人材確保・定着・育成の支援

平成27年度ウィリング横浜研修事業について
平成27年度ウィリング横浜の事業計画(案)は引き続き、全事業を一体化に実施
し、また指定管理者としての責任において、横浜における福祉保健従事者、活
動者に対し積極的な人材確保・定着・育成を目指すこととします。
特に研修事業と人材確保・定着支援事業はより一体的なものとし、効果的で
効率的な人材育成と人材確保に努めます。
さらに平成27年度は、社会福祉法人の地域貢献および地域福祉活動を推進
する人材の育成など、地域力を高めるための研修の充実を図ります。
よこはま福祉・保健カレッジ事業については、人材育成と参加機関の研修の
マッチングを検討するなど昨年度以上に連携講座・研修を強化し、カレッジ参
加機関同士の連携を深めることとし、研修以外の事業に関しても積極的に連携
を図ります。
研修事業
調査研究事業
よこはま福祉・保健
人材確保・
カレッジ事業
定着支援事業
人材確保・定着・育成の支援
情報提供事業
施設管理・運営
こころの相談室
(研修室利用)
(レストラン利用)
1.研修事業
研修事業に関しては、平成24年度に設定したコンセプトを継承し、より
コンセプトの具体化を行います。組織力の強化と人材定着に関しては平成25
年度から導入したキャリアパス生涯研修課程を主軸に展開します。
社会福祉法人の地域貢献活動や地域福祉活動者の支援を強化し、地域福祉の
推進をより進めるために新たに地域力カテゴリを設け、研修を強化します。
研修のカテゴリー
<主催研修>
組織力を高める→キャリアパスの構築
専門力を高める→スキルアップ
地域力を高める→施設と地域の協働、地域福祉活動者
の支援
<資格関連研修>資格取得者に対する支援を行う
※研修項目は別紙参照
(1)コンセプト「組織力の向上と地域福祉の推進」
① 組織力の向上
組織の基盤強化を行うことで、福祉保健サービスにおける質の向上を
実現できるという概念を進めるため、平成25年度から実施したキャリ
アパス研修を軸として、階層間に連動する研修を開催し、階層間のギャ
ップを埋め、個々の組織の基盤強化を目指せる研修体系を構築します。
②
地域福祉の推進
「地域協働」の考え方に基づき、事業所等が持つ福祉保健に関する技
術・知識を地域に還元するイメージや地域の社会資源活用等の考え方を
各研修に組み込むとともに、社会福祉法人の地域貢献研修および地域福
祉活動者の育成研修を強化し、新たに「地域力を高める」カテゴリを設
け実施します。
(2)研修内容
研修は、主催研修と資格関連研修に分けて開催します。
①
主催研修に関しては、引き続きキャリアパス対応研修を主軸に、
福祉人材の定着・育成に取り組みます。キャリアパス研修について
は、研修効果を高めるため、研修の趣旨・目的等について上位職員
からの理解を優先し、開催時期を26年度と逆転させ、管理者階層
から実施します。新任職員については年度当初に必要な接遇などの
基礎研修とキャリアパス研修を切り離し、基礎研修は早い時期に、
キャリアパスについては職場に慣れ、将来について考えが深まる時
期に開催します。
②
医療基礎知識セミナーについては、対象を社会福祉従事者・活動
者に限定し、内容もより従事者向けに深めた内容で開催します。
③
地域力カテゴリの研修については、地域における福祉活動支援を
担う市社協や横浜市の担当部署と協議、連携し、市社協中期計画 3-6
「地域福祉活動推進者研修」のモデルプログラム作成と実施を新規
事業とします。
小地域福祉活動従事者研修については、より多くの、幅広い層と
発表内容を共有するため、市社協で予定されている「よこはま地域
福祉フォーラム(仮称)」との一体開催を図ります。
また、関心が高まっている福祉職員のための「地域とのつながり
講座」の内容を充実させ、提供します。
④
資格関連研修では、介護支援専門員実務研修、専門・更新研修及
び障害者相談支援従事者初任者、現任研修を中心に、委託元との協
議により質の高い研修を目指します。
(3)研修関連事業
①よこはま福祉・保健カレッジ事業
よこはま福祉・保健カレッジ事業は、25年度から、連絡会の他に課
題別に検討する分科会を設置していますが、この分科会を中心に連携内
容を充実させていきます。人材育成と参加機関の研修のマッチングを検
討するなど昨年度以上に連携講座・研修を強化し、カレッジ参加機関同
士の連携を深めるとともに、研修以外の事業に関しても積極的に連携を
図ります。
②ハマ・キャリ・ネットの稼働
ウィリング横浜が進める研修情報システムとして、ハマ・キャリ・ネ
ットの稼働を行います。既に研修情報としてWEB上では研修案内の公
開をしていますが、26 年度に試行したネット上での受講申し込みをさら
に充実させ、より参加しやすい研修環境の構築を目指します。
研修科目選考理由
平成27年度研修科目
①平成25年度受講者のアンケートを基に、特に回答項目4を多く選択し
た科目は継続することとした。ただし、前年度と同じ内容のものではなく、
より質の高い研修を目指し提供することとする。
②キャリアパス生涯研修課程は開催時期を改善し、引き続き全階層で実施
する。
③アンケートや施設訪問で得たニーズに合わせた研修を選択する。
④地域福祉関連、地域開催が可能な研修を多く採用する。