平成 27 年 4 月 22 日当麻小学校特別支援教育だより No.1 現在の「特別支援教育」とは当麻小学校五十嵐欣也「できる」「わかる」は，子どもが伸びるためのとても大きなキーワードです。学年や個性に関係なく，「できた！」「わかった！」は，次の活動や学習への大きな力になります。私が教員になった頃の「特殊学級」は，他の学級から隔離されたような，残念ながらとても暗いイメージがありました。現在学校で行われている「特別支援教育（学級）」はその頃の「特学」とは全く違うものです。障がいの有無に関わらず，どの子に対してもできる限りその子にあった指導をしていこうというのが「特別支援教育」の原点です。子どもの特性や個性に合わせ，教材や指導の仕方を工夫します。必要に応じて極小規模人数（時には 1 対１）で学習することもあります。そうすることで集中力も増し，「できた！」「わかった！」がとても多くなることが少なくないのです。子どもの進路や将来について，保護者と一緒に考えることもあります。そして，何より，当麻小学校の中に差別や蔑視は決してありません。どの子にも大きく伸びる力があり，どの子にも大きな可能性があります。学校としては，全ての保護者の皆様に特別支援教育への確かなご理解をお願いしたいのです。当麻小学校ではつくし（知的），たんぽぽ（情緒），どんぐり（言語），たけのこ（肢体）ひまわり（病弱）の５学級があり，今年度は合わせて１２名の在籍児童，１０名の担当教員体制でスタートしました。特別支援学級に在籍する児童は個の実態に応じ，教科によっては在籍学級で学習しますが，基本的に通常学級で学校生活を送ります。子どものつまづきや困り感に気付き，寄り添う支援特別支援学級の児童，通常学級に在籍する児童も個別の対応（特別支援学級， TT 指導，放課後支援など）を行っています。学校生活の中で，子ども同士の学び合いを大切にします。（みんなと学ぶ）障がいの有無に関わらず，個別のニーズに応じた支援をしていきます。～お気軽に相談して下さい～ご入学・進級おめでとうございます！皆さんこれから始まる学校生活への期待に胸を膨らませていることでしょう。期待とともに，もしかしたら不安を感じることもあるかもしれません。お子さんの様子について，何か気になることなどありましたら，ぜひ学級担任や特別支援担当者に相談して頂ければと思います。些細なことでもお気軽に相談して頂ければ，気になることがスッキリするかもしれません。ご相談はお気軽にどうぞ！