山を乗り越え、大きく伸びる

大野田小学校だより
武蔵野市立大野田小学校
平成 27 年度
No.4
7月号
根は深く 幹は太く 未来へ伸びる大野田
http://www.musashino-city.ed.jp/~gakkou007/
山を乗り越え、大きく伸びる
副校長
植松
修二
6月は、4年プレセカンドスクール、6年日光移動教室がありま
した。むらさきいぶき合同宿泊学習も 7 月2日まで行われます。残
念ながら欠席等があり、全員がすべて参加というわけにはいきませ
んでしたが、大きな事故はなく、行うことができました。
友達と宿泊することは、多くの子供たちにとって大きな喜びです。
自分たちで生活する素晴らしさを感じ、自立への一歩となることで
しょう。私のこれまでの経験でも、小学校一番の思い出に宿泊行事
をあげる子供たちは多くいました。それほど印象の強い大変素敵な
4年プレセカンド 富士宝永第2火口
経験と思います。
しかし、中には葛藤を抱えていた子供もいたと思います。家族のもとを離れるさみしさ、友達関係、
自分のペースではなく周りに合わせること等、それぞれストレスを感じることもあったと思います。も
しかしたら心の中で「つらかったな。」と思っている人もいるかもしれません。ただ、こうした経験も大
切ではないかと私は思います。もちろん学校としては最大限、そのようなことは起きないように配慮す
るのは当然のことですが、一人の人間としては「山を乗り越える経験も大切である。」と思います。
人生、うまくいくときばかりではありません。むしろうまくいかないことの方が多いかもしれません。
だからこそ苦しい時でも、粘り強く取り組んで先に進むことが必要です。苦しいことを周りの責任にせ
ず、自分の力で乗り越えるたくましさを身に付けてほしいと思います。
宿泊行事に向けて事前学習によく取り組み、本番でも、グループ、学級、学年全体のことを考えて行
動することは言葉で言うほど簡単なものではありません。だからこそ、そこに向けて努力したことは、
大きな価値があります。結果がどうであろうと、教師はそこに充実感をもたせるように大きく評価し、
山を乗り越えた素晴らしさを感じさせる必要があります。それができたとき、子供たちはさらに大きく
伸びると信じています。
◆いよいよ学期末です。学校でも学習のまとめにしっかり取り組んでいきます。また、今年は 7 月 17 日
に終業式ですので、少し長い夏休みがあります。
「山を乗り越える」経験があると充実したものとなるの
ではないでしょうか。計画的を立てて、安全に楽しく過ごせることを願っています。◆
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生活目標「ことばづかいに気をつけよう」
保健目標「こころの健康について考えよう」
やさしく声をかけ合い、相手や場に応じた言葉遣
いができるようになることを目指します。毎年この
時期に校内で「ことばづかいキャンペーン」を行っ
ています。具体的な場面を想定し、どのような言葉
かけをすると相手が傷つくのか、どのような言葉か
けをすると相手が気持よくなれるのか、各学級で話
し合い、誰もが気持ちよく過ごせる学校生活を目指
します。
身体的な症状は、自分でも気付かない心のメッ
セージであることが多くあります。人間は、環境
の変化や何かの刺激(ストレッサー)によって、
体や心がいつもと違う状態になります。
年齢とともに心は発達すること、心と体は互い
に影響しあうこと、不安や悩みの対処の仕方には
いろいろな方法があることなど、「こころの健康」
について考えます。
学習と生活のスキル
生活指導部
村上
孝志
7月の学習ルールの重点目標は、
「指名されたら必ず『はい』と返事をしてから発言する。」です。あいさつや
返事はコミュニケーションの第一歩ですが、元気よく『はい』と返事をすることは、それだけで相手に良い印象
を与えることができます。指名されたときの返事は自分の集中力を高めたり、周りにこれから自分が話すことを
意識させたりすることにもなります。生活スキルの重点は「だれにでも元気にあいさつをする。 校舎内では目
上の人に止まって会釈をする。」です。ご家庭の協力も得ながら、着実に身に付くよう進めていきます。