651KB - 太平洋セメント

マネジメント
環境への取り組み
社会との取り組み
コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ガバナンスの強化は、企業価値を高め、株主の皆様をはじめ、
すべてのステークホルダーに対する責任を果たすために不可欠です。
信頼される企業として、さらなる経営の健全性確保に取り組んでいきます。
太平洋セメントグループの経営体制
▶
ています。なお、監査役室を設置し、室長以下 3 名の
G4-34, 35, 38, 39, 40, 44, 45, 46, 49, 52, 53
体制で事前情報の提供など、監査役の業務を全般的に
補助しています。また、監査部を設置して内部監査を
● コーポレート・ガバナンス体制
経営機構は、取締役会と監査役会を基本としていま
実施し、改善すべき事項を明らかにした上で、社長に
す。法令および定款に基づく事項や経営の意思決定事
監査結果の報告を行い、内部監査の実効性をより高め
項は取締役会で決議します。取締役会の議長は、代表
ています。
権を持たない会長が務めています。その他の重要事項
そのほかに CSR 経営委員会を設置し、事業活動のあ
は経営会議において決定しています。また、執行役員
り方を CSR の観点から見直し、コーポレート・ガバナ
制度を導入し、法令の範囲内で経営の意思決定および
ンスの強化を図っています。
監督機能と業務執行の分離・区分に努めています。
取締役は代表取締役 2 名を含めて13 名(うち社外取
締役 2 名、いずれも独立役員)です。また、執行役員は
2014 年度は取締役会を 14 回開催し、出席率は取
締役、監査役いずれも 100%でした。2014 年度の経
営会議の開催回数は 23 回でした。
取締役兼務者 8 名を含めて22 名で構成されています。
取締役候補は、当社グループの経営理念を実現し、社
会的責任を果たすためにふさわしい資質・能力をもっ
● 役員報酬に関する事項
役員報酬は、株主総会の決議により、取締役および
た人材を、取締役会で決議の上、株主総会に上程し、
監査役の報酬限度額を決定しています。各報酬額につ
その議決をもって選任されています。
いては、取締役は取締役会の決議に、監査役は監査役
監査役は4名(うち社外監査役2名、いずれも独立役
の協議により決定しています。取締役の報酬は固定報
員)です。社外取締役は経営全般に対する監視・監督
酬と変動報酬で、社外取締役および監査役の報酬は固
を行い、社外監査役は取締役の職務執行の監査を行っ
定報酬のみで構成されています。2014 年度の取締役
の年間報酬総額は 658 百万円(対象:11 名)、監査役
の年間報酬総額は 86 百万円(対象:6 名)でした。
■コーポレート・ガバナンス体制図
株主総会
選任・解任
選任・解任
選任・解任
内部統制システム
▶
監査
監査役会
連携
会計監査人
補助
取締役会
監査役室
(経営の意思決定・監督)
監査
報告
選定・解職・監督
選任・解任
代表取締役
役付執行役員
報告
CSR
経営委員会
決裁・指示・監督
執行役員
28
「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、①業
務の効率性 ②リスク・コンプライアンス ③財務報
告の観点から内部統制システムを構築し、諸活動の充
実に取り組んでいます。2015 年 4 月 28 日取締役会
経営会議
(重要案件の審議)
本社、支店、工場、研究所
(業務執行)
G4-46
監査
TAIHEIYO CEMENT CSR REPORT 2015
監査部
※高度な専門性
などが要求され
る意思決定や業
務執行にあたっ
ては、常 任の法
律顧問をはじめ、
顧問法律事務
所 、経 営コンサ
ルタント等、専門
家のアドバイス
を受けています。
決議にて、
「会社法の一部を改正する法律」および「会
社法施行規則等の一部を改正する省令」で新たに追加
された規定等に基づき、本方針を一部改定しました。
当社は、本方針を基本に2014 年度の財務報告に関
わる内部統制は有効であるとの内部統制報告書を作成
しており、監査法人からもすべての重要な点において
適正に表示しているとの意見表明がなされています。