連結2次元変位計

SAKATA DENKI
連結2次元変位計
坂田電機株式会社
営業部
坂田電機株式会社
〒202-0022 東京都西東京市柳沢2-17-20
TEL: 0424-64-3711 Fax: 0424-64-3773
http://www.sakatadenki.co.jp/
E-Mail: [email protected]
URL: http://www.sakatadenki.co.jp
2011.11-N0002
Fields of Applications
Outline
沈下・隆起と水平変位を同時に測定!
連結2次元変位計は、近接工事やシールドトンネル掘削時において近接する既設構
造物(共同溝、トンネル、建物、地盤など)や軌道の沈下・隆起と水平方向の移動を同
時に測定する計測器です。
特 徴
鉛直変位
◆センサ間はワイヤで接続されるため、長スパンにわたる計測が可
能です。
◆検出部に差動トランスを使用しており、高精度、高耐久性、長期安
定性を実現しています。
水平変位
利用分野
その他、道路・盛土・
護岸・堤体の変状など
軌道・路盤・
枕木の変状
共同溝・トンネル
の変状
建物・地盤
の変状
◆ワイヤで接続するため、設置が簡単です。
ケーブル
◆多数のセンサを1本のセンサケーブルで接続することも出来ます。
その場合、ケーブルが邪魔になりません。
ワイヤ
センサ
◆防滴処理を施しており、屋外設置に最適な構造となっています。
◆従来のデータ収録装置により測定するため、他の計測器と併用し
て使用できます。
測定点間距離
SW BOX
トンネルの変状計測を行った際のセンサ設置
写真です。本現場の場合、測定点間距離を5~
10m程度の範囲で設置し、20台連結して測定し
ています。
◆温度変化による影響で、測定値が変化しにくい構造を実現しました。
◆検出部が小型であるため、設置後邪魔になりません。
軌道計測を行った例です。
5m間隔に設置し、10m弦の
通りと高低狂いを測定して
います。
検出部原理図
Principle
測定原理
測定点が変位を受けると隣接する検出部と接続されたワイヤ-が引張られ、変位に応じた角
度変化が差動トランスに伝えられます。各検出部の差動トランスにより測定された角度変化を
累積することで、各地点の変位量が求まります。
特に、鉛直方向については、傾斜を測定することで精度をさらに向上させています。
ワイヤ
鉛直方向の検出
θ
接続ロッド
検出部
接続ロッド
検出部写真
差動トランス
測定点間距離 ~5m
水平方向の検出
接続ロッド
ワイヤー
固定部
θ
沈下
3台目
仕様
寸法
高さ 60×幅 50×奥行き 100 mm(調整機構・突起部含まず)
測定点間(支点間)距離
~5 m
測定範囲
±50 mm
測定精度
0.5 mm
測定データ例
鉛直変位と水平変位の測定結果
区間変位の偏差[mm]
2台目
Measured Data
1台目
Specification
差動トランス
θ2
θ1
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
-0.2
-0.4
-0.6
-0.8
-1.0
鉛直変位
鉛直変位
鉛直変位
水平変位
水平変位
水平変位
0
1
2
3
4
5
6
測定点位置
7
8
9
10
1回目
2回目
3回目
1回目
2回目
3回目