結婚式は生きる力。 だから招待客に楽しんでいただく

長谷川高士氏
代表取締役会長
結婚式は生きる力。
だから招待客に楽しんでいただく
結婚式を挙げてほしい。
結婚してほしい。
披露宴の雰囲気をつかみながら行なう巧みな司会が評価を得、外資系ホテルから大手ゲストハウスまで
年間 2 万件の婚礼司会実績を上げているのが㈱ハセガワエスティだ。
厳しい審査と研修を経た婚礼司会者 200 人以上が活躍している。さまざまな結婚式を司る中で “
結婚式は絶対にやった方が良い ” という強い意思のもと結婚喚起に向けた活動に動き出した。
毎年行われる全体研修会では、1 年間の成果を表して授賞式を行っています。
代表取締役
結婚式を行なうべきだと思いま
借 金をしてでもしっかりとした
ち ん と 整 理 し 伝 え る た め に は、
タイルで挙げた方が良いですが、
反省、覚悟、感謝の気持ちをき
制や身 内だけの少人数などのス
「さまざまな結婚式の司会と自身
の人生を振り返る中で“結婚式
は絶対に行なった方が良い”と
いう思いが強くなりました」と
語るのが阿久津五代子社長だ。
結婚式はまさに生きる力の原
動力。結婚式を行なうことで打
ち合わせの過程で自身の人生を
振り返る。その中で両親や兄弟
はもちろんのこと、祖父母や先
生、上司や同 僚、友 人など、さ
まざまな人に支えられて生きて
きた自分自身に気づく。反省と
ともにお招きする人たちに“楽
しんでほしい”と思 う。男 性は
結婚と言 う 契約の中で、妻。と
きには宿った子どものために頑
張らなければならないという 覚
悟が生まれる。
“転職したいなぁ”
と思っていても 妻、子 どものた
めに自 分の勝 手な思いでフラフ
ラできない自 分に気がつき、仕
事をすることへの自覚が目覚め
るという。
「結婚式を行なわないよりも会費
阿久津五代子氏
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す」
(阿久津五代子社長)
。
貴重な時間を割いて二人の結
婚のためにお祝い金を持参する
招待客に対して、きちんと返し
ていくべきだという考えからだ。
列席者に楽しんでもらうために
時間をかけて打ち合わせを行な
うことにより、ますます結婚式
を行なったことの価 値が生かさ
れる。夫婦生活で喧嘩をしても
結婚式のことを思い出せば寛容
になれる。参 集いただいた人た
ちを裏切るようなことはできな
という自制心が芽生えるからだ。
まさに結婚式は二人が、家族が
生きるための自己投 資というわ
けだ。
そんな思いから結婚喚起に向
けた結婚相談所を始めた。大手
IBJにFCに加 盟し、司 会で
培ったアドバイザー能 力、ノウ
ハウを 生かしてアドバイスして
いく。アドバイスの中で 自 身の
理想が現実的で名なかったこと
に気がついたり、生涯 独 身で生
き抜いていく決意を決めるケー
スが二割あるという。
“早く気づ
かせてくれてよかった”と感 謝
の言葉もある。
女性のから働き方という観点
から「たんぽぽ保育園」を開園
した。なかなか預けるのが難し
いゼロ歳児から三歳までを対 象
としている。出産を機に仕 事を
あきらめないために、サービス
業がもっと良 くなるために、と
いう熱い思いだ。
また司 会とプロデュース業 を
融 合 させた「ムヌールコンセイ
ユ 」 も 動 き 出 し た。 起 業 し た
十五年前より長谷川高士会長が
提唱していたもの。披 露 宴の流
れを熟 知している司会者がプロ
デュースすることで当日かかわ
る音 響、映 像 ともに一体 化した
披露宴を作り出すことができる
という考えからだ。新規来館や
打ち合わせが集中する時期に既
存の施 設のスタッフに代わり 打
ち 合 わ せ を す る こ と も 可 能 だ。
実現に向けて司会者すべてにプ
ロデュー ス 業 も 教 育 し てい る。
その中でプロデュースを するこ
とにも生きがい、楽しみを見出
したスタッフがムヌールコンセイ
ユとして承認されるという 流れ
だ。
「 結 婚 式 を 行 な う ことは 本 当 に
素 晴らしいことです。それぞれ
の新郎新婦様、家族に歴史があ
り、それを肌で感じながら新郎
新婦に代わってゲストをお招き
す る こ と が 司 会 者 の 役 目 で す。
その素 晴らしさを一人でも 多 く
の方に体 感していただきたいと
いう 思い、そしていつまでも 生
う 思いを大切に、これからも司
き生きと働き続けてほしいとい
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会の枠を超え、社会に貢献でき
る企業を目指していきます」
(長谷川高士会長)
。
「HASEGAWA S.T. の S は Story、T は Tomorrow 未 来 の 物 語、
未来の流行を作り、生きることの喜びの本質を追求していこうとい
う思いが込められています。」
保育園を始めた根本は “ 働く女性を応援する ” ことにあった。特
にウエディング業界は土日が中心のため、夫や家族の理解や支援
がなければ、結婚や出産後に継続して勤めることが難しい職種だ。
そこで働く女性にとってネックとなる子育てを支援しよう!と、
まずは事務所内に保育所スペースを設けた。そして自社の司会者
だけではなく、働く女性に門戸を広げようと「南青山たんぽぽ保
育園」を開設するに至ったわけだ。0 歳児(生後 3 カ月~)~ 2
歳児の保育や、0 歳児(生後 3 カ月~)5 歳児の一時的な預かり
も行なっている。開園時間は 7 時~ 21 時まで、平日のみ、土日
のみ、また平日と土日も合わせることも可能だ。
株式会社ハセガワ S.T.
〒 150-0011 東京都渋谷区東 2-6-16
S.T. フォレスト 1F
TEL:03-5766-9066 FAX:03-5766-9060
HP:http://www.hasegawa-st.com/
働く女性を応援!
東京に「南青山たんぽぽ保育園」2012 年秋、開設
企業
データ
奥山シゲル 氏
安納和里 氏
司会&プランナー
ムヌールコンセイユ
司会&プランナー
ムヌールコンセイユ