11号 (2015.4.30) パート・臨時・派遣・ヘルパーの仲間は手をつなごう! 全労連・非正規センターニュース 発行: 全労連 ℡ 03-5842-5611 東京都文京区湯島 2-4-4 E メール [email protected] 4.10 大日本印刷本社を 600 人で包囲デモ 4月10 日(金)MIC 争議支援総行動が実施され、午前中は3 企業に対する要請行動、午後は2 企業へ の社前行動が行われました。 昼休みには、今年で4 回目となる大日本印刷本社包囲デモが、昨年と同じ600 人を超える参加で行な われました。今年のデモは、参加組織数も増え、旗やのぼりも数 も過去最高で、華やかで大日本印刷で働く労働者や周辺の商店街 の皆さんにアピール力が大きいデモとして成功させることがで きました。 デモを前に意思統一集会では、主催者を代表し、MIC・新崎盛 吾議長(新聞労連委員長・DNP争議を勝たせる会代表幹事)が挨 拶し、全印総連・是村高市委員長が産別を代表してデモ参加のお 礼とこのデモの意義を紹介しました。次に、新宿区労連・屋代眞 事務局長から連帯の挨拶がありました。 デモの第1 グループは、MIC・新崎議長、全印総連・是村委員長、新宿区労連・矢ヶ部議長と当該の橋 場さんを先頭にMIC の仲間である、出版、新聞、民放、映演共闘、映演労連、音楽、電算、広告と続き、全労連 や東京地評の各単産、新宿区労連をはじめとする地域労連、争議団と続きました。第2 グループは全印 総連で編成しました。 牛込箪笥区民センターを出発したデモ隊は、争議の内容や大企業である大日本印刷の社会的責任を訴 えながら商店街を進み、中学校前では、デモは日本国憲法により保障された行動であることを紹介し、 大日本印刷本社前では「大日本印刷は中小業者の営業を守れ!」「大日本印刷は法律を守れー!」「争 議を早期に解決せよ!」「橋場さんを職場にもどせ!」とともに、「労働法制の改悪をするな!」「消 費税増税反対」など、労働者や国民的課題もコールして行動を終えました。 デモ終了後、争議の早期解決を求める要請書を手渡しました。 3 月25 日にさいたま地裁から出された不当判決は、直ちに控訴を決め、闘いの場は東京高裁へとなりま す。今回のデモの成功は、勝利解決に向けて、運動で跳ね返す大きな、大きな一歩です。引き続き争議 の勝利に向けて、より一層のご支援とご協力をお願いします。 「DNPファイン解雇・偽装請負争議を勝たせる会」 民放労連テレビ朝日労組 (2015/4/13)より転載 派遣料金を増額で処遇改善を実現 民放労連は、放送局構内で働く非正規労働者の待遇改善に積極的に取り組んでおり、15春闘でも各 組合で構内労働者の待遇改善に向けた要求を掲げています。4月10日現在、慰労金や祝い金などの名 目で現金やクオカードの支給、食堂の無料開放など、26組合が待遇改善に向けた回答を引き出してい ます。15春闘で今回特に大きく前進した回答を引き出したのが、多くの構内スタッフ(構内非正規労 働者)を抱えるテレビ朝日労働組合です。 テレビ朝日労組の今春闘での構内スタッフの待遇改善要求に対し、会社側から「番組制作現場の労働 条件改善のために、派遣スタッフの派遣料を増額する」との回答があり、組合が回答の真意を質したと ころ、「派遣スタッフの派遣料増額については、制作現場の派遣スタッフ 680 人が対象。派遣元にはあ らためて、引上げの意図をくみとり、本人に行き渡るように要請していく」と会社側が答えました。 テレビ朝日労組は、「同じ番組制作をしながら、同じVTRを作りながら、社員と構内スタッフでは、 極めて大きな賃金格差がある中で、我々にも申し訳ない気持ちがあった。改善することに踏み切ること については、他局に先駆ける大きな報いだ。この判断については称賛したい」と、非常に高く評価して います。構内スタッフに関する組合の要求について、以前から「構内スタッフの待遇改善こそ、今後の テレビ局の運営に必要不可欠」と会社側に繰り返し説いてきたことが、今回の回答につながりました。 今回のテレビ朝日労組での取り組みと成果を民放労連内に広め、今後も引き続き待遇改善に向けた取 り組みを強化・拡大してきます。 兵庫労連 1000円勝ち取り賃上げを!最賃決起集会を開く 最賃引き上げは世界の流れ 兵庫労連は4月15日、全労連の井上事務局長を 迎え、最賃決起集会を開催しました。 井上氏は安倍暴走政治が進む中、格差・貧困が広 がり春闘では前年並みの低額回答であると分析。賃 金の底上げが重要で、最賃を大幅に引き上げること が自分たちの賃上げにもつながる事を強調しまし た。 最賃の引き上げは格差・貧困をなくす政策として 東南アジアやアメリカで大幅に引き上がっており、 世界の流れになっている。一方日本では 1000 円に程 遠い状況で、地域格差も広がっている。1000 円を目指すと同時に全国一律制度を実現しようと、今年か ら始まった全国一律署名も広げ大闘争にしようと提起しました。同時に、最賃引き上げには地域活性化 が不可欠として公契約や中小企業支援の取り組みも大いに奮闘しようと呼びかけました。 一斉宣伝・座り込み行動を成功させよう 具体的な行動提起をした兵庫労連北島事務局長は最賃 1000 円と全国一律署名の二つの署名を 1 組合員 2 筆を目標にする。中小企業支援署名も業者団体と対話しながら進めようと訴えました。6 月 15 日の一 斉街頭宣伝や 7 月 2 日の労働局前座り込み行動など、今年新たな目に見える行動も提起しながら、「最 賃 1000 円が実現した時、あの時取り組んだから実現したんだ」と思える今年の取り組みにしようと語り ました。 奮闘を決意! 決意表明は 5 組織ありました。 国家公務員も地域格差が広がっている。全国一律最賃は公務員にも影響がある。宣伝行動を続けたい。 (国公・大森さん) 春闘の闘いに続き最賃署名の目標達成に向け取り組みを強める。 (自治労連・一ノ瀬さん) 郵政の職場では最賃が直接賃金に連動する。最賃引き上げは社会をよくするもの、頑張る。 (郵政ユニ オン・成山さん) 署名の目標は 4000 筆にした。加盟組織に直接訴えながら目標を持って取り組む。(尼崎労連・華広さん) 介護福祉士の国家資格を持っていても時給にすれば 1000 円くらい。非正規雇用だともっと少ない。最賃 引き上げに奮闘する。 (医労連・門さん) 今回の決起集会では、最賃闘争は安倍暴走政治の中、貧困と格差をなくす闘いでもあると同時に自分 たちの賃金の問題でもあることが改めて分かり、参加者はたたかう決意を固め会いました。 参加者は 63 名でした。 クリアファイルを作成 最賃署名を拡げよう 兵庫労連は署名の取り組みの手助けにクリアファイルを 4000 枚作成しました。透明なので仕事にも 使えます。ご利用ください。 兵庫労連「最賃ニュース」 No1 (2015/4/17) 埼労連 4.16労働法制改悪反対・最低賃金を1000円に浦和駅宣伝行動 4月16日(木)午後5時半から浦和駅西口で埼労連と労働法制埼玉連絡会は、「残業代ゼロ制度などの労働 基準法改悪反対」「労働者を使い捨てにする労働者派遣法改悪 反対」「人間らしく生き暮らせるための最低賃金を千円以上に しよう」と署名も呼びかけ宣伝を行いました。14団体33人の参 加があり、チラシ・ティッシュを約1200個配布しました。 この日の宣伝は、「4・15ファストフードグローバルアクショ ン」アメリカ発の国際キャンペーンへの連帯行動としても取り 組んでいます。 現在、アメリカ国内では、低賃金・不安定雇用の象徴的労働で ある「ファストフード労働者」がストライキで立ち上がり、最 賃15ドル/時と労働組合の結成・承認を求める行動を起こし、注 目を集めています。 午後6時半から青年委員会が、「ブラック企業をなくそう」と 呼びかけ宣伝を行いました。この日は、浦和駅での一時間半に わたっての宣伝行動となりました 埼労連会「INFORMATION埼労連」No211 (2015/4/17)より転載 大阪 大阪労働局が最賃審議員立候補者の面接を実施! 大阪労働局は大阪府最低賃金審議会の労働者委員への立候補者について、初めて面談を行いました。大 阪労連から立候補している6名全員が面談を受け、労働現場の実態と最賃引上げにかける思いを訴えまし た。 面談は4月13日から始まり、1名1時間程度をかけて行われました。内容を一部紹介します。 Q 推薦組織として非正規労働者の組織率はどれくらいか? A 推薦団体である生協労連や全国一般、福祉保育労ではパートやアルバイトなどの非正規労働 者の組織率が半数近くを占めている。 Q 最低賃金は大阪府の全ての労働者に影響する。労働組合に入っていない労働者が多数いる中 で、どれくらいの未組織労働者の声を聞き、実態を把握しているか? A 地域労連や地域労組など、未組織労働者が困ったときに話を聞き、アドバイスを行い、とも に闘う仲間として運動を進めている。 Q 現時点で労働者委員を占めている連合と共同した取り組みができるか? A 地域路式では共闘の立場で運動しているところもある。 Q 推薦組織として、 「こういう組織だから委員に任命してもらいたい」というところはあるか? A 中小企業労働者や、介護・福祉関係の労働者としては大阪労連の組織率は非常に高い。最賃 引上げとともに中小企業への支援も訴えている。 *立候補者各々が、各組織で集約している労働者の実態を伝える資料を持って面談に臨み ました。賃金課からも最賃に張り付いている労働者の年齢や性別などが分かる資料が欲し いと希望があり、積極的に情報提供していくことが重要だと感じました。 本来ならやって当たり前の面談ですが、これまで面談すら行われていなかったことを考えると一歩前 進です。労働者委員の任命権者は労働局長です。この面談の結果をしっかりと伝え、労働者委員の選考 基準に反映させてもらいたいと訴えました。 大阪労連「2015年度最低賃金闘争ニュース」No4(2015/4/24)より転載 第23回非正規ではたらくなかまの全国交流集会 in OSAKA (6/13-14) にみんなで参加しよう! 現地、大阪労連女性部は100人、大阪労連全体で500人の参加目標で奮闘しています。分科会では、「ブ ラック企業・ブラックバイトから身を守る」「介護保険『改正』にどう立ち向かうか」「なくそう!『女 性の貧困』」など様々な企画が目白押し。全国からも多数の参加で非正規ではたらくなかまの全国交流 集会 in OSAKAを成功させよう! 申込はお早めに!!宿泊申し込みは5/22まで、参加申し込みは5/29までです。
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