私学九条の会・東京 ニュース NO.37 2015.9.30 私学九条の会・東京 千代田区二番町 12-1 連絡先 全 国 教 育 文 化 会 館 5 F東 京 私 教連内 ℡ 03-3230-4091 平和主義・立憲主義の破壊、民主主義の否定 憲法違反の戦争法案強行採決に抗議! 「民主主義って何だ?」 「これだ!」 8月30日、12万人の人たちが国会 を包囲し、 「戦争反対」 「憲法守れ」 「安倍はやめろ」と声を合わせて叫 びました。同様の行動は全国100 0カ所以上でいっせいにとりくま れ、国会騒然・列島騒然の状況をつ くりだしました。大学生や高校生、 若いママ・パパから中高年まで、世 代も党派も超えた巨大な運動が、安 倍政権を追いつめました。 9月19日未明、参議 院本会議で戦争法案が強 行採決されました。国会 周辺に集まっていたシー ルズなど若者たちは、 「選 挙に行こうよ」「安倍や めろ」とコールし続けま した。 -1- 9・23さようなら原発、さようなら 戦争全国集会 中村由博 暗雲を吹き飛ばす見事な秋晴れの下に代 々木公園で開かれた「9・23さようなら原 発さようなら戦争全国集会」に参加した。 代々木公園に入ると日本全国で反原発・反 戦争法その他の運動を支えている人々が出 しているブースが並び、行き交う人々の目 を引いた。会場のA・Bステージで行なわれ ていたリレートーク及びトークセッション が終わり、13:30から野外音楽堂で全国集 会が始まった。 呼びかけ人の大江健三郎さんは「『さよう ならとは優しい言葉であり、切実な言葉で ある』と切り出して本当に原発を完全に終 わらせるのが我々の仕事。原発を失くそう とする意志・この時代の若い人がこの感情 の展開を心から願う。若い人が発する短い 言葉に深い思いがある。」と語り、弁護士の 河合弘之さんは「脱原発は ○原発を再稼 働させない・遅らせる。 ○訴訟・集会・ デモ・・・。 ○選挙で原発推進者を落選 させる。この3つで毎日闘うことで原発を失 くせる。」と訴えた。韓国から来たカトリッ ク平和のための福島訪問ツアーの代表者か ら「釜山で反原発の闘いをしている。フク シマで被害を受けた人たちと交流し たい。原発は東アジア全体の問題だ。 日本語を習ってみんなと一緒に運動 したい。」(同時通訳)と力強く発言 し、韓国で集めた「さようなら原発」 の署名を手渡した。この署名で目標 の1千万署名に大きく近づき、海外 からの連帯の挨拶と宝物の署名に僕 は大いに勇気づけられた。 沖縄一坪反戦地主会の木村辰彦さ んは「沖縄県民は米軍基地の門前で 座り込み、また海でも命がけで闘っ た!辺野古を止めれば戦争法を止め ることができる。」と述べた。 安保法制に反対しているSEALDsのメン -2- バー奥田愛基さんから「いまこそ戦争反 対!憲法守れ!と云わなくてはならない! そして世代を超えてアベを倒そう!」と若 者らしい迫力のある訴えに会場から大きな 拍手が沸いた。若者たちに希望を抱き、期 待している各世代からの熱い連帯感が拍手 として現われていた。 その他、フクシマの被災者・川内原発増 設反対をしている地元鹿児島からの報告と 熱いスピーチに、会場に詰めかけた約25 000名の人々の心は動かされた。 最後の主催者を代表してルポライターの 鎌田慧さんが「私たちは屈辱の中で生きて いる。憲法をつぶしていることは最大の侮 辱だ。憲法が希望だった。この憲法を取り 戻すのが私たちの仕事だ。安保法制は違憲 で廃案にしなくてはならない。アベはなら ず者内閣である。しかし、我々は合法的な 戦いをしていく!そして敵よりも長く生き 抜く」と決意を語り、この大集会を締めく くった。 集会後、僕は渋谷コースのデモに入り、 渋谷駅周辺繁華街にいる人々に対して「さ ようなら原発さようなら戦争」を大きくコ ールした。 (元文教大付属中高) 資 料 声 明 9月19日、政府・与党は強行採決に次ぐ強行採決を重ね、日本を海外で戦争する 国にする憲法違反の戦争法を成立させた。私たちは満身の怒りを込めて抗議する。一 内閣の恣意的な憲法解釈の180度の転換よる戦争法は、それ自体、違憲・無効であ り、立憲主義の大原則を否定するもので、断じて認めることはできない。私たちは、 戦争法のすみやかな廃止を実現するため全力を尽くし、戦争法の発動を許さない世論 と運動を発展させる。 「安倍の暴走」は同時に、沖縄での辺野古新基地建設や原発再稼働、教育の国家統 制と歴史認識の歪曲、秘密保護法体制と個人情報の国家管理、消費税の引き上げとT PP、女性の人権軽視と労働者の使い捨てなど、あらゆる分野で進められている。私 たちの運動は、まさにこれらと闘う人びととの共同・協力による「総がかり行動」で もある。 この一年余、「戦争法案絶対反対」「9条壊すな」の声は全国津々浦々にひろがり、 老若男女がこぞって行動し手を結ぶ歴史的なうねりとなってきた。最高裁長官や内閣 法制局長官の職にあった人びとをはじめ、学者、法律家、宗教者、芸能人などを含む あらゆる分野で「戦争法案廃案」の声が湧きあがり、大学生や高校生、若い母親たち の主体的な行動とも響きあい、違いを超えた広範な共同行動が生み出された。私たち 「総がかり行動実行委員会」は、このような運動の発展に一定の役割を果たすことが できたことを誇りに思う。 この間、全国数千か所での人びとの行動を背景にして国会正門前を連日埋めつくし、 国会を何度も包囲した人びとの波は、暴走する政府・与党に立ちふさがる巨大な壁と なり、政府・与党を大きく揺さぶり、窮地に追い込んだ。この広範な人びとの声と行 動こそが、民主・共産・社民・生活の連携を支え、野党の闘いを強めるという画期的 な状況をつくりだした。ここに示された無数の人びとの意思と行動は、決してこれで 終わることはない。このエネルギーは、必ず戦争法の発動にストップをかけ、戦争法 を廃止する力となろう。私たちは、この人びとの力を信じ、希望として、前進する。 全世界の人びとの生命のために、平和のために、憲法を生かすために。 2015年9月19日 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会 -3- 「私学九条の会・東京」第34回憲法学習会 戦争法案とのたたかいと これからの政治展望 講師 五十嵐 仁さん (元法政大学教授) 国会の審議、採決を通じて何が明らかになったか 戦争法案とのたたかいで何が明らかになったか これからの政治変革に向けてのたたかいは 職場で、地域で 18歳選挙権、主権者教育を と き 10月15日(木)6時30分~ ところ 全国教育文化会館B1会議室 主 催 「私学九条の会・東京」 連絡先 参加費 500円 503-3230-4091(東京私教連) <2015年1月以降に賛同金を寄せられた方々>順不同、敬称略 6月末現在 中出律 三木ひろ子 飯田和代 田沼弘子 西村彩子 小野博司 小熊譲 長嶋剛一 小野田明理子 望月儀夫 寺島芳江 伊豆明夫 浦野孝弘 三上玲子 市川幸子 林健一 伊藤幸世 高橋正美 佐々木美鈴 浅野義生 吉田守 久保勝彦 沖村民雄 鴨志田勇 葛巻真希雄 西惇 野口信治 青木英二 北川資人 梶原清子 増島高敬 小塚恒夫 石橋昭雄 松浦麻紀子 宮下幸雄 内藤利治 奥住テイ子 内藤ます子 大崎好子 矢野弘美 倉本守 北村篤生 松林嘩子 小池のり子 國井博 中森有里 柳田季夫 坂本史代 内野明和、岩上照司、坂下浩一、平野康弘、板橋圭子、須藤將裕、児玉廉行、 西尾直子、土井美砂子、泉川明子、古宿敦子、武俣迪夫、藤田澄子、須恵剣、佐藤順子、 大久保雄二郎 この会は、皆さんから寄せられた賛同金で運営されています。 年一回の賛同金に、ご協力をよろしくお願いいたします 一口1000円 郵便振替口座00120-9-372388 -4- 加入者名:私学九条の会・東京 -5-
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