2015年12月注意喚起(感染性胃腸炎)

2015 年 12 月 15 日
ノロウイルス等の感染性胃腸炎の予防と感染拡大防止について(お願い)
健康推進センター
所長 灰田 宗孝
感染性胃腸炎の患者発生については、一年を通して発生はみられますが、11 月くらいから発生件数は
増加しはじめ、例年 12 月の中旬頃にピークとなる傾向があります。ノロウイルスが原因と思われる集団
発生例も見られることから、これからの時期の予防対策は、学生、教職員を問わず重要となります。特に
今季はウイルスの型が変わり、近年罹患されていなかった方も罹患する可能性があるのでご注意ください。
日常生活で予防するための注意すべき点をはじめ、以下に示す主な症状、嘔吐や汚物処理の方法などに
つきまして、各部署でご確認いただき、感染拡大の防止にご協力いただきたくお願いいたします。
【重要】 日常生活で予防するために
1.手洗い、うがいを徹底しましょう。
特に食事前、外出からの帰宅時、またトイレの後などよく手を洗いましょう。
2.まな板などの調理器具は、塩素による消毒や熱湯による消毒を行いましょう。
3.吐物や下痢便を処理する場合には、直接触れないようにし、もし触れた場合にはよく手を
洗うようにしましょう。
4.感染を疑う症状(吐き気、嘔吐、下痢、発熱など)がある場合、速やかに医療機関を受診し
てください。
感染性胃腸炎の主な症状
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱など。
感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
感染経路
経口感染 ・ノロウイルス等に汚染された食品を食べて感染します。
・ノロウイルス等が付着した手から食品などに付着し、それが口に入ることで感染します。
飛沫感染 ・吐物や下痢便が床などに飛び散り乾燥したものが風にのって舞いあがり、それを吸いこむ
ことにより感染します。
汚物(吐物等)処理の際に気をつけること
1)乾燥するとウイルスが飛散するので、できるだけ速やかに処理をしてください。
2)処理をする方は、必ずマスクと手袋を着用して汚物を処理してください。
3)雑巾、タオルなどで汚物をしっかり拭き取ってください。
4)家庭用の塩素系漂白剤を消毒用漂白剤の作り方の例を参考に消毒液を作成し、汚物が付着したと
ころを中心に広めに拭いてください。
5)汚物処理に使用したマスク、手袋、雑巾やタオル等は、まとめてビニール袋に密封し破棄して
ください。
6)処理作業後、必ず手洗いとうがいをしてください。万一、汚物が手に付着した際は洗い流して
1
ください。
7)清掃作業中はその場所を使用禁止にし、別の場所を使用するよう対応を考慮してください。
※ 嘔吐や下痢をしている学生や教職員等を見かけたら、必要に応じて健康推進室に連絡し応急対応
を依頼してください。
清掃担当場所等に準備するものの例
マスク、ビニール手袋(使い捨て)、塩素系消毒剤(ハイター、ブリーチなど)
、ビニール袋、バケツ、
雑巾(使い捨て) ペーパー など
消毒用漂白剤の作り方
消毒液の用途や濃度により作り方や効果が異なりますので、別紙の『塩素消毒の方法』を確認して消毒
液を準備してください。また、消毒用漂白剤を取り扱うときは十分に換気をしてください。
出席停止について
学校保健安全法施行規則第十八条、学校において予防すべき感染症「第三種その他の感染症」として
扱い、出席停止については同規則第十九条において「病状により学校医その他の医師において感染の
おそれがないと認めるまで」とされています。そのため、医師の指示により登校が制限された際には、
感染性胃腸炎(ノロウイルス等)を「欠席確認届」の対象としています。
ご不明な点やご相談につきましては、健康推進室へご連絡ください。
※参考
1.厚生労働省 ノロウイルスに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
2.国立感染症研究所
感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-b.html
湘南健康推進室
担当:菅原 西村 萱場
内線 2912
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