豊かな明日を支える 創造的ハイブリッド・ケミストリー

豊かな明日を支える
創造的ハイブリッド・ケミストリー
住友化学は、石油化学、エネルギー・機能材料、情報電子化学、健康・農業関連事業、医薬品といった幅広い分野の
製品を提供する化学メーカーです。長年をかけて、幅広い分野で培ってきたコア技術や社外の技術を融合させるこ
とにより、革新的な製品や技術を生み出す創造的ハイブリッド・ケミストリーの実現を目指しています。
さらに、2013 年度より開始した新たな中期経営計画では、次の 100 年間も発展を続けていくために、2015 年
“Change and Innovation”というスローガンの
度までの 3 年間を強固な経営基盤づくりの期間と位置付け、
もと、事業構造、事業分野ならびに企業風土の 3 つの領域において思い切った変革を推し進め、収益性を抜本的に
改善するとともに、事業環境の変化に対する抵抗力 ―“resilience”― を大幅に強化してまいります。
100 周年ロゴについて
表紙のイラストについて
別子銅山
当社は今年、1915 年の営業開始から 100 周年を迎えます。
表紙のイラスト「 探求の先にある かつてない世界へ 」は、当社 100
東京本社
年の歴史を糧に、次なる挑戦・成長に向けた船出への決意を込めてデ
大阪本社
ザインいたしました。船の上には当社のルーツである別子銅山をは
じめ、当社にまつわる様々な施設が乗っており、コーポレートステー
トメントにある「 世界中の人々に信頼と感動の輪を 」広げていく企
業でありたいという姿勢を表現しています。これからも、人類社会が
抱える課題を化学の力で解決し、この船のように明るい未来を力強
く切り開いていきたいと思います。
住化ファーム
ペトロ・ラービグ
当社の 100 年に及ぶ「 歴史 」
「 技術力 」「 信頼 」を、化
学会社らしくベンゼン環で表現しました。数字の 1 に
はアクセントとしてドットを付けて柔らかさと動きを
筑波研究所
出し、色はコーポレートカラーである赤(スミカレッ
ド)を使用しました。
Overview
目次
2
Overview
2
23
事業活動を通じて人類社会の
発展に貢献します。
Management Strategy
14
株主、顧客、取引先の皆様へ
16
社長インタビュー
Our Operations
24
部門別概況
26
石油化学
28
エネルギー・機能材料
30
情報電子化学
32
健康・農業関連事業
34
医薬品
38
研究開発
40
知的財産
CSR & Governance
42
企業の社会的責任(CSR)
49
役員一覧
51
コーポレート・ガバナンス
55
事業等のリスク
58
コンプライアンス
Financial Section
62
10 年間の要約データ
64
部門別財務ハイライト
66
財務ハイライト
76
連結財務諸表
78
会社・投資家情報
Financial Section
技術を基盤とした新しい価値の
創造に常に挑戦します。
61
2013 ∼ 2015 年度 中期経営計画
CSR & Governance
経営理念
12
Our Operations
41
2014 年度ハイライト
Management Strategy
13
100 周年記念特集
10
活力にあふれ社会から信頼される
企業風土を醸成します。
見通しに関する注意事項
住友化学は、株主・投資家を中心とした幅広いステークホルダーの皆様に当社の経営および企
本アニュアルレポートに記載されている住友化学の現在の計画、 戦略、 業績予想な
業活動を知っていただくため、事業の強みや戦略、業績報告に加え、コーポレート・ガバナンス体
どの、 既存の事実ではない内容は、 将来に関する見通しであり、 リスクや不確定要因
制や環境・社会への取り組みなど、非財務情報と財務情報を総合的にまとめたレポートを発行し
を含んでいます。
ました。
実績がこれらの内容と乖離する要因となりうるものとして、 住友化学の事業領域を
本レポートが、株主・投資家を中心とした幅広いステークホルダーの皆様とのコミュニケーショ
取り巻く経済情勢、 市場における住友化学の製品に対する需要動向や競争激化による
ンツールとして、当社へのご理解の一助となれば幸いです。
価格下落圧力、 厳しい競争市場において住友化学が引き続き顧客に受け入れられる製
今後も事業活動を通じ社会の持続可能な発展に貢献することで、持続的な成長の達成と企業価値
品を提供できる能力、 為替レートの変動などがあります。 ただし、 要因はこれらに限
の向上に取り組んでまいります。
定されるものだけではありません。
Sumitomo Chemical Company, Limited
Annual Report 2015
Corporate Data
編集方針
1