泊村長杯を終えて。 やませんにとって久しぶりの宿泊遠征だった。約 10 年ぶりくらいかな? バーバリアンズでは…というと。創部の年に苫小牧で全道大会が開催されたときに一度だ け行った。この時の宿泊は立派なホテルだったし、家族単位での部屋割りだったので「遠征」 っていうより「家族旅行ちっくなチーム遠征」でした。宿泊家族どころかチームの全体的な 人数も少なかった。 宿泊が伴う「遠征」や「合宿」は経済的な負担もあるので、なかなか踏ん切りがつかない。 そもそもバーバリアンズを発足したときに、できるだけハードルを低くして、もっと hockey を手軽に始められるように。。。ということもテーマとしていたという理由もある。 実際に合宿となった場合、たいていは「A チーム(高学年)」 「B チーム(低学年)」と交互 に練習試合を行って、1 日 A・B 各 2 試合。翌日も各 1 試合。とかが理想だが、バーバリア ンズの人数では「A チーム」に出場している低学年もいるので、その子の肉体的負担を考え ると現実的ではない。 4・5・6 年生が各学年 5 名で 15 名。1・2・3 年生が各学年 5 名で 15 名。 2 年生と 4 年生と 6 年生に GK がひとりずつ。これは理想のチーム構成だが、なかなかそ こにまでは到達できていない。 (GK には恵まれている) さて、今回「泊村長杯」のお誘いが来て、宿泊が伴う可能性が大きな大会だったが、思い切 ってエントリーした。エントリーと同時に出場選手をチームにアナウンスしたら案の定「欠 員」が多く、いつも以上に少ない人数で試合をしなくてはならなくなった。なんとベンチの 交代選手はひとりしかいないという状況だ。なのに GK は 3 名もエントリーしている。 大会の誘いが来た時にすぐにいくつかの「テーマ」が頭に浮かんだ。 こう言っては変(変でもなんでもない)だが、泊村長杯というのは地元「泊 BMS」が上位 の成績を収められるように仕組まれた大会だ。 今年で 16 回目を迎える大会だが、過去には早々に負けてしまった BMS に対し「なんだ弱 いぢゃないか!!」と村の関係者にお叱りを受けたことがあるらしい。 それはまぁ理解できる。 「村の予算」が使われているからだ。基本的に BMS の選手の防具 はすべてチーム持ち。サイズ違いの GK のパッドが何セットも部室に保管されている。 そんな手厚いチームが地元開催で負けてしまっては一大事なのだ。 なので、BMS の「山」には星置とバーバリアンズは絶対に入らない確信があった。 苫小牧ジェッツがどんな扱いを受けるかは想像できなかったが、少なくともバーバリアン ズは星置とジェッツが 1 回戦の戦ったあとか、もしくはバーバリアンズと星置が 1 回戦で 当たることが容易に想像できた。 やません的には試合をしたことのない苫小牧ジェッツとやりたいなぁ。と思っていたのだ が。。。 そんな「地元開催有利」的な泊村長杯。必然的にバーバリアンズと星置と苫小牧ジェッツは 「3 強激突」を強いられたのである。 ある日、会社に来たら泊村アイスセンターから FAX が届いていた。 ふたを開けたら…はい。やっぱりね。でもイイんだょ。 テーマその壱:1 戦目=Reigo 先発。2 戦目=Ymato 先発。3 戦目=Yunas 先発。 テーマその弐:2 戦目・3 戦目=すぅぱぁ小学生 Nicolas あまり使わない作戦。 テーマその参:参加者全員「きょうだい化」計画。 以上が泊村長杯でバーバリアンズが「収穫」させていただきます。というモノだ。 テーマその壱:解説 いくら星置が相手とはいえ、勝てない要素は「ゼロ」ではない。もちろん戦う以上は「勝つ」 つもりでした。なんたってバーバリアンズにはすうぱぁ小学生の Nicolas がいるもんね。 いくつか「秘策」を与えたケド…あえなく撃沈。 結果的に vs 星置=Reigo。vs ウルフ=Yamato。Vs 真駒内=Yunas。と GK をそれぞれ先 発させ、経験を積ませることができた。 総合評価:星置に勝てなかったので 90 点。 テーマその弐:解説 もーちょっと交代できる選手がいたら、大胆に Nicolas を引っ込めたんだケド…交代選手が 少なすぎたので思ったようにはできない部分もあった。Nicolas は「でたいでたい」って口 うるさくいうし。。 。決めて欲しい人に決めて欲しい場面で決めてもらえなかったのもある。 総合評価:50 点。 テーマその参:解説 やっぱり…遠征の醍醐味は「雑魚寝」 「同じ釜のメシを食う」 「一緒に風呂に入る」の 3 点セ ットでしょ。くだらない会話をしたり、大人にいぢられたり、くだらない遊びに熱中したり。 そんな時間を仲間と共有できるのは「団体競技」をやっている人の特権だと思う。 上は中学生の Thomas から、下は幼稚園児の Kazuki まで、本当の「きょうだい」みたいに コロコロ遊んでいた。 これだけは言えるケド…今回一緒に宿泊できなかった人はもったいなかったと思う。 多少の経済的な負担はあるケド…お店で買ったりできないし、来年…って考えた時も、今の チームは「今しかない」し。そんな 2 度と手に入れられない経験だったとあらためて思う。 総合評価:参加者限定で 100 点。 「テーマ」を掲げて、今後もこういったケースはあまりないので「ぜひ」と思い、案内には 「やませんが責任を持ってお預かりします」って一文を加えました。あまり目に入らなかっ たかも知れません。 宿泊が伴う遠征は、基本的に今後も行う予定はありませんが、違うカタチでの合宿は現在構 想中です。 「違うカタチ」については、また機会をあらためて記述します。 今回の遠征でご協力くださった保護者の方に感謝します。 みなさんのご協力により、やませんはとても楽しい思い出ができました。 ありがとうございました。 写真撮影:Yuka Kusama
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