農 業者の タイプに 応じた 適切な説 明と 何 度も足 を運ぶ熱 意ある 推進活動 鹿児島県 喜界町農業委員会 対 象 者 に 通 常 加 入 を 勧 め る か 、政 策 支 援 加 入 を 勧 め る か を 検 討 す る が 、農 業 者 に 一 番 有 利 に な る 年 金 加 入 と な る よ う 心 が け て い ま す 。( 例 え ば 政 策 支 援 加 入 が 可 能 で あ っ て も 、所 得の多い農業者には通常加入の方が良い場合もある等) 説 明 し て す ぐ 加 入 す る こ と は ほ と ん ど な い の で 、3 年 位 腰 を据えてねばり強く推進することを心がけています。 ○ 地域農業の特徴 喜界町は鹿児島市から南へ、海を隔てて380km先の奄美大島の東方洋上に 位置する隆起珊瑚礁の島で、総面積59.94平方メートルの40%に当たる2, 280haが耕地面積で、平坦地が多く、農耕地に恵まれています。 平成15年度に完成した国営かんがい排水事業(地下ダム)、畑地帯総合整備 事業等により生産条件整備を積極的に進め、農業振興を図っています。 作物はサトウキビを中心に、肉用牛やゴマ、ビニールハウス・防風防潮平張施 設を使用した小ギク、スプレーギク、トマト等との複合経営で、収益性の高い農 業が行われています。 また、亜熱帯性の有利な気候をいかし、タンカンやマンゴー、パッションフル ーツ等も栽培されています。 ○ 1 加入推進活動 JAとの合同会議(5月) 台風の災害の影響で平成24年度は5月のみでしたが、例年は5月、10月と 2回開催しています。 2 対象者リストの作成 認定農業者(145経営体)を中心に作成している対象者名簿の中から、農業 者の状況(最近結婚した、子供が独立した等)を熟知するJAと緊密な連携のも と、推進対象者リストを作成し活動。また受給者会の総会でも説明し制度の理解 促進に努めています。 3 研修会の開催 農業委員に対しては6月、認定農 業者等が集まる会合で2月にPR を行いました。 4 推進に当たってのポイント 対象者に通常加入を勧めるか、政 策支援加入を勧めるかを検討する が、農業者に一番有利になる年金加 入となるよう心がけています。(例 えば政策支援加入が可能であって も、所得の多い農業者には通常加入 の方が良い場合もある等) 事務局窓口での制度説明 -1- 5 戸別訪問について ① 制度の内容を正確に伝え、理解してもらうようにする。政策支援加入者には 経営継承が必要等、相手の経営内容や家庭の状況なども考慮し、相手に応じた 推進を実施します。(対象者に応じた試算表を用意し説明) ② 説明してすぐ加入することはほとんどないので、3年位腰を据えてねばり強 く推進することを心がけています。また、タイミングを逃さぬよう加入意思が あった場合は、加入申込書や付加年金の届出書を持参して、記入・作成まで行 います。 ③ 加入後も、農業者の人生設計に応じた通常保険料の変更、政策支援加入区分 の変更など、農業者が不利な状況にならないよう、手続きには万全を期してい ます。 ○ 加入推進活動の結果と今後の取り組みについて 喜界町では、「10万人早期突破・新規加入者底上げ3カ年計画」において、 毎年3名ずつの加入目標の割当があったが、すべての年度で目標達成しました。 平成22年度 平成23年度 平成24年度 計 割当目標 3人 3人 3人 9人 確保実績 3人 4人 3人(うち女性1人) 10人(達成率111%) このような成績をあげた要因は、農業委員やJAの関係者に農業者年金の重要 性を認識させ、緊密な連携のもとに関係者一体となって活動ができていること。 また、農業者年金の加入資格を持つ全ての農家に対し、農業者年金(新制度)に 関する情報を正確に伝達し、正しい理解を得ていだだくこと。特に加入に際して は年金を受給する際の説明まで理解してもらった上での加入を心がけたことで す。 平成25年度以降も上記の方針 を基本に、「加入者累計13万人に 向けた前期3カ年運動」の目標達成 に向けて取り組んでおります。特に 今後は女性農業者の加入推進に力 を入れることとしています。 年金受給者会総会にて会員にパンフレット 配布依頼 -2-
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