。また、ご利用者主体の支援ということで、職員が押しつけられるものでもないし、
ご利用者が生活していく中でどのように感じられているか。満足感を持ってもらえるか。職員とご
利用者のコミュニケーションをしっかり取っていけば、ご利用者の考え方が分かるのではないでし
ょうか。
一歩進み、半歩下がる、引いたり、押したりの支援で生活の質を高めていくと良いのではないで
しょうか。
最後に、この研修でいろいろな施設の方と意見交換や情報交換を行ったことをぜひ自分達の施設
に持ち帰って、自分達の施設に合った形にアレンジしてご利用者の支援に役立ててもらいたいと思
っています。本日は大変お疲れ様でした。
(幹事より)
この第4分科会が全ての部分を包括しているように思っています。個別支援や生活意向やいろい
ろなサービスを含めた部分が第4分科会の内容だろうと思っています。
まあ今回様々な議論が出たと思いますが、これからも各施設どうしでいろいろな機会があれば、
連絡を取り合ってやって頂ければ良いのかなあと思います。
例えば介護職員、指導員にご利用者が相談に来た時、
「ちょっと待って。」と言うことはありませ
んか。こういう時は具体的な時間を言いましょう。例えば、
「今忙しいので5分待って下さい。
」な
ら理解できるが、ちょっと待ってなどは嫌われたなどそういう思いをされるかもしれませんので、
具体的な時間を言う方が良いと思われます。
それでは第4分科会のグループ討議を終了したいと思います。熱心なご討議ありがとうございま
した。お疲れ様でした。
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