平成27年度清流園経営の基本方針 平成27年度清流園経営の基本方針は

平成27年度清流園経営の基本方針
平成27年度清流園経営の基本方針は、①利用者の安心・安全を守り、
質の高いサービスの提供 ②人材育成の推進 ③自律的経営の推進 ④地
域社会への貢献 ⑤危機管理体制の推進である。
幹部・事務職員は不確定・不安定要素を内包する障害者総合支援法等の
情報を収集し、経営面にプラス効果をもたらすよう分析を重ねる。
処遇職員は良質なサービス提供維持と報酬・指定基準に基づいた事業経
営をする。
福祉援助員・福祉支援員は就労支援事業収入(縫製、編物、軽作業、製
麺、製パン、食事等提供、受託作業)、介護給付費収入のために事業経営の
手助けをする。
広報重視とリスク分散により制度の改変に左右されない強い事業体質を
作り上げる。
(1)利用者の安心・安全を守り、質の高いサービスの提供
①就労移行支援事業は、「就職するなら清流アカデミー」として就職支援
の専門教育機関を標榜し、とくに学習指導を取り入れた就労移行支援プ
ログラムにより「学ぶことの喜び」を体感し、思考力と集中力と持続力
を養います。そして働き続けるために必要な社会適応能力(素直さ・プ
ラス発想・学び好き)を高めて、一般企業への就職とその後の地域生活
の安定を目指す。
・就職実践技術のトレーニング(パソコン講座や模擬実践講座等)
・コミュニケーションスキルのトレーニング(感声での発声練習、報・
連・相やオアシス等)
・就職活動スキルのトレーニング(求人票の探し方・見方、履歴書の書
き方、面接の受け方等)
・地域生活スキルのトレーニング(公共交通機関、行政サービス、消費
生活、警察防災等)
・毎月の企業見学
・企業実習(模擬実習も含む)
②就労継続A型事業は、雇用契約に基づき、継続的に就労することが可能
なA型雇用員を配置する。そのねらいは、A型雇用員自らが必要な知識
及び能力の向上を図ることとする。
③就労継続B型事業は、就労継続支援B型事業は、リサイクル、縫製、編
み物、製麵作業で構成される。前三者は発注先企業が主なお客様である。
製麵は地域の方々(消費者)がお客様である。就労継続支援B型事業の
成果の姿は、就労継続支援事業B型の利用顧客への支払工賃である。
A型賃金支払金額とB型工賃支払金額の乖離を少なくする。
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・対前年比110%の工賃アップ
・サービス等利用計画等による支援の見える化
・ホームページ・広報誌等による情報発信力の強化
④就労移行支援職員、就労継続支援B型職員が指定共同生活援助を兼務す
ることにより、日中活動である作業活動の様子と朝、夜の生活活動の様
子両面を知ることにより、利用者が安心・安全に施設を利用できる質の
高いサービスを提供し業務遂行できる体制とする。
また、高齢化(65歳以上8人)と障害の重度化が進んでいる現状に
適切に対応していくためには、職員の介護技術等の専門性の向上が求め
られる。このため、福祉支援員に対する専門的な研修の充実を図り、職
員育成行い、ニーズに応えられるサービスを提供していく。
⑤宿直代行者に各施設長等を経験した職員を配置することから大所高所に
助言をいただく体制とする。
⑥「めざす委員会」による施設サービス評価や施設経営委員会等での助言、
さらには満足度調査結果を踏まえての改善を推し進め、常に利用者本位
の質の高いサービスを提供する。
(2)人材育成の推進
①効果的な職員研修
他の職員を指導する能力を有する職員を、研修会や先進施設等に派遣し、
職務遂行のために必要な高度の知識及び技能等の習得により、職員全体
の専門性の向上を図る。
例 学習指導とSST(社会生活技能)と感声(発声練習)の3つの特
徴的な指導
②働きやすい職場環境づくりの推進
正規職員のみで構成する経営会議を更に充実させ職務状況(利用実績表
等を活用)を振り返り、業務遂行における改善を図ることにより職員が
相談しやすい環境づくりに努め、職員のモチベーション維持と良質なサ
ービス提供を追求する。
例 労務環境向上対策 利用実績表等の活用
(3)自律的経営の推進
①利用者日数を増やすための視点を意識する。
②利用者を集めることを常に意識する。
③就労移行支援事業
作業指導中心から学習指導へ転換することで、就労率・利用率のアップ
を図る有期限プログラムを導入する。
④就労継続A型事業
雇用契約に基づき、継続的に就労することが可能なA型雇用員を配置す
る。
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⑤就労継続B型事業
利用者の高齢化が進んでいるため、特別支援学校新卒者等の若年層を新
利用者として迎えること。
(4)地域社会への貢献
①広報誌を早田自治会連合会を通じて班回覧し地域の方の清流園に対する
認識のアップを図る。
②地域の自主防災訓練への積極的参加、津島神社の夏祭り、早田祭り、早
田市民運動会、秋フェスタ等の地域活動へ積極的に参加する。
(5)危機管理体制の推進
①指定共同生活援助における利用者の生命・財産を守るため、支援技術向
上、防災訓練、生活環境の点検、備蓄品の確保等を行う。
②利用者・家族の信頼を損ねることのないようマニュアルの作成と検証そ
して管理を行う。
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