MRI検査環境を改善させる ライティングソリューション

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2015年12月17日
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2015年12月17日
特別企画
提供●株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
特別企画● MRI 検査環境を改善させるライティングソリューション−映像や音響で検査中の患者の不安やストレスを低減−
写真1 専用のタブレットを用いてコンセプト(音響,映像,照明の組み合わせ)を選択
MRI検査環境を改善させる ライティングソリューション
−映像や音響で検査中の患者
の不安やストレスを低減−
近年,MRI 検査の需要は高まっているが,その検査環境は決して快適
りリラックスした環境で検査を受けることを可能に
とはいえない。検査中,受診者は長時間,狭い装置の中で身動きができず,
する。本企画では,Ambient Experienceを導入
しかも,検査の際に生じる大きな音にも耐えなければならない。そのた
している総合健診センターヘルチェック横浜東口セ
め受診者からは不安やストレスを訴える声も多い。そのような中,照明
ンターの杉澤昌弘センター長に同システムを導入し
や映像,音響で受診者は不安やストレスを和らげるライティングソリュー
た経緯や導入後の受診者や放射線技師らの反応など
ションが登場し,注目を集めている。株式会社フィリップス エレクトロ
について聞いた。
ニクス ジャパンが販売しているAmbient Experienceは,受診者がよ
リラックスした環境づくりが
重要なポイント
Ambient Experienceはフィリップ
流すこともでき,受診者は映像や音
を融合させた同システムは非常に効
響によってまるで別世界にいるよう
果的であり,導入することを決めま
な感覚を体験できる。ヘルチェック
した」
と話す。
横浜東口センターでは,2014年4月に
同氏は,MRI自体は侵襲性が低く,
杉澤 昌弘氏
総合健診センターヘルチェック
横浜東口センター センター長
く伝わり,スムーズに検査が実施で
早期発見,早期治療が重要となる。
センターでは今後,脳ドック以外に
た点に触れ,
「検査時に発生する大
きます。Ambient Experienceは受
脳血管疾患は脳動脈の異常が引き金
も MRCP(Magnet ic resona nce
きな音が解消されれば,受診者の快
診者と技師との良好なコミュニケー
となり発症するが,MRIを用いた精
cholangiopancreatography:MR胆
適性はより高まります。当院でも導
MRI検査では一般的に閉所への恐
ション構築にも重要な役割を果たし
密な検査を行うことで脳梗塞やくも
管膵管撮影)
や心臓 MRI 検査も実施
入を検討しています」
と話す。
安定した状態での撮影により
患者と技師双方にメリット
スが1891年にオランダで炭素フィラ
Ambient Experienceを導入したが,
精度も高いため,健診などのスクリー
怖心や不安などから検査を途中で中
ていますし,リラックスした環境下
膜下出血の発症を予知し,未然に防
していきたいと話す。
最後に同氏は「どの検査にもあて
メント電球の製造を行う会社として
受診者にはたいへん好評だという。
ニングには適しているとしながらも,
断せざるをえないケースもあるとし
では再撮影の必要性も低いため,技
ぐことが可能となる。
また,同氏によると,現在 MRI 検
はまることですが,検査結果の精度
創業して以来,長年培ってきたライ
同センター画像診断室の室長でも
受診者がリラックスして検査が受け
た上で,杉澤氏は「当院ではそのよ
師の作業環境もとても良いです」
と
杉澤氏は「MRI 検査に対して不安
査ではシークエンスごとに撮影する
について信頼性を確保することはも
ティングの技術を応用して完成させ
ある杉澤氏は導入の経緯について
られる環境の必要性は強く感じてい
うな 受 診 者 はほとんど いませ ん。
受診者と技師双方にメリットがある
のある方も,Ambient Experienceが
方法が行われているが,今後,変更
はや当然であり,今後は精度以外で
た医療機関向けのライテイングソ
「昨年
(2014年)
,同センターをリニュー
たという。
「受診者が検査室に入る
Ambient Experienceに対する満足
点を強調。さらに「検査時間が短縮
導入されている環境では受診しやす
の可能性も考えているという。その
受診者の満足度を高めることが重要
リューションで,同社の医療機器事
アルする際,Ambient Experience
と,心和む空間が待っており,それ
感が大きいことが主な理由だと考え
され,1日に多くのMRI 検査を実施
いといえます。脳血管疾患の検査を
ため,技術面での改良にも関心が高
なポイントです。受診者の検査環境
業部と照明機器事業部が共同で開発
を導入したのですが,以前からわれ
まで不安を感じていた受診者もすぐ
ています」
と指摘。
「受診者からは気
できます」
と多くの受診者のリクエス
希望される方は,積極的に検査を受
い。
「将来的には脳全体の画像を一
を向上していかなければならない時
した。光の三原色である赤,青,緑
われは健診を受ける受診者には快
リラックスすることができます。無機
が紛れた,ストレスを感じなかった
トに応えることができる点にも言及
けていただき,要精密検査になった
度撮影し,それを画像処理により各
代が来ています。検査環境の充実を
の光を用いてCTやMRIなどの撮影
適な検査空間の提供が必要である
質な検査室が一瞬で快適な空間へ変
など肯定的な感想が寄せられます」
した。
場合は,早期診断と治療に結び付け
シークエンスに分けられるような技
目的としたAmbient Experienceの導
室の壁や天井の色調を変えたり,タッ
と考えていました」
と説明。
「MRI 検
わる同システムは画期的と感じまし
と話す。
てほしいと思います」
と話す。
術が可能になるとよいですね。この
入はその取り組みの一つです。環境
Ambient Experience導入で
より受診しやすくなったMRI検査
チパネルを操作して壁面に森林や海,
査では不快な検査音や閉所に数十
た」
と語り,さらに「受診者からも大
さらに,同システムを評価する声
宇宙空間などの受診者が楽しめる風
分間,1人になるといった状況を伴
きな音や閉所が気にならないと好評
は受診者だけでなく,検査を行う技
景,またはアニメーションを投影する
うため,受診者には苦痛やストレス
で,導入から約1年半たちますが,
師からも上がっているという。同氏
同センターでは,高性能な最新
ことが可能
(写真1,2)
である。
を強いる結果となります。それらを
効果は大きいといえます」
と同システ
は「入室後,受診者はすぐにリラッ
MRIを導入し,成人の脳ドック検査
また,その情景と連動したBGMを
軽減する上で,ライティングや映像
ムを評価した。
クスできるため,技師の指示もうま
に対応している。脳血管疾患は,が
んや心疾患とともに重大疾患であり,
技術があれば撮影の時間短縮や,よ
の改善を通して,多くの疾患の早期
り多くの部位の撮影につながる可能
発見,早期治療につながれば受診者
性があります」
と期待を寄せる。その
にも病院側にも大きなメリットになり
他,MRI検査の際の不快な検査音を
ます」
と検査環境改善の重要性を強
展 望 に つ い て 杉 澤 氏 に 聞 い た。
80%程度軽減するシステム
(フィリッ
調した。
Ambient Experienceを導入した同
プ社のComforTone,図)
が開発され
今後の展望:検査時の不快な音の
削減などを検討
最後に同センター施設の今後の
写真2 ヘルチェック横浜東口センターのMRI検査室
(Ambient Experience作動中)
図
MRI検査での音量の比較
(ComforTone使用時 vs. 非使用時)
タッチパネルに表示されたコンセプト(音響,映像,照明の組み合わせ)のコンテンツ
Ambient Experienceが実現する
MRIの新たな世界
リファレンス
スキャン
Ambient Experienceは株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャ
パンが提案する新たなライティングソリューションで,MRI 検査時の患
者の不安やストレスを軽減させ,リラックスできる環境を提供する。患
者はMRI装置の中で映像や音響を楽しみながら検査を受けることができ
る。同システムには,
「オートガイダンス」
と「静音化」
という2つの機能
が備わっている。
T1
一般の
スキャン
T2
1)
オートガイダンス
オートガイダンス機能の
“Auto Voice”
は,検査に対する不安を和らげ
るアナウンスを流すことができる機能で,患者に検査時の「息止め」
や
「静止」
の合図や残りの検査時間などを知らせることができる。
ComforTone
Flair
2)
静音化
検査中に発生する音を軽減する
“ComforTone”
は,一連の検査を通して
最大80%の検査音ノイズを低減することができる静音化機能である。
DWI
一般のスキャン
TOF
ComforTone使用時
65.0
70.0
75.0
80.0
85.0
90.0
95.0 100.0 105.0
これらの機能によって患者は快適な環境の中で検査を受けることがで
きる。また撮影時の不安やストレスが軽減されることで,撮影がスムー
ズに行われ,その結果,再撮影や撮影中断の割合が減少することが期
待できる。その他,撮影を行う放射線技師もスムーズな撮影が可能とな
るなどメリットは多く,患者との良好なコミュニケーション構築も期待
できる。
dB*
1スキャン当たりの等価騒音レベル
(Ingenia 1.5Tのボアのiso centerで測定)
00∼00ページは
(フィリップ社提供)
MT0000_philips3_MI.indd すべてのページ
プロセスシアンプロセスマゼンタ
プロセスシアン
プロセスマゼンタプロセスイエロー
プロセスイエロープロセスブラック
プロセスブラック
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの提供です
2015/11/26 15:33